276 ─五月、薔薇の木の下で。
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[ 復唱の意図も同様に>>144 寧ろ関心はちょっと怒られること≠ノ向かう。 ]
なにを企んでるの、オスカー。 生徒会長のイアン先輩もいるかもしれないんだから、 あんまり強い事はだめだと思う。
[ ね、ベネット? だなんて問いかけてみるがベネットの表情は何処か硬い。 ]
………………おなかいたいなら無理せず。
[ どこをどう捉えてそうなるのかは、フェルゼのみが知る。 ご機嫌を取るかのように口角を上げながらも 向かったのは人の気配が多くある談話室だった。 ]*
(194) 2018/05/15(Tue) 23時半頃
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/* それにしてもまたおまえは性癖男子を…(うめる) おやすみなさいませ…
(-80) 2018/05/15(Tue) 23時半頃
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[ 唇が歪んだのは、わずか一瞬。 元の通りに笑う姿は、画家先生のスケッチブックにこっそり残されているものと変わらない(>>183)。 普段通りの、悠仁の姿。 ]
花はねー。 咲いて、香って、枯れて散るけど。 それいがいにもあんのよ?
[ 土塗れの手では、言葉を紡ぎきれないマークの頭を撫でてやることもできず。 ゆらゆらした、掴み所の無さそうな声で そんなことを溢した。 ]
(195) 2018/05/15(Tue) 23時半頃
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─いつかの中庭─
[ 咲いて、香って、枯れて散る以外。 その為に、きっと育てているのだ。 なぜ育てているのか知らないと、謂われたから(>>162) ]
そうね。 俺は─────から、育ててるんだよ。
[ その言葉は、噎せかえる薔薇の香の風に浚われた。 赤と緑の湖が。天鵞絨の海がそよぐ。 ]
俺の手はねぇ。 綺麗な手じゃないよ。 全然、ね。
[ 土に塗れた手を、透き通るような銀色に伸ばそうとして 結局触れたのは棘のある薔薇。 ]
(196) 2018/05/16(Wed) 00時頃
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―中庭―
だから、なんで触ってほしいみたいな話になってるんですか!
[悠人>>179に自分の髪の綺麗さを褒められたことよりも、そのことがまずマークには引っかかってしまっていた。 ムキになって怒る姿が、ますます「本当は触ってほしい説」を助長しかねないことには気づいていない。]
ったく、ユージン先輩の手は髪とかじゃなくて 土や植物を触ってれば十分ですよ。 土塗れの指先は先輩に似合ってて、僕は好きですし。
[頬を膨らませながらも付け加えた「似合ってて」の言葉は、マークにとっては、純粋に賞賛の意図をもったものだった。]
って、は、ベッドの上 ……?
[流石にこの言葉の含みを察せない程マークは子供ではない。意地悪そうな悠人の笑みが、更にマークの考えを補強させる。 そしてうっかり、「ベッドの上で髪に触ってくるフェルゼ」という図を勝手に想像してしまったものだから]
(197) 2018/05/16(Wed) 00時頃
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ふーざーけーるーな!!
[顔を耳まで真っ赤にし、両腕で自分の身体を抱き締めながら、マークは野太い男の声で怒声を飛ばした。 そしてその後、げほんげほんと咳払いして、一先ず気を取り直すことにした。]
(198) 2018/05/16(Wed) 00時頃
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そうですよね。 綺麗で、可愛くて、 本当に、眩しい。
[「好きだけど」の後を紡げなかったのはあの日の出来事>>177>>178があった故だった。 けれど特に悠人>>185から言葉の先を問い質されなかったから、マークはまた笑うことができた。
ここで悠人がマークの言葉を問わなかったように、マークにも悠人に問うていないことがある。 そしてそれは、けれど自分自身では既に答えを知っていると無意識に思い込んでいるものだった。そう、「悠人も花が好き」なのだと、マークはその言葉を聞いたことも無い癖に思い込んでいた。 そんなマークの瞳には、悠人の表情の一瞬の変化は捉えられなかった。]
って、それ以外にも? 一体どんなお花――…
[どこか揺蕩うような言葉>>195の意味するところは掴めぬまま、この時マークは単に文字通りの「植物としての花」のことだと思った。興味から、その問いに食いつきかけたのだが――]
(199) 2018/05/16(Wed) 00時頃
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[残念なタイミングで、マークの腹の虫が鳴った。]
……流石にお昼食べないと不味いか。 僕、ちょっとご飯食べてきますね、先輩。
[悠人を誘わなかったのは、まだ彼にはもう少し仕事が残っているかもと考えたから。決して髪を触る触らないやベッドシーンの件が影響している訳では無い、筈だ。 こうしてマークは中庭から食堂へと向かっていくが、無論、悠人から共に行くと言われたならばそれを特に跳ね退けることもせず**]
(200) 2018/05/16(Wed) 00時頃
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いつでもどーぞー。 雨でも雪でも、天変地異がおこっても?
[ なんてそのときは半ば冗談のつもりで謂ったのだ。 それでも雨の日、傘までさして花を見に来る様子に いつか本当に、綺麗な花を咲かす植物を教えてやろうと。 ]**
(201) 2018/05/16(Wed) 00時頃
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―談話室―
[ ノックやらお辞儀やらするべきなのだろうか。 分からないが、近くたび漂う甘い気配。 (それが後程芳しいパンの香り>>188が 追加される事はまだ知らず。)
先急がれるように早足になってしまう辺り 欲望にはどちらかというと素直だった。 ]
ラルフ、モリス、ごはん!……ある?
[ 確認もせずに彼らがいると信じ切って 挨拶も早々に口に出す。 それから遅れて今更の確認をするのだ。
中にはタルトを食べるイアンにモリス>>154>>187 それから作ったであろう本人であるラルフ>>176 今日はそこにケヴィンの作ったパンはまだ ないらしいが、うらやましいと表情は隠せない。 ]
(202) 2018/05/16(Wed) 00時頃
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…………おつかれさまでーす。
[ 結局生徒会長であろうが先輩であろうが 挨拶はするものの羨ましさは隠せないもので。 ]
一番に食べたかった、です。ラルフ君。 モリス君もずるい。
[ 普段つけない敬称すらつける始末。 それでも一つ手に入ればすぐに気を取り直すのだろう。 そういった意味では単純だった。 しかしオスカーやベネットはどうだろう? 横目でチラリと伺いながらも、 甘いものだけではまだ膨らまない腹の底。
食い意地だけは年相応に張っていたから。 ]
(203) 2018/05/16(Wed) 00時頃
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俺は食べ足りないから次に行くよ。 二人とも来るでしょ。
[ なんとも身勝手かつ気儘な発言。 言いながら直ぐに出て行こうとする辺り こういう時だけの行動力はあった。 ]
(204) 2018/05/16(Wed) 00時頃
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[ その間に予想外な想像>>197が繰り広げられているとは、知らず。 ]*
(205) 2018/05/16(Wed) 00時頃
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[ ────バチン。 ]
あっ。
(206) 2018/05/16(Wed) 00時頃
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え、全部旨いじゃだめなの。
[ラルフが聞いたら肩を落としそうな言葉だがそれが味覚のもたらす事実だからしかたない。 スポンジも、生クリームも、苺もパンケーキも口に入れたら全部旨い。 何かよくわからないけどすごい旨い。 レモンパイの上に乗せられていたメレンゲは唯一さくさくしていてふわふわだと少し踏み入った感想になったが基本的な部分は変わらない、 旨いものは旨い、旨くないものは不味い。 これがケヴィンの焼くパンになると、硬い、柔らかい、甘い、バターが欲しい蔵愛に少しではあるがバリエーションが増える。 何方にせよフェルゼ>>189ほどではないが、自分もそこそこ思考や評価の細分を音楽に振りすぎている自覚はあった]
(207) 2018/05/16(Wed) 00時頃
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なんだそれ。 伴奏つけてくれるやつ探せよ。
[ピアノ、と告げる声>>190に中庭の四阿に佇む黒塗りを思う。 もう、あのばしょに置かれて久しいのだろう楽器は白鍵がすっかり象げ色を通り越して飴色になっている。 あれはあれはで風情があるのだが時折レスポンスの悪い鍵盤があるのでそれは直して穂氏とは思っていた。 けれど、内緒とばかり人差し指が伸びるのを見て肩を竦めた。 自分がフェルゼに演奏家にならない理由を正確に口にしないその意趣返しなのか。 真実は知りえないけれども]
(208) 2018/05/16(Wed) 00時頃
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[だから、味覚面における機微はフェルゼには劣るかもしれないが、感情面における機微は少しだけ自分のほうが上手だと思う。 嫌味を言れていることぐらい、蚊帳の外の自分だって理解できるのになぜフェルゼ>>192は呑気に笑っていられるのか。 これが生まれるまで入っていた腹の差なのかと思ってしまう]
…べっつに。 腹なんかいたくないし。
[もう一口炭酸を飲み込みながら、案ずる言葉>>194に怒鳴り散らかしそうな言葉をも飲み込んだ。 やっぱり喉がまだ痒い。 見えた談話室の扉を勢いよく、不機嫌な顔でぶち開けてしまったのでその様は東洋でいうところの道場破り、というやつに少し似ていたのだが生憎と東洋人の文化に詳しい生徒は今も中庭の手入れにいそしんでいるようで]
(209) 2018/05/16(Wed) 00時頃
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おかし作りとかパン焼きとか、多彩にも程があるよな。 ヒューの手料理のために俺介護(?)がんばるわ。
[>>193なんつって それくらいなら自分でも出来るだろうけれど 食べたいのは誰かの手作りだ]
よっしゃ、食堂まで急ごう。 もしかしたら完売もあり得るし。
[または焼きたてにありつけるかもしれないと ヒューを促して食堂へと急ぐ**]
(210) 2018/05/16(Wed) 00時頃
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もー、いきなりおっきい声出すから切っちゃった。
[ 剪定をしていたつもりが、大声(>>198)に驚いたのか ぽさりと足元に落ちる、薔薇の花。 指先で拾い上げ、花にキズがないか確かめる。見当たらない。 ]
ほれ、綺麗で可愛くて眩しいお花。 折角だし持ってきな。
[ 棘を素手で取るのも慣れたものだ。 怪我をせぬように、またマークの髪や肌に 似合っているらしい土塗れの指(>>197)で触れて汚さぬように気を付けながら ふたつ結いのその頭に、そっと薔薇の花を添える。 食いついてきた姿にはクスクスと笑みを見せて誤魔化して 悲しく響いた腹の虫(>>200)にまた更に笑った。 ]
なんでもいーから俺のもとっといて。 あとで食い行く。
[ 去り行く後輩の背を見送り。 ]
(211) 2018/05/16(Wed) 00時頃
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―談話室―
[ばーん、と、勢いよく開いた扉は思ったより景気の良い音を立てた。 まるで打面を張り替えたばかりの高音のティンパニのように。 ごはん、と、のたまうその声>>202にはさすがに動揺したが]
え、何先輩ここでも仕事してたの。 どうせるならちゃんと生徒会室でやりなよ…。
[扉をけたたましく開いたその先、生徒会長こと同室の先輩>>152の姿に肩を竦める。 深夜まで部屋で明かりをつけて書類仕事をしているので、よそでやってくれと機嫌悪さを限りなく主張しながら布団をかぶったのはつい最近の夜の話。 勿論、引継ぎのせいで忙しいのは解っているのだが、安眠を妨害されるとなると話は別。 だから最近は図書室でこちらが眠りの神様と仲良くなっているのだが]
(212) 2018/05/16(Wed) 00時半頃
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―過去の花―
[反応に戸惑う様子に気にもかけず 手はさっさと動き出してスケッチブックへと 少女の名残も薄い男の絵を描いてゆく]
(こんなやつが)
[思考はどうであれ素材は申し分無いから 出来上がる頃には石像もかくやという仕上がりで まあつまり実際よりも盛ったのだけども]
(………………チッ)
[そんな無言は届かないまま当人は嬉しそうに その出来栄えに満足したから良しとした*]
(213) 2018/05/16(Wed) 00時半頃
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(理想の乙女はここには居ない)
(214) 2018/05/16(Wed) 00時半頃
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──いつの日か──
それは…… 僕と君だけで決められることじゃないね。
他に同じような生徒が何人かいれば、 不可能なことでは無いと思うけれど。
[眉が下がり、声の音量が小さくなる。
細々と雑務に書類に追われはしても 生徒会長に絶対的権限などありはしないのだ。 彼の言うように>>182環境を整えることが出来たのなら、 きっとより良い作品が見られるのだろう。 そう思うと残念であり、申し訳ない。]
(215) 2018/05/16(Wed) 00時半頃
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……綺麗だ [今でもそう声が漏れる程なのだから、尚更だ。 彼が何を作り出すかはいつも予想がつかず 今回も目を見張り、感心させられるばかり。
彫られた模様には中庭の花を想起させられ、 着色もされていないのに鮮やかに見えた。]
ありがとう、大切にする。
[生憎とこの学校の生徒達と当然同じく性別は男であり 戯けて着けて見せる性格と髪と長さでも無く。 枝が見事に姿を変えた作品は大切に持って帰られた。
それからも、これ以前も 顔を合わせれば何かまた作っているのか聞いたり 見せて欲しいと強請ることが多々ある。]*
(216) 2018/05/16(Wed) 00時半頃
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/* 理想の乙女は男子校にはおらんだろうな。 ピスティオ君の背景が気になります。
(-81) 2018/05/16(Wed) 00時半頃
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……あ、なんだっけ。それ 調理室の……えーと
[噂には聞いたが、顔は浮かばなかった。 話を聞いて調理室に足を運んだのが先月のこと。 いつもはいい匂いがしている、とのことだが その主は暫く姿を見せなかったようで。>>45
もしかしたら、違う場所で顔を合わせているかもしれないけれど。まだ、この学校をよく知ってはいない]
……ま、いっか。 行ったら会えるかな? 紹介して こんななりだから覚えてもらいやすいだろーし
[介護よろしく!と無事な左手でピスティオの肩を叩いて、食堂へと向かったのだった**]
(217) 2018/05/16(Wed) 00時半頃
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まあ、自分で凄いと言う人はそういないよね。
[以前貰った作品は自室の机、ペンスタンドに とても気に入って大切に扱っているのだが。 こちらとラルフ>>175に返し、肩を竦める様子>>187 今までも褒めた時はこんな反応だったと思う。 きっとこういうことを言われるのが苦手なのだろう そう解釈し、否定も追撃もせず一人頷いておく。
一方で別のことも頭の隅で考えていた。 自分と比べて凄いと、完璧とも言える優等生 一つ下のあの子は、どうなのだろうと。]
(218) 2018/05/16(Wed) 00時半頃
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そっか。 まだ寝てはいないと思うけれど、部屋にいるのかな。 [居合わせはしなかったらしい>>176 あまり集団行動をする印象がない男の居場所は知れず そんなものかと納得した。]
君とケヴィンは、少し似てるね。
[目を見つめ、ぽつりと呟く。 ラルフは彼よりは喋ると思っているけれど。 やはり、どこか通じるものがある気がして。 それが談話室が賑やかになる前のやり取り。]*
(219) 2018/05/16(Wed) 00時半頃
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あ、そうそう。
[ 思い出したような素振りで。 ──しかしそれはずっとタイミングを計っていた言葉。 ]
花が長持ちしてくれるのは、確かに嬉しいが あんま咲きっぱなしなのはよくねぇんだ。
花が咲くのは意味があるだろ。 つまり、枯れて散るのにも意味があるんだ。
[ 今日、最初の会話(>>119)を返すような言葉は 強い風のなかでもきっと届く。 ]
(220) 2018/05/16(Wed) 00時半頃
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負傷兵 ヒューは、メモを貼った。
2018/05/16(Wed) 00時半頃
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[程なくして、談話室には静かな嵐が吹いた>>202。 普段は静かな、というよりかは何を考えているかわかりにくいフェルゼだが、駆け込んでくる姿は嵐にふさわしい。 しかもひとりじゃなかったものだから、なおさらだ。]
ごはんと言えるかどうかはわかんないけど、あるよ。
[なんたってタルトだし。大きさもそれほどではない。 ただ、取っておけと言われた言伝は遂行したつもりだったのだけど。]
……一番がいいとまでは聞かなかったよ。
[先に食べていたことに不満を述べられてしまった。 言われていない頼みは叶えられないし、どうしようもない。 談話室のソファに座り込んで、少し口を尖らせる。]
(221) 2018/05/16(Wed) 00時半頃
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