3 ビー玉坂〜卒業式の前に視るその場所は…
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―職員室―
…――、っ …
[は、と息を吐いた。 嗚呼。本当に、お節介が伝染って いる。]
っ… なに、耄(ほう)けたこと、 謂ってるん ですか。
早く。出て下さい。…早く。
[ずるりと背後で動く闇色の粘液のような物体から逃げるように扉を示して外へと出る。職員室から誰も居なくなったのならば、しっかりと、閉じてしまう。]
(354) 2010/03/01(Mon) 20時頃
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―購買→職員室前―
[走り出すならやや遅れて後を追い]
先生! スティーブンス先生!
[戸は未だに閉まったままで、ドンドンと叩いたが返事はなく。 中にはまだ何かの蠢く気配が残り]
開けよう。
[戸に鍵は掛かっていない。 それでも外には出てこないのなら最悪直ぐ閉じてしまえば。 セシルが開いた先の光景に目を疑ったが]
何故じゃない、さっさとそこから出た出た!
(355) 2010/03/01(Mon) 20時頃
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―中庭―
[荷物だけ置かせてもらって外へ出る。 謝罪はきっと自己満足、いや、それにすらならないのだろうけど。
花壇は少し、荒れていた。 園芸部のあの子が悲しむかもしれない。
思って、
夏の記憶に目を向ける。 陰性植物のような白が、視界の中で蠢いた]
(356) 2010/03/01(Mon) 20時頃
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−校長室− [隠した左手の下、闇が拡がっていた。 そして 木霊する様に響く 魍魎? たちの 怨嗟? の声。]
ぅ、ぅう
[さみしい、くらい、さみしい、うらやましい。 ねたましい、うらやましい、さみしい、ひとりはいやだ。]
僕は ―― だ。
[左眼を押えていた手は頭を抱えるように。 絞り出した言葉に、声は少しだけ小さくなった。]
(357) 2010/03/01(Mon) 20時頃
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―― 美術室 ――
う、るせ………
[へたりこんだら、疲れと、痛みと、強い感情が襲ってきていて]
[サイモンの孤独の涙で前が良く見えない。 サイモンの失恋の嘆きで周囲の音がよく聞こえない。 サイモンの断末魔の痛みで、周囲の気配がよく分からない]
[だから、今、目の前で誰が何をやったのか良く分からない]
[分かるのは、自分の周囲に退避させた、自分の絵のことだけ。それだけはどうしてもサイモンに明け渡せない、その砦だけ]
(358) 2010/03/01(Mon) 20時頃
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[顔を顰める。声はまだ続いている。 少し息は上がっていた。 >>351扉の開く音。驚いて ガタン と音を立て棚に寄りかかる。 狭い視界の中認めた顔に、少しだけ表情を緩めたが。 顔にあるのは、憔悴と 拡がった 闇。]
……あ、ファイルヒェン 君。 ううん、僕こそ色々動いちゃって、ごめんね。
[少しだけ、笑って 見せた。]
(359) 2010/03/01(Mon) 20時頃
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[無事に部屋の外まで吐き出されたのを見て閉めるように頼む。]
OK、もう誰も居ないよ!
[直ぐにまた一枚の扉を隔てて溶解液は隔離された。]
っはー……心臓に悪い。 ありがとシェリー君、大丈夫そうだね。
(360) 2010/03/01(Mon) 20時頃
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[聞こえた 声は。 そこにある闇に 同調した けれど。]
僕の コエ?
(-130) 2010/03/01(Mon) 20時頃
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……でも 。
[僕は ひとりだ。]
(-131) 2010/03/01(Mon) 20時頃
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[だれと、居ても。]
[どこに、居ても。]
[大勢で居れば 居る ほど。]
(-132) 2010/03/01(Mon) 20時頃
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[ひとり だと 感じる。]
(-133) 2010/03/01(Mon) 20時頃
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ヘクター!! [昏倒したヘクターと崩れ落ちるディーンに愕然とする]
……あんたね。……あんたがギュスター君に何かしたんでしょ! いい加減にしなさいよ!!
[逆上してケイトに掴みかかろうと手を伸ばす]
(361) 2010/03/01(Mon) 20時頃
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[キャロライナの言葉、宣言に 緋色を深めて笑みを浮かべる]
[崩れるディーンを見れば ひやりとした冷気と闇の気配で触れ]
[ジェレミーの背後にいるサイモンを睨みつけてから]
もっと あそぼ
[気を失ったヘクターの傍らに歩み寄れば] [どろりと闇を彼の肉体に落とそうと]
(@38) 2010/03/01(Mon) 20時頃
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[早く、そういわれて荷物を手に廊下へと這い出る。 ビー玉が目に入った。それを拾い上げる。
ゼリー状のものはべたべたとして、珈琲がかかったところだけ溶けていた。 指にかかったのか赤く]
貴方に、助けられたようですね。 ――。
[白衣と、ジャケットを脱ぐ。中のシャツは襟元だけが濡れていて無事だった]
ありがとうございます。 ですが本当に。驚いたのですよ。
[荷物から無事なものを取り出す。フォトフレームの中、入っていた写真は濡れてしまっていた。マーゴの面影を残す少女と、その母親の写真。それを、ノートの間に挟んで鞄へとしまいなおす]
(362) 2010/03/01(Mon) 20時頃
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…え?!
[今まで繋いでいた手を振り払われ、 走り出す背を慌てておって、たどり着いた先で見た物に目を丸くして。]
ディーン、ヘクター、大丈夫!?
[美術室の中に入って、崩れ落ちたディーンを支えながら、 視線はヘクターの方へ。]
(363) 2010/03/01(Mon) 20時頃
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…… はな?
[ああ。]
そう『ダ、花ヲ咲カセヨウ カ。』
『赤クて、大キナ 花を。』
『キット、綺麗だよ……ね』?
(*104) 2010/03/01(Mon) 20時頃
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─校長室─
…………大丈夫、かよ。
[呼びかけに、最初に返って来た物音と、向けられる表情。 笑みはあっても、憔悴の方が大きく見えたから、最初に口をついたのは、こんな問い]
……とりあえず、これ。 着けとけば、少しは落ち着くと思う。
人から見えない、って、結構気持ちラクになるし、な。
(364) 2010/03/01(Mon) 20時頃
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[>>=2を聞いて一瞬息を呑んだのが向こうにも届いてしまうか。]
痛くは、ない? ……何か生えたって、色がついたって。 あんただって事に変わりは無いからね。
[既に友人が苦しんだ身体の変化、 それがここにも起きていたとは]
(=3) 2010/03/01(Mon) 20時頃
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なんのこと?
[落ちる闇は僅かだけ][キャロライナに掴まれれば]
[恐ろしいほどの冷たさの肉体に触れることとなる]
(@39) 2010/03/01(Mon) 20時頃
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演劇部 オスカーは、飼育委員 フィリップに持ってきた眼帯を差し出した。
2010/03/01(Mon) 20時頃
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―ミニ畑―
…なに、あれは…?
[考えなしに駆け出せば、 >>331おぞましい植物たちを慈しむバーナバスの姿を瞳に写した。]
……な、なにしてるんですか! 引き込まれ る ……っ!
[傍らにしゃがみこめば、 その白い手の一本を退けようと薄気味悪さを押さえながら両手で掴んだ。つめたい つめたい 闇の感触。]
バーナバスさん…っ!
[けれど彼は至福そうで、呼んだ名は、声は、届くのか]
(365) 2010/03/01(Mon) 20時半頃
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―― 美術室 ――
[ケイトの視線を感じたのか、サイモンの恐怖が流れ込む。 身が勝手にびくりと震えて、最大限小さくなろうとした]
(366) 2010/03/01(Mon) 20時半頃
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あかいはな? 花はすき よ
(*105) 2010/03/01(Mon) 20時半頃
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―職員室前廊下―
―――っ、…は
[もう一度、肩を上下させて息を吐く]
…… 、… なんとかな
[ミッシェルに視線を呉れて、 そう謂った。 スティーブンを、見て]
……ひとに説教しといて何してる… ……莫迦じゃ ないのか
[言葉は少し 誰かに似る。 手に抱き締めたは二枚のシャツ]
(367) 2010/03/01(Mon) 20時半頃
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……この花はいただけないけど。
(*106) 2010/03/01(Mon) 20時半頃
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[なにしてるは]
[俺だ]
[鬼は]
[―――鬼は。]
……あかい、はな?
[ようやく、こちら側に、耳を澄まして]
(*107) 2010/03/01(Mon) 20時半頃
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>>365
あ?
[「植物」が纏わりついて甘えてくるのを撫でていると、「植物」ではない、何かがやってきたような気がした。]
誰だぁ? 今、ちょっと世話してるんでね。
電球でも切れたかい? なら悪いけど、もうちょっと待ってくれ。
[その首や肩に手や足が絡んで……抱えた首はグロリアに向かってにたぁっと笑う。]
(368) 2010/03/01(Mon) 20時半頃
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ひっ!
[掴んだケイトの肩はあまりにも冷たい。 はじかれた様に手を離し、弾みで尻餅をついてしまう。
ヘクターに闇が落とされるを見て止めようとするが、竦んだ身体は言うことを聞かず、ただ震えるばかりで]
(369) 2010/03/01(Mon) 20時半頃
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−校長室−
今、A組のコールリッジさんとミッシェルさんが 来てて。 宜しくって、言ってたよ。
[マーゴの話をしたから、お互いが知り合っているのはもう解っていた事かもしれない。 解ってて、誤魔化そうと、したのかも知れない。 >>364大丈夫かと問われて。]
…… はは、流石に、ちょっと。疲れた、かな。 ここが変になって、体感時間的にはケッコー経つし。 言われたように、グミキャンディーでも、貰おうかな。 なんか凄い色らしいけど。
[苦笑いを。一つ。 差し出された眼帯。 ありがとうと言って右手で受け取ると、背を向けてそれを左眼の辺りに嵌める。]
そう…… だね。 見られたくは ないし、見せたくも ない なぁ。
(370) 2010/03/01(Mon) 20時半頃
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紐 ジェレミーは、美術部 ミッシェルのことを頭の隅でぼんやりと心配した
2010/03/01(Mon) 20時半頃
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[はぁ、と溜息を吐く。闇に蓋をした所為か、小さな声はなお反響して聞こえるようだった。 向き直る、眼帯はしてても気になって、つい左手で隠してしまう。]
あ、そうだ。校長先生の話……
[ここで見つけた事を話せばすでに知って居るようで。]
そか、ファイルヒェン君は、どうする?
[何か心当たりは、ないかと。]
(371) 2010/03/01(Mon) 20時半頃
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[サイモンの気配に 尻餅をついたキャロライナに]
[くすくす] [ わらう ]
[キャロライナが触れられるのは肩から腕まで] [肉体は触れようとしてもすり抜ける]
あたしが、こわい?
(@40) 2010/03/01(Mon) 20時半頃
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