298 終わらない僕らの夏休み!
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
2
3
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
全て表示
|
/* 9月2日になってる! お疲れさまでした!
(-5) sizu 2019/09/10(Tue) 00時頃
|
|
/* じゅじゅさん!? わあああ!おひさしぶりです!!!
(-28) sizu 2019/09/10(Tue) 00時半頃
|
|
/* らじさん墓でめっちゃエンジョイしとる!!
(-46) sizu 2019/09/10(Tue) 00時半頃
|
|
/* >>-52 初お墓おめでとうございます、よかったねぇよかったねぇ。 ちなみに私の初お墓は、初めての村で二日目に呪狼を占っての即入墓でした(じまん)
(-60) sizu 2019/09/10(Tue) 01時頃
|
|
/* 寝ないと明日死んでしまう! ログよみ途中だけどおやすみなさい!
(-63) sizu 2019/09/10(Tue) 01時頃
|
|
/* ひゅー!根岸くんひゅー! みんなの9月2日が動き始めた……私もかかねば。 ちなみに私は9月1日の記憶はぼんやりとしてしまう感じになると思います。
(-205) sizu 2019/09/10(Tue) 22時半頃
|
|
─ 9月2日:自宅にて ─
[シーツの上で身を捩る。 いつものように目覚ましのアラームが鳴る前に目を覚ました。 肌にじっとりとパジャマが張り付くほどの、ひどい寝汗もいつも通り。 朝が弱く、頭に靄がかかったようにうまく働かないのも。 どうしようもないくらいにいつも通り。 だから、スマートフォンに表示された日付とか、昨日片付け忘れたアイスのカップがそのままになっているとか、卓上のカレンダーが9月になっているとか、そんな当然の事に違和感などを抱く事なんてなくて。 汗をたっぷりと吸ったシーツとパジャマを洗濯機に投げ込んで、シャワーを浴びて登校の準備を始めた]
(45) sizu 2019/09/12(Thu) 00時半頃
|
|
― 9月2日:奏生橋・朝 ―
[私は朝というものがあまり好きではない。 かといって、昼や夜が好きかと言われればそうでもないが。 昔は、一人で迎える夜の方が怖かった気がする。 今は朝が怖い。 いや、怖かった……そのはずだ。 制服を着て、普段見ないニュースを見て、ポストから回収した新聞の日付を確認して。 なんだかほっとした気分になったのはどうしてだろうか]
[橋の中腹にたどり着き、欄干に身を寄せる。 川面に映る制服姿の自分を見下ろす。 今日も代り映えのしない姿だ。 制服なんて久しぶりに着たはずなのに、そんな風に思った]
(46) sizu 2019/09/12(Thu) 00時半頃
|
|
[朝のメランコリックな気分が薄れているのは、昨日、9月1日のおかげだろうか。 お祭りに行って、花火をして、プールで泳いで、BBQをした昨日。 ……一日でそんなにイベントをこなすほど、行動的だっただろうか。 確か、メンバーは同学年の会堂くん、秋山くん、出口くんと学校の後輩である根岸くん、鹿崎くん、岸さん。それと、大須賀さんちの颯成少年。 ……私の交友関係はそんなに広かっただろうか。それに、何かが足りない気もする。 よくよく考えると、スーパーで炊き込みご飯ときんぴらと揚げ出し豆腐を買って、ただ勉強をしていただけのような気もするから不思議なものだ。 ……どうしてその組み合わせを選んだんだっけ]
[そんな物思いに耽っている場合ではない、学校へ向かわなければ。 流石に遅刻と焦るような時間でもないが。 スマートフォンを確認する。 その画面には、誰からもメッセージは届いていない。 ただ当然のように、*今日が9月2日であるということを示しているだけ*]
(47) sizu 2019/09/12(Thu) 00時半頃
|
|
/* ひとまず9月2日の朝までで! 続きはまた後ほど!
(-306) sizu 2019/09/12(Thu) 00時半頃
|
|
/* 延長ありがとうございます! 予定とかは私は何も問題ないです!
(-307) sizu 2019/09/12(Thu) 00時半頃
|
|
― 9月2日:学校・校門 ―
[校門の前にたどり着けば、そこはすでに学生服を着た生徒達で賑わっていた。 だるそうだったり、夏休み中にあったことを話したり、日焼けを比べたり、お土産を渡しあったり。 皆それぞれに校舎へと吸い込まれていき、それで夏が終わる。 昨日の静けさが嘘のようだと思いながら、校門を抜ける。 私の夏はまだ終われていないのかもしれない]
(132) sizu 2019/09/13(Fri) 23時半頃
|
|
― 9月2日:学校・全校集会 ―
[ぼんやりとした意識をはるか遠くへと持っていかれそうになる、校長先生の話。 ただ今回は少しばかり、いやかなり様子が違う。 長いのは変わりないけれど。 休み中の交通事故で亡くなった生徒の話]
[彼女、明加さんとは同学年ではあるけれども、接点はほぼ無いと言っていい。 住む世界が違った、といっても良いくらいだ。 だから、私は彼女の事を何も知らなくて。名字が明加だというのも今知ったぐらいだ。 学校という狭い空間の中ですら交わる事のなかった私と彼女。 だけれど、ひょっとしたら、ほんの少しのきっかけでもあれば交わる事もあったのかもしれない 黙祷をしながら、そんなことを思った]
(133) sizu 2019/09/13(Fri) 23時半頃
|
|
[今度は生徒会長である会堂くんが、壇上で話をしている。 たしか、明加さんと同じクラスなんだっけ。 校長先生の話と同じように通り過ぎていく言葉。 だけど、その一言だけは耳に残った。
『亡くなった人は、戻ってはきません』
胸に熱く痛みが走ったような気がした。 その言葉は当然で、当たり前で、わかりきったことで。 どうしようもなく正論で。 だから私は、その言葉を受け入れるしかない]
(134) sizu 2019/09/13(Fri) 23時半頃
|
|
[気だるげに教室に戻ろうとする人の波が、ふと堰き止められる。 何か騒ぎが起きているようだ。 あれは、二年生の列の方だろう。 聞こえてくるざわめきを拾うと、どうやら明加さんに関する揉め事のようだ。 人の隙間を縫って、その場を立ち去る]
(135) sizu 2019/09/13(Fri) 23時半頃
|
|
― 9月2日:学校・廊下 ―
[お花を摘み終えて、手を拭ったハンカチをしまう。 教室へと足を向ければ、聞こえてくる噂話。 固いものを壁に打ち付けたような音が廊下中に響く]
わかりました、先生に伝えておきます。 出口くんは、昨日生焼けのお肉を食べすぎてお腹を壊したようなので早退しますと。
[昇降口の方へと去っていく背中に、そう返答をした。 彼らはああして、感情を発露することができる。 それを酷く羨ましく思えた]
(136) sizu 2019/09/13(Fri) 23時半頃
|
|
[隣のクラスを覗き込む。 果たさなければならない約束がある気がしたのだ。
『また、学校で』
相手からしてみれば、ただの社交辞令と思われたであろう約束。 私には、それがとても大切なものであるように思えた。 だけど、探す相手は見つからない。 それはそうだ、私自身ですら誰を探しているのかわからないのだから]
(137) sizu 2019/09/13(Fri) 23時半頃
|
|
[そうして入り口から覗いていると、明加さんが所属していたグループの話し声が聞こえてくる。 ああ、そういえばここはヒナコさんのクラスだったっけ。 なら、あの机はヒナコさんが座っていた席か。 しかしなるほど、対象が故人であるかそうでないかに関わらず、ああいったものはやはり気分が良いものではない。 ふと、教室中に聞こえそうなほど大きく饒舌な声が止む。 会堂くんが集団に近づいて、何事かを告げる。 まめな男である彼にしては珍しく、強く突き刺さすような言葉だったように思う。 あ、秋山くんだ。彼は今日も無事元気なようだ]
(138) sizu 2019/09/13(Fri) 23時半頃
|
|
[私には、スクールカーストの頂点に位置するらしい彼女たちの会話を咎める気は起きない。 二年と半分、それまでの事を見過ごして来て、ヒナコさんが対象になったからというのはムシが良すぎるというものだ。 それに、事故にあったのが彼女じゃなくて、その話の対象が彼女じゃなければ、彼女もあの輪の中に加わっていたのだろうと思う。 ただの私の想像だが。 これ以上ここに居ても探し人は見つからない気がする。 そっと、その場を立ち去った]
(139) sizu 2019/09/13(Fri) 23時半頃
|
|
― 9月2日:学校・放課後の廊下 ―
[階段の踊り場から降り廊下へと出て、一人の少女、岸さんとすれ違う。 頭を下げて、挨拶を交わす。 たしか、岸さんは澪ちゃんと仲が良かった気がする。 どこでそう思ったのかはわからないのだけど]
[そんなことを考えつつ口を開こうとすると、岸さんがはっと顔を上げて廊下の奥を見る。 そこには一人の男子の姿。 私には誰かわからないが、岸さんにとっては大切な人なのだろう。 私へ頭を下げた後に男子の元へと駆け出す岸さんを見送る。 邪魔しないように別の場所を通ろうか]
(140) sizu 2019/09/13(Fri) 23時半頃
|
|
― 9月2日:学校・放課後のプール ―
[昨日とは違い、その場所は部活動で賑わっていた。 もちろん皆、水着で泳いでいる。 当然の事だ、普通は水着に着替えず服を着たまま泳いだりなんてしない。 その皆の中に、澪ちゃんの姿が見当たらなかった。 私の姿を見つけた友人が、『昨日はゴメンね。どうしたの?』と寄ってくる。 だから、澪ちゃんの事を聞いてみることにした。 8月の途中から部活に顔を出していなかったこと、今日は連絡なく学校を休んでるらしいことを聞く]
(141) sizu 2019/09/14(Sat) 00時頃
|
|
[そして、『心配なら連絡してみればいいじゃん?喜ぶと思うよ』。 なるほどと思いさっそく、メッセージを送ってみる。 澪ちゃんにメッセージを送るのはいつぶりだろうか、それほど前の事でもないような気もする。 そんなはずはないのに。
『お久しぶりです。お元気ですか』
返信が来ることはなかったけど]
(142) sizu 2019/09/14(Sat) 00時頃
|
|
[『泳いでいかないの?』、平泳ぎの身振りを添えて尋ねられた。 首を横に振る。 今日は水着を持ってきてないから]
(143) sizu 2019/09/14(Sat) 00時頃
|
|
― 9月2日:学校・放課後の図書館 ―
[早く帰って勉強をしなければ、と思いつつも足を運んでしまい、何故か、これまで見向きもしなかった郷土史の棚の前に立つ。 こういうのに興味があっただろうかと一冊手に取り、ページをめくる。 中に書かれていた伝承は、読んだことなどなかったはずのにどうしてかその中身を知っていた]
[せっかく来たのだから一つ勉強でもこなしていくかと、書架を抜ける。 出た先は、図書館の奥の奥。窓際の席。 そこにはやはり、後輩の根岸くんが座っていて本を読んでいる。 軽く二回、人差し指と中指でテーブルを叩く。 そうしてから、頭を下げて挨拶。 そして、颯爽と少し離れた席へと向かうのだった。 今日も暑かったけれど、事前にちゃんと汗を処理したから残り香は以前と同じ、女子高生のフローラルな香りのはずだ]
(144) sizu 2019/09/14(Sat) 00時頃
|
|
― 9月2日:放課後の帰り道 ―
[スーパーに寄って夕食を買った帰り道。 エコバッグの中には、ポテサラとナスの煮びたしに大玉のトマトが一つ。 それと、チョコミントアイス。 バッグを揺らし、歩いていると近所の奥様方に呼び止められる。 頭を下げながら、長くなるな、長くなるな、と心の中で祈る。 私のチョコミントアイスが溶けちゃうでしょうが]
[受験生ということが考慮されてか、予想より早く解放された。 これならチョコミントアイスは軽傷だろう。 聞かされたのは、大須賀さんの家の話。 颯成くんのお話]
(145) sizu 2019/09/14(Sat) 00時頃
|
|
― 9月2日:自宅・夜 ―
[帰ってからは、シャワーを浴びてまず勉強。 その間にご飯が炊けているから、夕食をすます。 改めて勉強をしてから、ゆっくりとお風呂に浸かる]
[パジャマに着替え、湯上りの火照った体をクーラーの効いた部屋の空気がひんやりと冷ます。 さらに、チョコミントアイスで内側からも。 空になったアイスの器をテーブルの隅に置いて、しばしぼーっと]
(146) sizu 2019/09/14(Sat) 00時頃
|
|
[ふと、なんとなく、引き出しを引くと見覚えのある文字が飛び込んできた。 見覚えがあるも何も、長年連れ添ってきた私の字だ。 【私は忘れない】、そう書かれた紙に手を伸ばす。 開くとそれは地図になっていて、そこに書かれている内容は良くわからなくて。 それでも、その蛍光ピンクを引かれた能天気な文字を見ていると、胸が苦しくなって、熱くなって。 紙上に落ちた雫が文字を薄めて歪めてしまわないように、*丁寧に丁寧に拭き取った*]
(147) sizu 2019/09/14(Sat) 00時頃
|
|
/* 本日はここまで。 後日談がもうちょっとだけ続きます。
(-464) sizu 2019/09/14(Sat) 00時頃
|
|
/* 根岸くんなら図書館にいるだろう、いるはず、いてくれ……! って思いながら書きました。 夏の幻影かもしれません。
(-465) sizu 2019/09/14(Sat) 00時頃
|
|
/* 昨日ダウンしちゃってたので延長ありがたいー! ありがとうございます!!
(-558) sizu 2019/09/15(Sun) 20時頃
|
1
2
3
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る