270 食人村忌譚
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/*結果的にハッピーエンドだと思っていたり... 中盤までは容に残酷に殺されるとか、ユリ殺しで罪悪感からの自殺か壊れるかの二択だったので、リツ兄の存在は大きかった。 あのとき駆けつけたのが、リツ兄じゃなく、またすすむだったら死に誘導されたんじゃないかな。 まあ、死後幽界でどうなるかはわかんないけれど。
結果として回収出来なかったのはミナカタさんの試験だけ。これだけは力量不足だったなーって思う。
ごめんね。おやすみなさい
(-258) カルガモ 2017/12/06(Wed) 01時半頃
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/* みんなエンドお疲れ様です、 のとても眺めている、すてき
源蔵さんは、絡んだら、 げんぞー! げんぞー! って感じで きゃっきゃなついてそうだなと思いました (めっちゃ嫌がられるやつ)
(-259) mimu175r 2017/12/06(Wed) 04時頃
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/* 僕が志乃さん殺してたら ありがとう、それじゃ後は僕の為に死んでくれ で、儀式遂行の形にしていたかなと思います。 偽巫女とはいえ巫女だった女を手にかけた罪、というやつですね。
感情の薄い子なので、志乃の葛藤はわからない。
(-260) Ayame 2017/12/06(Wed) 08時半頃
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嫌うわけ、ない。 こうしてまた姉さんと話せる日を 私は、ずっと待ってた。
姉さんの部屋だって、あの日のまま、ずっと――……
[>>7:+23きっと村を優しく吹き抜ける風は、 神社の一室の障子窓をも揺らすのでしょう。
ふたりが暮らした場所。 ふたりがひとつだった場所。 ふたりが帰るはずだった場所。
少女は優しく姉を抱きしめ、 そうして求めていた温もりを手に入れたのでございました]
(33) gurik0 2017/12/06(Wed) 11時頃
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うん、“次”も。 私は姉さんの妹に生まれたい。
[やくそく、と。 その幼い指を、姉の小指に絡ませるのでした。
ぽろぽろと流れ落ちる涙は、悲しみからではありません。 死してやっと、姉妹はひとつのなれたのですから。
さやさやと、優しく風が木々を揺らしておりました]
(34) gurik0 2017/12/06(Wed) 11時頃
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だから。行こう。
また、私たちは生まれ変わって。姉妹になって。 たくさんたくさん一緒に遊んで。 一緒に大きくなって。 きっと喧嘩もして――……
だけど次は、もっと早く仲直りするの。
[僅かに滲む後悔。 ですが、遅すぎたなどということはありません。 死ははじまりなのですから。 姉妹はまたひとつになれたのですから。
あの日のように、姉の手を引いて 少女は村を駆けだすのです]
(35) gurik0 2017/12/06(Wed) 11時頃
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[あたたかい場所へ。ひかり射す場所へ――……*]
(36) gurik0 2017/12/06(Wed) 11時頃
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/* 意訳:成仏しようぜ姉さん!!!!!
(-261) gurik0 2017/12/06(Wed) 11時頃
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そうして、村の人たちは みんなみんな死んでしまいました。
めでたしめでたし。
[幼子に昔話を語る母のように、優しく優しく。 風は櫻子の頭を撫でるのでしょう]
死は幸福なのよ、櫻子。 ほら、死した私たちはこんなにも幸せでしょう。 だから、こんな物語の最後も悲しむ必要はないの。
[慈悲深き笑みを浮かべ、風は優しく櫻子を包むのです]
(37) gurik0 2017/12/06(Wed) 11時半頃
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さて、これで物語はおしまい。
[そっと風は櫻子の瞼に手をかざします]
よい子は寝なくてはいけないわ。 さあ目を閉じて。
[風がさやさやと歌います。 永遠に目覚めぬ眠りを誘う子守唄を。 櫻子が眠るまで。ずっと、ずっと――……**]
(38) gurik0 2017/12/06(Wed) 11時半頃
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/* 櫻子ちゃんに絵本の読み聞かせをするかかさま。 〆ロルは頭に浮かんでいるけど夜に落とせるかなあ……。
(-262) gurik0 2017/12/06(Wed) 11時半頃
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[>>28滲み出してきた赤錆の味に、うっとりと目を細め、噛み契るほどに力を込める。 軟骨の抵抗感が、心地良い。]
ッは、ぁ……。 兄さ、ん……。
[>>29首筋に感じる、唇の柔らかさ。 深くを求めるように頭を傾げれば、皮膚に犬歯が突き立てられ、肉を頸動脈ごと奪っていった。]
─────、ッふ……!
ァ、は
[気が狂いそうな鮮烈な痛み。 けれど浮かべるのは恍惚の笑み。 兄に喰らわれ、ひとつになれることへの悦び。]
(39) nordwolf 2017/12/06(Wed) 20時半頃
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………兄、さん……。
[>>29僕もだよ、と。 唇の形で示しながら、差し出された指に喰らいつく。 幾度も噛みつき、肉をちぎって骨を砕き、ついに手と指を切り離してしまえば、奥歯で念入りに噛み潰し、味わおう。 一本などといわず、二本、三本と。]
美味しい、よ、兄さん。 いままでの、誰よりも……おいしい。
うん……もっと、食べてよ。 そして僕にも、もっと、頂戴……。
[剥き出しになった、兄の指の骨を舐めながら、ねだる。]
(40) nordwolf 2017/12/06(Wed) 20時半頃
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ねぇ、兄さん……。 兄さんだけを食べ続けた、ら……。 僕の血肉、は……全部、兄さんになる、のかな……?
僕だけを食べる、兄さん、も……。 全部、僕……に、なると……いいなぁ。
[そうして、輪廻から外れたまま。 血肉も魂も、すべて融けあい、ひとつになるまで。
永劫か、それともいつか朽ちるのか。 そんなことは、誰も知らない。 ただずっと、愛する一人だけに喰らわれ、喰らい続けていられさえすれば……それでいい**]
(41) nordwolf 2017/12/06(Wed) 20時半頃
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/* ひゃふーーー!
そういえば兄弟はいずれ互いを食べ尽くして消滅すんのかな! それとも、もう零体?だし、食べられても食べた分だけ再生してきて、未来永劫たべっこになるのかな。
どっちでもおいしいな?
そしてリアルにおいしくごはんしてきます**
(-263) nordwolf 2017/12/06(Wed) 20時半頃
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―弔いの終わる日―
[その日の天候はいかようだったか 澄み渡る晴天であっても、着飾った志乃の姿>>30が、 ひときわ美しく際立っていたと思う 櫻子にまとわせた死装束>>3:141の感触を思い出し、 微笑みとともに、少し離れた場所から様子を見やる
自分は、勝手に担った見届け人 “もしも”があっても介入することは叶わないが、 執行者、リツの近くに佇むことは、憚られた>>4:+0
交わす言葉を>>18>>31耳に留める 実用性を伴う磨き抜かれた刃が煌めき、 確実に求められた役割を遂行し――――>>19]
(42) ginlime 2017/12/06(Wed) 20時半頃
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志乃さん
[体が2つに分かれたことを確認し、瞑目する これもほんのわずかな間 くるりと2人に背を向ける 『懐を』とは聞こえていた しようとすれば、その意味を確認する術もあるだろう けれど、それは儀式の―――― 約束>>7:19>>7の範囲外のこと]
また、いつかお会いしましょう
[かつてかけられた執行者>>5:15の言葉をなぞらえる 心が心の臓ではなく、頭に宿るもの>>2:188ならば、 彼女は今、そこに何を湛えているのだろうか>>32 そんなことを、ふと思い描きながらも、 役目を終えた見届け人は振り返ることなく、 その場を後にしたのだった*]
(43) ginlime 2017/12/06(Wed) 20時半頃
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―それから―
[そして、長い、長い月日が経過した 生者達が紡ぐだろうこの村の物語は、 どんな経緯を辿ったのだろうか
滅亡か、継続か、巡る命は生まれてきたのか 因習に囚われたありようは、 いったいいつまで、続いていたのだろうか
大戦を迎え、終結に至り、高度な成長を国が遂げ、 文化が変わり、元号が変わり、 人のありようさえもが、変わっていったのかもしれない
ただ、死して因習の縛りから解放された江津子は、 村のあったこの地を、未だに巡り続けていた 転生を果たすこともなく、天に召されることもなく]
(44) ginlime 2017/12/06(Wed) 20時半頃
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おはようございます
[いつもの場所で立ち止まり、深々と礼をする そこは、近代的な家屋か、なにもない更地か、 はてまたダムに沈んだ水底であっても、 やるべきことは、変わらない 昔々のその昔、焼けた家屋>>6:8があった、この場所で
長い、月日が経過した あまりに月日が経ち過ぎていて、 どうして挨拶をしているのか、自分が誰なのかさえも、 時々思い出さなければならない時もあった
当時を生きた者たちは、そのほとんどが、 みんなみんな死んでしまい>>37、 かつての面影を見いだせる場所は、 残っているのかも、分からない]
(45) ginlime 2017/12/06(Wed) 20時半頃
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[その場を離れ、周囲を巡る 運命の時を迎えたのに、なぜ輪廻の流れを逸脱したのか それは江津子自身にも、分からない
ただ、こうして彷徨っていることを、 疑問に思うことも、嫌だと感じることも、ほとんどない はるか過去の忘れた出来事も、この場にいると蘇るから
足掻き、悩み、苦しみ、抗い、 笑い、楽しみ、言葉を交わし、分かち合い
因習に縛られた穢れた村でしかなしえなかった人々が 精一杯に、確かに生きた時代に、触れ合えるから]
巡り巡りて 帰りゃんせ――――
[歴史でみれば瞬きするほど短い期間、 描かれた物語が、まどろみの中から蘇る 時代遅れの歌を口ずさみながら、微笑みを携えて、 江津子は今日もこの地を見守る**]
(46) ginlime 2017/12/06(Wed) 21時頃
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―IF・一方その頃/ >>4:+19―
『ですからねぇ、おたくの洗礼を受けた方は、 管理上、手続きできんのですわ なんとか、引き取っていただけませんかねぇ』
『いや、うちとしてもこういった経歴の方は、ちょっと…… この方、けっこうやらかしていますし、 特に最後の丸焼きなんて きついきつい』
『仕方がありませんね……それじゃ、当分……』
『……放っておきますか>>46**』
―IF・一方その頃/ ―
(-264) ginlime 2017/12/06(Wed) 21時頃
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/* レッツゴー成仏 消滅するまで永劫かぷかぷ さまざまな生き様を堪能させていただいております!
一足先に時間軸ぶっ飛ばしましたが、 もし延長があるようでしたら、遠慮なく遊ばせていただきますね。
(-265) ginlime 2017/12/06(Wed) 21時頃
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/* 今更ながらに同村いただいた方を確認していたんですが、改めて見ると、再戦の方が多くてびっくり。
チェッカーでは引っかからなかったんですが、ゆりさんは『あの、冬の日』のキルロイさんでしょうか? 同じく引っかからずでは、リツさんも、『冒険心と絆の村』のマリンさん? うわっ、だとしたらあれ、2009年だよ。
容さんと、石動さんと、志乃さんははじめまして……でしょうか。 今後ともよしなに。
あとの皆様は、いつもお世話になっております! このたびもありがとうございました。
と、一気に言いきって、また更新の前までには。 ではでは。**
(-266) ginlime 2017/12/06(Wed) 21時頃
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/* 江津子さんと昔同村していた、ですと……!? すみません、全然気付きませんで……!! お久しぶりですキルロイです!
(-267) gurik0 2017/12/06(Wed) 21時頃
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/* 同村はあれかな、うちのチェックもれがなければ、志乃ととイルマがお初にお目にかかります、かな! あとの皆さんは、めっちゃひさしぶりだったり、いつもお世話になってますます!
の、はず?
(-268) nordwolf 2017/12/06(Wed) 21時頃
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[生温い風に四つ足は目を覚ます。 本来なら雪解けもまだ先、鼻先を掠めるのは 生木を凍らせる張り詰めた大気。
だが今、四つ足の鼻を湿らせるのは温度を持った風。 命の気配を湛えているくせに、ぼたぼたと零していく。
にぃ、と嗤った四つ足の口は深く裂けて、 赤い舌が鋭い牙を研ぎ直すように舐め拭いた]
(*1) pannda 2017/12/06(Wed) 22時頃
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グルルルル……。
[低い唸り声が喉の奥から漏れる。 前後に動く耳は片方しかないが、四方から聴こえる音を 逃すことは無い。
匂いと音を頼りに四つ足は雪に足を沈めながら 慎重に進めていく。
後ろから付いてくる仲間たちも真似ながら進む先に。 遠く遠くに雪に埋もれてある動物が 群れて住まう場所があった。
普段余程腹を空かせない限り、獣は近付かない場所]
(*2) pannda 2017/12/06(Wed) 22時頃
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[だが離れて動くドングリの様な影が見えて。
四つ足たちは動きを止めた。 そうして風下になるようにゆっくりゆっくり位置を変え、 雪の溜まり場に身を潜め。
茶褐色の毛並みの四つ足が距離を詰める。
どうしてその動物達がここにいるのか。 四つ足には関係なかった。
ただ、腹の膨らんだ柔らかそうな肉の匂いを 運ぶ動物たちに目をぎらつかせ。
道標のように赤い筋を付けた雪の上を、 一拍置いて一気に駆け抜けた]
(*3) pannda 2017/12/06(Wed) 22時頃
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ガルルルルッッッ!!
[この動物たちは群れになっても牙はなく、 時として火を噴く道具を使うのは知っていた。 だからまずその群れの首領を狙い、顔を潰す。
たちまち統制を失った動物の群れなど 後は好きに食い殺すだけだ。
これだけあれば暫く群れは生き抜いていくだろう。
早速柔らかで栄養満点な 腹の中身から食らい付いて気付く。
この血も肉も、この動物独特のものか。 何処かで口にした覚えがあった]
(*4) pannda 2017/12/06(Wed) 22時頃
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[何処でだったか。
牙を深紅に染めた獣は少し悩むような素振りを見せたが、 すぐに邪魔が入らぬうちにと、ガツガツと 食い進める。
何一つ変わっていない。
獣が家畜を食い殺しては生きる話**]
(*5) pannda 2017/12/06(Wed) 22時頃
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