最後尾車両、そこは緩急車だ。普段は車掌助手が乗り込む様なそこは、深夜は無人だ。それは、その上に震えながらしがみつく。ガラクタを握りしめる左手はじっとりと湿り。それは、人の子の形をしていた。人の子の顔が月光の中、ゆっくりと自分を貫いた者を確認すべく、後ろを向いた。目は見開き、歯をガチガチと鳴らし。眉間一杯に硬直を持つ。 「…ッシェル…レーショー…レオ…… ……しにたく、ない……」微かな子供の声も、スピードに置き去りにされ、誰かの耳に届く事は無かっただろう。
(#1) 2015/12/02(Wed) 00時頃
sol・la
ななころび
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