49 海の見える坂道
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とある、小さな港町。
港からゆっくり歩いて、15分ほどでしょうか。
街の中心からは遠く、人通りも疎らなところに、一本の坂道がありました。
(#0) 2011/04/08(Fri) 23時頃
街を見下ろす時計台へとゆるりとのびるその坂道を、さぁ、潮風に吹かれながら、のぼってみませんか?
そこであなたを出迎えるのは
古い石畳と、坂に並ぶ小さな店や家、穏やかな青い海
そして、心の何処かに秘密を抱えた、この坂の住人たち。
(#1) 2011/04/08(Fri) 23時頃
さて、もしあなたがこの坂道を気に入ったというのなら
これからこの坂に滞在していただくにあたり、少しだけこの坂道についてご案内いたします。
(#2) 2011/04/08(Fri) 23時頃
― 通り ―
海に面した、古い石畳の坂道。
ゆるく弧をかくようにカーブをえがきつつ、時計台へと続いています。
コンクリートの堤防の上では、カモメが羽を休めています。
西側に面しているので、夕方には夕日が海に沈むところが綺麗に見えます。
街灯はほとんどありませんので、夜には晴れていれば、満点の星空のもと、穏やかな波の音が聞こえてきます。
― 宿屋「mer calme」 ―
坂の中ほどに位置する、坂道で唯一の宿屋です。
一階は酒場になっており、夜になると坂の住人たちが集まってきます。
(#3) 2011/04/08(Fri) 23時頃
― 時計台 ―
坂道を登りきった先の高台にある、時計台です。
時計台のある場所からは、街全体と海を見渡す事ができます。
朝の6時から、夜の9時まで、町中に鐘の音を鳴らします。
― 市場 ―
坂を下りきり、街中の方へ少し歩いたところにあります。
色とりどりの野菜や果物などが売られています。
(#4) 2011/04/08(Fri) 23時頃
― 広場 ―
市場のすぐ近くにある広場で、中央に噴水があります。
毎週土曜日には、蚤の市が開催されます。
― 港 ―
坂からゆっくり歩いて15分程のところにある、小さな漁港です。
小魚などを貰いに来る猫の姿をよくみかけます。
ヨットなどもたくさん停泊しています。
(#5) 2011/04/08(Fri) 23時頃
最後に。
この坂から、いなくなってしまった、彼の事を。
彼の名は、ヴェスパタイン・レネー(Vespertine・Renee)
まだ26歳の、背の高い青年でした。
この坂で生まれ育った彼は、それほどよく話す人物ではありませんでしたが、人当たりがよく誰からも好かれ、面倒見も良かったことから、とてもよく慕われていた男でした。
彼は酒が大好きで毎晩のように「mer calme」に通い、酒を飲んでいました。酒が入ると、彼は良く笑い、喋り、時に飲み過ぎた時には、数々の笑える事件を起こしていました。
高校卒業後に街をしばらく出ている間に、どこかの街で感銘を受けたランタン職人に弟子入りをした様で、この坂に帰って来てからランタン職人としてこの街で作品を作るようになりました。
彼の作ったランタンには、サイン替わりにガラスのどこかに一つだけ、星のシンボルが彫り込まれていて、明かりをつけるとその影が映し出されるのが特徴でした。
(#6) 2011/04/08(Fri) 23時頃
そして一か月前、彼は交通事故に巻き込まれ、この世を去りました。
傍に居た人を逃がそうとした言葉が、彼の最後の言葉となりました。
この坂の住人達は、人前で見せないようにしていても、今も尚、彼の死を大変悼んでいます。
彼らと話す時には、それを、お忘れ無きよう―――。
(#7) 2011/04/08(Fri) 23時頃
さて、大変お待たせ致しました。
宿は、こちらです。
今日は金曜日、宿も賑わいをみせているでしょうか。
ゆったりとした時間が流れるこの坂で
素敵な出会いが、あなたに訪れますよう――――
どうぞ、ごゆっくり。
(#8) 2011/04/08(Fri) 23時頃
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