204 Rosey Snow-蟹薔薇村
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
6日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
2
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
|
― 3階・室内 ―
[幼い頃から評価はいつも同じだった。 落ち着いている、大人びている、聞き分けの良い大人しい子供。 そう思われていたから、ディーンは全てを飲み込んだ。 吐き出すべき毒も、我儘も全てを飲み込んで汚れていった。
本当は我儘で醜くて、弱い。 そんな自分の姿を、ディーンはひたすらに隠し続けた。
しかし、>>349柔らかな日の光がそれを暴いた。 炎で以て頑なだった氷を溶かし、それだけでなく――。]
ニコラ――……、っ
[白いベッドに横たわったまま、ディーンは彼の名を呼んだ。 優しいキスと、汚れた指先を噛む硬い歯の感触だけでひどく熱を帯びた息を吐く。]
(357) 2014/11/18(Tue) 22時頃
|
|
……もっと、強く 噛んで
[溜め込んだ汚れはきっと、彼に食べられる為にあった。 汚れて穢れてぶくぶくに太った欲望で、 彼の腹と心を満たすことが出来る。 そう思えば、あさましく強請ることの一つぐらい何でもない。
空いたままの片方の手を伸ばし、ニコラの髪をそっと撫でる。 爪先も、舌も、眼球も、腸も。 全てを彼に、食まれたい。]
(358) 2014/11/18(Tue) 22時頃
|
|
――……っ あ、 ……!
[>>373望むままに与えられる。 子供のような我儘やおねだりも、きっと彼ならば許してくれる。 薄い肉に歯が突き立てられ食い込んだ。 黒いインクの汚れを赤色が上書きする。 指先一つ食まれるだけで言いようも無い熱さに襲われ、ディーンは艶めいた声を上げた。 藍鉄色の双眸を細め、髪を撫でていた手を頬まで滑らせる。
緩く、笑みの形に口角が持ち上がった。 薄く開いたままの唇から、喘ぐような息が漏れる。]
(382) 2014/11/18(Tue) 23時頃
|
|
僕、は……――必要とされたかった きっと、誰かに 僕を、見て欲しかった
でも、今は 「誰か」は 嫌だ
[>>375痛みと熱さで乱れる息の最中、囁くようにディーンは言葉を零す。 もう何を隠す必要も無い。 肉も、心も、全てを彼に差し出すと決めたのだ。 ――大事なものの全てを捨てても。
ニコラの親指が唇をなぞる。 それが離れる前に一度、指の腹に舌を伸ばした。 伝わるのは美味しいとも思えない自分の血と、ニコラの皮膚の感触。
首筋に落ちる唇に期待するように、頬に触れているディーンの手が震える。 腹を食い破られて、中身を引き摺り出されて――全てが暴かれる瞬間の恍惚を想像する。 今欲しいのは「誰か」ではなく。]
――…… 君でないと 嫌だ。
(383) 2014/11/18(Tue) 23時頃
|
|
[>>392憐みの言葉に、ディーンはゆっくりと瞼を瞬かせる。 そう、かわいそう。だからもっと憐れんで欲しい。憐れに思って優しくして欲しい。そして甘えることを許して欲しい。 大人の形が溶けて消えて、残るのはついぞ消し去ることの出来なかった子供の願望ばかり。 それらもきっと、彼以外に分かってくれる人などいない。
>>393喜んでくれるなら、どんな言葉もあげよう。 言葉を紡ぐための舌ごと差し出そう。 淡い金色の髪に指先を絡めて、ディーンは深く息を吐く。 恍惚の混じり込むそれが>>394続く言葉に、一度、詰まった。
弱い顔が好きだとニコラは言った。 しかし今はとても嬉しくて、溺れてしまいそうなほど幸せで。 ――今の自分は、彼が好きだと言う顔をしているのだろうか。]
(404) 2014/11/19(Wed) 00時頃
|
|
……っ、ニコラ 、ニコラ
[不安に駆られて名前を呼び、指先の欠けた手も伸ばす。 腹の肉を食い千切られる痛みにくらくらと酔いそうになりながら、 伸ばした両手はニコラの頬を包むように添えて。
呼吸の度に腹が上下して、赤い蜜が零れる。 痛くて、熱くて、気持ち良くて、もっと欲しくて。]
ニコラ、 好き 君が好きなんだ だから、
[どこにもいかないで。
飾りも技巧も失われた言葉は、皮膚の奥にある内臓に等しい。 覆い隠すものの無い本来の姿を曝け出して、ディーンの藍鉄色の瞳が涙の膜を張り、揺れる。]
(408) 2014/11/19(Wed) 00時頃
|
|
/* ほんと 私のやるディーンは 毎度毎度 こんな感じ
多分 チップの所為 ←ものすごい我慢顔やん
(-127) 2014/11/19(Wed) 00時頃
|
|
/* これで投票が失敗して リビングデットと化する ディーン 別の物語が 始まる……!!
(-129) 2014/11/19(Wed) 00時頃
|
|
/* あと フィリップが 襲撃先を 探している感 ニコラが狼じゃないから 投票枠は いただきだぜ
(-130) 2014/11/19(Wed) 00時頃
|
|
/* しかし 中の人は 最後まで ディーンさんの 願望が 分からなかったです めんどくさい人だな って思ったので 割と真剣に 自殺ルートも 用意してた
(-131) 2014/11/19(Wed) 00時頃
|
|
――……ん、っふ ぁ、あ……は、
[>>423触れられた箇所から新たな熱が生まれ、ディーンは息を詰め、喘ぐ。爪先がもがくように床を掻いた。 目元に落ちる柔らかな感触にゆっくりと息を吐いて。]
ずっと、一緒――……
[そう、彼に食べられて、ずっと彼の中にいられる。 皮膚などという邪魔な境目もなくなる。 他の全てに目を瞑り、ディーンはひたすらに目の前の幸福だけを見つめる。 重なる唇から伝わる甘い甘い味は、思考さえ蕩けさせていく。]
(440) 2014/11/19(Wed) 00時半頃
|
|
ニコラ……ずっと 一緒にいて
[彼を見る為の目が無くなってしまうのは惜しいが、これからは彼の目が自分の目になるのだから構いはしない。 眼球に触れられる反射で、閉じてしまおうとする瞼が煩わしい。 ニコラの指が瞳の表面から涙を押し出して、こめかみを伝って落ちていく。
薄曇りの灰色の双眸を食べたいとは思わなかった。 ただ、ずっと見ていて欲しい。 肉が食いつくされて骨すらも朽ちる、その瞬間まで。
瞳から涙を溢れさせながら、ディーンは笑った。]
(441) 2014/11/19(Wed) 00時半頃
|
|
/* よもやの シメオンが同時落ちの 可能性
(-139) 2014/11/19(Wed) 01時頃
|
|
/* 保護者泣いちゃうよ
(-140) 2014/11/19(Wed) 01時頃
|
|
……っぐ、ぁ、あ、ああぁぁ ……っ!!
[>>451ニコラの指が、誰も触れたことの無い奥深くに触れる。 喉の奥から押さえきれない歓喜の声を上げながら、ディーンはニコラの肩を掴んだ。 痕の残りそうなほど強く強く縋って、熱さに喘ぎながらも>>454彼の声に耳をそばだてて。
>>456片方しかない目では、彼が何に触れたのかが分からない。 熱さの所為で、触れられたのが何処かも分からない。 しかし、ニコラの声だけは聞き逃さない。 よくきいて、と彼が言ったから。]
(467) 2014/11/19(Wed) 01時半頃
|
|
ニ、コラ……君が、僕 の唯一…… 僕を 助け、てくれる……僕の、 太陽
ぼくの かみ、さま
[乱れる呼吸に、声を出すことすらままならない。 痛みに身体がびくびくと跳ね、その度に腹からも眼窩からも赤い蜜が溢れて落ちていく。
言葉を遺すことの残酷さも知らず、ディーンは必死に声を上げた。もらった幸福を少しでも返す為に。
残る一つの目が、涙で滲みぼやける視界に、ニコラを映す。 先の欠けた指が震えながら、ニコラの下唇をなぞる。 ディーンの口角は幸せそうに、笑う形に持ち上がったまま。]
もっと、 僕 を
[食べて欲しい。甘やかして欲しい。憐れんで欲しい。 ――愛して欲しい。]
(469) 2014/11/19(Wed) 01時半頃
|
|
/* まさか うちの子と 一緒に落ちるなんて
墓下 大丈夫ですか ディーンさん
(-146) 2014/11/19(Wed) 01時半頃
|
|
/* いや まあ どうせうじうじしてるだけだね ディーンさん
(-147) 2014/11/19(Wed) 01時半頃
|
|
/* がんばれ トレイルwwwww
(-148) 2014/11/19(Wed) 01時半頃
|
|
う、れし
[>>476ニコラが綺麗だと褒めてくれた。 >>477ニコラが名前を呼んでくれる。 ニコラに与えられる全てが幸せの形をしているように、ディーンには思えた。 他のものを全て捨てて、他のものから目を逸らし続けて]
ニコ、ラ だけが、僕の
[>>477蕩けた思考の隙間を、失った血肉と内臓の隙間を埋めるように、ニコラの言葉が染み込んでくる。 ニコラの言うことが本当のことで、他は全部どうでも良い事だ。 ディーンは片方の目を必死に開いて、ニコラが肉を食むのを見つめ続ける。 汚いものも、醜いものも、彼に食われてしまえば、全て美しいものになる。腹の中を曝しても、全てを暴かれても、彼ならばきっと「綺麗」と言って笑ってくれる。]
(489) 2014/11/19(Wed) 02時頃
|
|
――…………、
[ふと。 柔らかな朝の日差しの色と、薄曇りの色を眺める合間に、 一瞬だけ眩しい昼の太陽の光が過ぎった。 しかしディーンはもう、それが何であるかを認識しない。 与えられるものは全てニコラに与えてしまった。 そうして出来た空洞を埋めるのは、ニコラの言葉だ。
重い瞼を動かして瞬きをする。視界の自由が利かない。 声も出せなくなってしまった。 もっと、ずっと見ていたいのに。 もっと、何度でも伝えたい言葉があるのに。
もどかしく唇を動かし、息を吐きながら、震える手を伸ばす。 柔らかな髪に触れて、真っ赤に染まった唇に触れて――]
(491) 2014/11/19(Wed) 02時頃
|
|
[ずっと、一緒。
囁く音はもう、ニコラには届かない。**]
(492) 2014/11/19(Wed) 02時頃
|
1
2
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
6日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る