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…ラル…
[ラルの言葉には、何もいえなくて。
去っていくその背に、声もかけられぬまま見送った。]
(187) 2010/07/05(Mon) 16時半頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2010/07/05(Mon) 16時半頃
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――。
二年。
長いようで、短い。
兄貴があのひとのことを忘れるってことは
ないだろうな。
(=13) 2010/07/05(Mon) 16時半頃
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忘れるなんて ありえない。
――そんなことは分かり切ってる。
でも――
だからといって 何を選ぶかは別の話だ。
(=14) 2010/07/05(Mon) 16時半頃
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─…うん。
私、それを聞いたら、きっと。
あのひとのこと、恨んじゃう、から。
ずるいって、思っちゃうから。
あのひとは、優しかったのに。
私にも、セシ兄にも。
それを、憎んでしまいそうで、こわい。
(=15) 2010/07/05(Mon) 16時半頃
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/* うーむ、しまった。 笛吹きの能力をどうしようか迷っているうちに寝落ちてしまった。
(-53) 2010/07/05(Mon) 16時半頃
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――選ぶ、ね。
[卑屈に背を曲げて立ち去るラルフを、静かに見送った。 彼女と同じ琥珀色を暗がりに淀ませて]
――僕も、選んでここにいる。
[独り言のような呟きは、口の中で掠れて]
(188) 2010/07/05(Mon) 16時半頃
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ヴェス、は。 私に、言わせたいの?
セシ兄のこと、好きだって。 ずっと一緒に、傍に居て欲しいって。
そんな我が儘を、セシ兄に。 言った方がいいって、思ってる…?
(=16) 2010/07/05(Mon) 16時半頃
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そうか。……あまり、根を詰めすぎるなよ。
[頷くミッシェル>>185を、いつものように撫でようとして。 上げた手を、一瞬止めて、ふいと下し]
おれのか? だったら、まあ、良かった。譲っても何の問題も無い。 ……って、何でおれのだと取り合うんだかな、そこ。
[兄の立場は何処行ったんだ。今更か。と溜息混じりに呟いていれば]
(189) 2010/07/05(Mon) 16時半頃
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…、迷惑かどうかなんて、話し合ってみなければ分からないことも多いですよ。 ……何も成そうとしないまま、何もかもを諦めないで。
[立ち去ろうとするラドルフに、暫し逡巡ののち、その腕へ手を伸ばし。 逃げられなければ、ぎゅっとして、よしよし頭を撫でた。
むかしむかし、弟がミッシェルとぬいぐるみを取り合っていた頃は、そう出来た時のように]
……申し訳ありません。でも、……。
[逃げられても、逃げられなくても。 そう謝罪して、続く言葉は無く。 去るのなら、そのまま見送っただろう]
(190) 2010/07/05(Mon) 16時半頃
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――ふ。くく。
背中を 押して欲しいのか?
(=17) 2010/07/05(Mon) 16時半頃
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別にそれ自体には興味がないんだ。 お前が、兄貴とどうしたって。
でも―― 兄貴は
願わなきゃ 動かなきゃ――叶わない
そう言ってたぜ?
(=18) 2010/07/05(Mon) 16時半頃
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誰しも――怖がってる。
僕も お前も
――兄貴も。
(=19) 2010/07/05(Mon) 16時半頃
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大丈夫。
お義父さんの思った通りには出来ないかもしれないけど、もう、決まったんだ。
[何を彫るのかではなくて、何が彫りたいのかが。 そんな単純なことが、今まで出てこなかった。 それが出てきたのは、この胸にある気持ちのお陰で。
溜息混じりの呟きには、くすっと笑みを零し。]
セシ兄のだから、抱っこしたかったんだよ。
[そう言って、真っ直ぐな笑顔を向けた。]
(191) 2010/07/05(Mon) 16時半頃
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背中…?
─…わかんないや。 押して欲しい気もするし、押さないで欲しい気もする。
だって、結局。 決めるのは、私だもん。
願うのも、動くのも…決めるのは、私。
…セシ兄、も?
(=20) 2010/07/05(Mon) 16時半頃
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[自分が若い…と言うより幼い頃この村を飛び出してからいかに苦労したか綴る。 その日暮らしの日々。好きな酒を飲む暇も無かったと語る。 各地を転々と回っている折、ある女性と会ったと言う。]
借りた宿で働いていた女…まあ当時は娘だったが。 口が利けないのさ。 それに同情こそすれ、それで愛情なんて沸く余地も無いんだが…。 そこに寄る度に女将共々世話になってな。
頷くと首を振るとしかしないんだが、良く笑うんだよ。 見聞きした話をしてやったりすれば、ころころ、表情豊かにな。 ああ、こういう女の所に帰ってくるのを安らぐと言うんだろう…なんて思ったモンさ。 一緒に居るだけで、俺が俺らしいと思えるようにな。 なかなか、惚れた人間の前じゃ男も女も変に気取っちまうモンだが。 そうする必要が無かった。 少なくとも、俺にはな。
(192) 2010/07/05(Mon) 16時半頃
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ん。……作品のことは、お前が大丈夫って言うなら、そこは、何も口出ししないさ。
[決まったと真っ直ぐに告げるミッシェルに、そうかと頷き]
……お前ね。
[衒い無く向けられた笑顔が眩しかったから、目を細めて笑い返すのだった]
(193) 2010/07/05(Mon) 16時半頃
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[選んだという呟き>>188が聞こえれば、柔い笑みを目元に浮かばせ]
……さて。こういう時に、酒って飲むのかな。 二人はこれから何処へ行くんだ?
[鞄を掛け直しながら、尋ねてみる。 鍵盤と向き合うには、心が騒がしいし、墓場を訪ねるにも、死者のねむりや、生きて作業をする者の邪魔になりそうで。
一緒に来る?と首を傾げ。ともあれ自分は、酒場へ足を向けただろう*]
(194) 2010/07/05(Mon) 17時頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/07/05(Mon) 17時頃
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うん。 ありがとう。
[口出しはしないと言われると、少し擽ったそうに笑って。 笑い返されると、嬉しそうな微笑みに変わった。
これから何処へ、と聞かれると、あぁ、と手に持った麻袋を示して]
ゴドおじちゃんに分けてもらったお茶が美味しかったから、お礼言いに行こうと思って。 セシ兄もおじちゃんとこ行くの?
[一緒に来る?と首を傾げられると、うん、と頷き。 ヴェスはどうするの?と見上げた。]
(195) 2010/07/05(Mon) 17時頃
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他人がどう言うか知らんが、ある人間に自分の事を好きになってほしいと、愛されたいと願ったら、世界が変わっちまうんじゃないか。 盲目って言うだろう。
俺は、周りが見えなくなる程誰かに惚れこむより、いつの間にか惚れちまってた…ってのが好きだがね。
その女か? 死んだよ。 多分な。 口にして言う前に、逝っちまったからな。 まあ、綺麗な思い出のまま終わったって訳だ。
[下らないと笑うだろうか。笑われても、自分もそう思うと笑い返すだけだが。 アイリスの話を別段相槌を打つでもなく聞いている]
(196) 2010/07/05(Mon) 17時頃
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セシルは、何でそんなに優しいの?
[抱かれる腕の中で、身を強張らせて、震えて。]
…僕なんかに、構ってるうちに、 もっと大事なもの、なくしちゃうかもしれないじゃないか。
[それでも振りほどく事は出来ず、 ただ、ふるえていた。]
(197) 2010/07/05(Mon) 17時頃
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誰だって一緒だ。
――分からないか?
(=21) 2010/07/05(Mon) 17時頃
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─…ううん。
わかると、思う。
ごめんね、ヴェス。
愚痴っちゃって。
(=22) 2010/07/05(Mon) 17時頃
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そうだな。 僕も酒の一つでも飲むべきか。
乾杯するための理由なんて――腐るほどある。
[ふたりの誘いに頷く。 肩口に落ちた髪の毛を 払った**]
(198) 2010/07/05(Mon) 17時頃
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/* わぁい、飴ありがとー♪
ヴェスやさしーなぁ。
(-54) 2010/07/05(Mon) 17時頃
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―昨日・酒屋― >>105 アイリス なるほど。 今まで通りで居たいわけか?
……こんな事を言うのもなんだがな。 その今までが、もう続かないとなると、二つに一つだろう? 何も変わらないまま終わるか…後腐れの無いようにぶつかってみるか。
人から言われた事をやるより、お前さん自身でどうしたいか考えると良い。 誰も責めやしない。 褒めもされんだろうが。
しかしお前さん、なかなか可愛い所もあるじゃないか。 普段から酔っぱらってると良い。 しおらしいくらいがちょうどいいぞ、はっはっは!
[悪態をついて出ていくアイリスを見送る。その背中に]
あまり飲みすぎるなよ。
[そう声をかけた。]
(199) 2010/07/05(Mon) 17時頃
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うん、それじゃ。
みんなで一緒にいこ?
[ヴェスの同意も聞くと、にこっと笑い首を傾げて。
二人を先導するように先を歩いて、*酒場へと向かった。*]
─ →酒場 ─
(200) 2010/07/05(Mon) 17時頃
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掃除夫 ラルフは、やがてとぼとぼと、一人屋敷へと…※
2010/07/05(Mon) 17時頃
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/*
セシル撫でまくりだなぁ。 撫でまくり散弾さんですな。
おでもいつか撫でられるがな( ノノ)
冗談だよ(><
(-55) 2010/07/05(Mon) 17時半頃
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あ、メモでなでられでだ ( ノノ)
えっちー( ノノ)
嘘だ、すばん
(-56) 2010/07/05(Mon) 18時頃
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[小屋に行って、豆を煮て食べる。 もしかしたら、ピッパも来るかもしれないと思って、もう一つよそって襤褸なテーブルの上においた。それから、それだけでもあんまりかと思い、数日前にお供えしてあったビスケットの袋を置いた。]
――…ああ、そうだべ。コリーンに会うんだべ。
[それから、普段あまり弄ることのない戸棚をあけて、奥から本当に汚い雑嚢を取り出して、その中を探る。
みつけたのは小さなプレート。 鉄製のそれには、名前が彫りこんである。]
――…まぁ、それでも人違いっでごどもあるだがな。
[戦場で、足を負傷し、毎日それを腐っていくのを見ていた。 捨て置けといわれても、抱えて回った。
だって、その話が好きだったから。]
――……いぐが……。
[そして、教会に向かう…。**]
(201) 2010/07/05(Mon) 18時頃
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―酒場― …ふん。 未だに突っ張る左じゃなくて、右から使いモンにならなくなるとはな。
[右手を握っては開きを繰り返していた。 鈍い痺れ。未だ動く…動ける。]
まあ、年寄りから先に逝って悪い道理はないさ…。 後はどう死ぬか、ってだけだな。 ふふ。
[ここで死ぬつもりではあるが。 床について死を待つのは気が向かない。 他人事のように考えていると、来客が有り……]
おお…? 皆さんお揃いで、どうかしたか。
[3人を迎える。酒が要るのであれば、残った酒から適当に選んで出してやった]
(202) 2010/07/05(Mon) 18時半頃
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