26 Fairy Tales Ep.4
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[まるでそう自分に言い聞かせるように言い]
(-8) 2010/08/13(Fri) 17時頃
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[―――― やがて
鎮火活動が行われるまで消火活動を手伝う事にした。 焼け跡から出てくる焼死体に嘆く人の声を聞く。
もう、ロミ爺もグロリアもウェーズリーも 居ない。]
[ ず、と 抑え込めていた心の感情が湧き出てくる感覚。]
(6) 2010/08/13(Fri) 17時頃
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…ルゥが僕を探してる
僕はルゥより先にフランシスカを殺す気でいたよ 振り上げた刃が引き金をひいたのに… ルゥに其の幕引きを押し付けてしまったね
でも僕はもうルゥの背中を護れない 魔力がなければ友達も形を定めてはいられない
(-9) 2010/08/13(Fri) 17時頃
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…だめだ、 やめろ … ちがう、 そうじゃ…ッ ぁ
[右腕がぎちりぎちりと拒むように締め付ける。
大切な人を奪われた苦しみ、辛さ、 ―――― 憎しみ。]
ッ、あ
あああああ あああああ…、…
[奥の個室があっただろう場所でベッドからは離れた場所。 何も言わずの姿になった義父の遺体の横で膝から崩れ落ちるように蹲り 叫び声を上げた。**]
――― テッド、… 殺して やる、…
(7) 2010/08/13(Fri) 17時頃
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双生児 オスカーは、良家の息子 ルーカスの背に舞うしろい花弁――― *ひらり*
2010/08/13(Fri) 17時頃
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矛盾してる
[ 解ってる ]
憎しみで 殺しちゃだめだ
[ 解ってる ]
彼だって苦しんだんだ
[解ってる]
解ってンだ、 ……でも ――――――ッ
(-10) 2010/08/13(Fri) 17時頃
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おじいちゃんを殺したのも 其のおじさんを殺したのも この診療所を燃やしたのも
テッドじゃないよ
人間のひとりひとり違うように 人狼もひとりひとり違うと思う
ルゥ―――…
ポーチュならルゥを止められるかな…
(-11) 2010/08/13(Fri) 17時頃
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許せ ねェ…よ。
(-12) 2010/08/13(Fri) 17時頃
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―回想―
〔テッドに手を引かれていく妹を追うように、魂は漂う。〕
〔二人の会話を聞き、彼の正体と、人狼にかけられた呪いの正体を知る。〕
……欲望は戦乱を巻き起こす負のエネルギー……。
〔言葉を繰り返し、俯く〕
〔本当にそうだろうか? 例えば、大切なものを守りたいと願うこの気持ちも、『欲望』と言いはしないだろうか?〕
…… 何が、違うのかしら? 〔この青年と自分の『思い』。 何かを守りたいと思う願い、生きたいという願い〕
〔おなじなのかもしれない。 でも違うのかもしれない。〕
(+3) 2010/08/13(Fri) 17時半頃
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〔逡巡するうち、白い狼は、現れたオスカーを襲う〕
……… ごめん。 また守れなかったね。
〔微かにグロリアの面影を映す白い人型は、クシャリと顔を歪めた。>>+1へ〕
(+4) 2010/08/13(Fri) 17時半頃
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/* ひぃいいいい、兄貴ー…。 さて、時間十分取れるのは今日が最後かもしれないのでじっくりやりましょうか。
(-13) 2010/08/13(Fri) 18時頃
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―診療所付近― [少女の周りを浮遊していた光、もしくは蝶。
蝶の姿を模した光、なのか。 光を帯びた蝶、なのか。
どちらかは分からないが。 それでもその羽根を静かに動かし、木の枝へと向かった。 1匹の蝶は2匹となり、3匹となり。 たくさんの蝶が集まり、光となる。
それは、光と呼ぶにはあまりにも弱いもの。 けれど、確かに明滅する。 炎の明るさに飲まれて誰にも気付かれない。]
(-14) 2010/08/13(Fri) 18時頃
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〔魂は妹の傍にいるから、兄の心に芽生えた「もの」を 未だ知らない.〕
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(+5) 2010/08/13(Fri) 18時頃
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―回想:第二部より―
〔弟のように思っていた少年(フィリップ)は、人狼だった。 わずかに秘めた魔力から、魔法の夢でそれを知ったとき、これから愛そうとしていた青年(ベネット)を、少年は殺していた〕
〔小さな魔女(ゾーイ)に教えられ、愛を拒み人を隔てていたのは自分の方だと気づいた自分。〕
〔何かから逃げるように、自分をさらって走る少年に、私は叫ぶ。〕
〔誰かから愛されていることに気づいていないあなたは、私を愛することはできない〕
〔少年は石に変わり、村を守っていた愛の精霊の化身「ティナさま」が崩れて、愛の精霊が甦った。〕
〔オルグイユ村に向かうことを決めた私は、少年を砕く茶褐色の女性を見た〕
(+6) 2010/08/13(Fri) 18時頃
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[光はやがて、女の姿をとる。 フードを目深に被り表情は伺えない。 ただ、燃える診療所を黙って見詰めてそれから呟く。]
………ルーカス…。
[勇気を教えてくれた人の名前を呼ぶ。 助けることなどできない。 彼の前に姿を現すことは、赦されないことだろうから。 女は唇を静かに噛んだ。]
憎しみの炎で焦がれて堕ちた人の顛末、知ってるでしょ。 貴方の「続き」はそっちじゃない。 ……そっちは、アタシの「続き」だ。
[指先からふわり飛び立つ光の蝶。 それは、ルーカスの周りからつかず離れず羽根を動かす。]
(-15) 2010/08/13(Fri) 18時頃
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―森の中の墓場―
――――――っ!!!!!!!
[思わず目を背けてしまいます。 けれど手元に転がってきた大きな杖に顔を上げます。]
―――おねっ、
[そのまま広がるのは赤い色。 お姉さんはこちらを向かず前を見ていたように見えました。]
―――――〜っ!!
[もう間に合わない。 伸ばした手は届かなかった、本当にわたし何やってんだろ…。 こんな風に見てるだけじゃなくて。 何かをするために、ここに戻ってきたはずなのに。 悔しくって、土をぎゅっと握り締めました。]
(8) 2010/08/13(Fri) 18時半頃
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[目の前にいた白い狼は、人間へと突然戻りました。]
――――…オパール……? 何の……話…してるの…?
[自分の背丈と変わらない、ううん、もしかするともっと大きな杖をぎゅっと握り締めます。 よく見たら、木の枝を何かで繋ぎ合わせているような。 そんな不思議な感じの杖。 お兄さんは1人で歩き出していきました。 追わないといけないって思ったけど、足を痛めていて。]
―――――っ!!
[その場でもう1度こけると、持っていた空き瓶が転がりました。 首の傷の血はもう止まっているようだけど、薬塗った方がいいような気がします。]
(9) 2010/08/13(Fri) 18時半頃
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――――――〜っ!!
[痛みをこらえてもう1度立ち上がります。 杖を支えにして深呼吸した後。 落とした空き瓶と、それから少し離れているところにあるサイモンさんの本を拾います。 お兄さんの姿はもう見えなくなっていました。]
……どうしよう…村に…戻れるかな…。 お兄さんについて来ただけだから…分かんないや…。
[杖におでこをくっつけて目を伏せます。 そういえば昨日寝てなかったし、ちょっと眠い。 目を閉じて開くと、そこには闇がまた広がっていました。]
(10) 2010/08/13(Fri) 19時頃
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『証』にとりつけられた石の話だったんですがね。 ブラックオパールであることは知らなかったんでしょうか。
(!0) 2010/08/13(Fri) 19時頃
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[闇の中でまた声だけが聞こえてきます。 誰の声だかやっぱりそこまでは分からないけど。 聞こえてきた声を1つ1つ確かめるようにして。]
『ニンゲン』は自分の為なら、必ず誰かを裏切る。 『ニンゲン』は結局自分が大事な、『アワレナイキモノ』。
[必ず、なのかな? わたしは裏切りたくない、けど、誰かを裏切ってるの。 裏切るってことは…その人を信用してるから裏切られるんだよね…。]
わたし………、ちゃんと答えなきゃ……。
[もう1度目を伏せる。]
(11) 2010/08/13(Fri) 19時頃
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……キライとか言っちゃダメだ。 きっと、それは――――――、
[目を開いて、お墓を見ました。 レグルス様って人と、カストルって人のお墓。 あのポルクスって人にとって大事な人。]
……この人たちも望んでないんじゃないかな…。 うん、これもきれいごと、って言われるんだろうけど…。
[ばしっ、と両頬をたたきました。 傷がちょっと痛かったけど、目が覚めたようなそんな気がします。]
よしっ、がんばるっ!とりあえず、追いかけないと…追いつくかなぁー…。
[お兄さんの行った方向へ、歩き出しました。]
(12) 2010/08/13(Fri) 19時半頃
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ああっ!ちょっと、待った。
[少し歩き出したところで少し戻ります。]
………あ、えっと、ポーチュラカですっ、こんにちは!
[お墓の前でそう言ってお祈りした後。 ああ、でもわたしも憎まれてるのかな。]
わたしも…オルグイユだもんね…。 でも、仲良くしたいんだもん…。 よしっ、じゃあ、行こうっ!!
[お墓にちゃんと挨拶もして、今度こそお兄さんの後を追いました。]
(13) 2010/08/13(Fri) 19時半頃
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ポーチュ… 如何かルゥを―――…
(-16) 2010/08/13(Fri) 20時半頃
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― 診療所跡 ―
[グロリアの肉体も、オスカーの魂も無く ロミ爺の遺体もウェーズリーの遺体も焼け焦げていた。]
全部終わったら… 一緒に
今度こそ家族になれるって、
俺の兄弟を連れてきてもいいって
そう、言って くれていたのに…
許せねェ…、俺 許せねェよ。親父。
テッドを 殺すしかねェんだ。 ――― テッドを…
(14) 2010/08/13(Fri) 21時頃
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良家の息子 ルーカスは、ゆらりとその場で立ち上がれば、周囲の人には目もくれずふらふらと歩き出して
2010/08/13(Fri) 21時頃
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ポルクスは足の悪い人狼だった テッドと同じ、後ろの足 ――――
それに何よりあいつの言動が すべてを物語ってたじゃねェか。
どうして なんでもっと早くに
――――― 殺さなかったンだろうな…
(15) 2010/08/13(Fri) 21時頃
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そしたら 誰も死なずに済んだかもしれねェのに 誰も、 ――― 誰も?
[本当にそうなのかと一寸過る思考はすぐ消えて]
テッド、どこだよ…
[彼の家があると聞いた森の方へと足を進めた。]
(16) 2010/08/13(Fri) 21時頃
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―診療所近く―
[左足を軸にくるりと廻る。 軽く走ってみる。 その場で跳ねてみる。
出来なかった事を一通り試す。]
性別には少し驚きましたけれど。 なかなか具合がいいですね。
[痣のある体は多少痛むが、以前と比べれば問題にはならない。]
(17) 2010/08/13(Fri) 21時頃
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そういえばこれは……?
[手元には胡椒の瓶とウロボロスが表紙に刻まれた本。 何に使用する物なのかは分からない。]
……ソフィアさんがさっきオスカーの身体に居て。 俺が、ソフィアさんの身体に居るという事は。 オスカーは今、俺の姿をしているのかな。
[心臓が止まっているのでは、と思いながら。 瓶も本も持って行く事にして、森の方へ歩き出す。]
(18) 2010/08/13(Fri) 21時頃
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随分派手にしていましたけど、どうなりました?
[ふと、思い出して診療所で暴れていた筈の仲間に『声』を掛ける。]
(*0) 2010/08/13(Fri) 21時頃
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…………。
[返事は返らず、不吉な予感に眉を顰める。]
(*1) 2010/08/13(Fri) 21時頃
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店番 ソフィアは、メモを貼った。
2010/08/13(Fri) 21時頃
若者 テッドは、メモを貼った。
2010/08/13(Fri) 21時半頃
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― →森 ―
[村は診療所界隈に人が集中しているのもあり 他の場所を歩けば静かなものだった。]
…ッ、痛
[右腕の痛みに眉を寄せる。 それでも森の入口ほどまで来れば]
ソフィ …?
(19) 2010/08/13(Fri) 21時半頃
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