70 領土を守る果て
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−ナインチェ・丘の上− [王族の正装を脱ぎ、フードの着いた普段着を着て、うさぎを連れて散歩に出る。丘の上の木の下へ腰掛け、膝に抱いたうさぎに餌をやる。 かつて、戦場になっていたその場所は、今では以前のように草花が生え、穏やかな風が流れており、小鳥のさえずりが辺りに響く。]
平和だねぇ…。
[あの戦争が始まる前、ここで時々昼寝をしていたことがあった。起きたら日が暮れていて、動物に囲まれており、ランタンを置いていってくれた人やストールをかけてくれていた人もいたんだっけ。 微笑みながら、ふとその時のことを思い出す。]
(*0) maru 2011/11/27(Sun) 01時半頃
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[産まれた落ちた時から、誰かから何かを奪わなければ生きてはいけない。そんな国に自分は産まれた。
“奪うこと”
それは、生きる為の手段であり、当たり前のこと。そう割り切らなければ、非情にならなければ、生きてなどいけない。 それができない優しい人、他人を思いやる人 力がなく弱く、奪うことができない人 そんな人たちがどうなるか、ずっと目の当たりにして生きてきた。
耐えかねた民衆が革命を起こそうが、父が王になろうが 変わらなかったこの国を
――――ならば、自分が変えてみせよう、と
そう思ったのはいつだっただろう。]
(*1) maru 2011/11/27(Sun) 01時半頃
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[自分が王になる為に、アンゼルバイヤを利用しよう、と そうしてやってきたこの国は、笑顔と豊かさに溢れていた 誰からも、何も奪わずに平穏に生きていけるこの国の人々が 妬ましかった、憎らしかった それと同時に羨ましく思い、憧れていた
この国のように、アウストの民も 誰からも、何も奪わず生きていけるように その為に、この国を奪うのは滑稽だろうけれど この国を、そしてアウストの王座を奪うまでは 非情に残忍に、命だろうとなんだろうと躊躇せず奪ってやろうと
――――そう誓ったのは、この場所で、だったような気がする]
(*2) maru 2011/11/27(Sun) 01時半頃
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[当時、国境付近だったこの丘からは、かつてのアウスト、そしてアンゼルバイヤがよく見渡せる。 その二つの土地を有する
“ナインチェ”
と名付けたこの国は、争いごとなど一切なく、民は平穏に暮らしている。]
(*3) maru 2011/11/27(Sun) 01時半頃
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[膝に乗せたうさぎをそっとなでると、嬉しそうに眼を細めた。誰に語りかけるでもなく、ぽつりと呟く。]
……俺は、歴史を作れただろうか。 やっとの思いで手に入れたんだ。 アンゼルバイヤを、そしてアウストを。 そこから作ったナインチェを、俺は死ぬまで守ってみせるよ?
[穏やかな日差しの中、木にもたれかかってうさぎを抱き、そっと眼を閉じ眠りについた―――]**
(*4) maru 2011/11/27(Sun) 01時半頃
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