――教室――
[教室の中では、各々着席した生徒達が、なにやらプリントと睨めっこしている。なんの物資は貴重だろうに、きっちり紙刷りされた課題。
遅れてきたことを咎めているのか、それともたんなる物色なのか。ヒムがなんか睨んできたから、「すんません。遅れましたー」と小声で語尾を伸ばし、びしっと中指立ててやった]
ん? あぁ、偉い。真面目だねーあの子・も。
[後ろの席にいるレティーシャ>>77に気づき、威風堂々と教室を闊歩。芸術を好む文化的な空気を纏った、年下の女の子。彼女の隣に腰を掛けると、ふはぁ、とノーセンスな吐息をつく]
はろーレティ。今朝も涼しーボイスをごちそうさん。
一緒にいた男がヤカマシすぎて、全部聞き取れなかったのが残念だけど。
[挨拶もそこそこに、最後列の端にあるプリントを取りに一端離席。
しっとりとした一紙を手にした瞬間、「うっ」と眉根が引きつった。
すごい……これってまさに人体の神秘だ。神から授かり紙に下した、なんていらないつまらん奇跡……]
(@9) 2010/09/29(Wed) 02時半頃