[>>922>>923 太陽《サイモン》に飛び込むクラリスを止めるでもなく、静かに祈るように手を組んだ。
その背の翼が大きく開き、羽先から漆黒の粒子が太陽《サイモン》を取り巻く。]
その熱量で衝突されてはこの星を跡形もなく破壊するのみでなく、周囲の星へも影響を及ぼす…
[それは本意ではない。
其処に極小の疑似宇宙を作り出し、結界に似た空間に太陽諸共その熱量を封じこめる。
激突時、そして大爆発を起こしても全てその中で完結するように]
神という表現は適当ではないな、一等恒星クラリス。
我は単なる宇宙を視る存在(もの)の一人に過ぎん。
ちっぽけな、じつに矮小な存在だよ。
[淡々と紡ぐと、仮面の女へと声を掛ける]
これで、何時でも良い。
[そう呟く前に、すでに女は天星落放撃《メテオ・ストライク》の準備にはいっていただろうか]
(946) 2012/01/31(Tue) 23時半頃