人狼議事

25 花祭 ― 夢と現の狭間で ―


【人】 門下生 一平太

―A棟・自室―

「恋い焦がれても月には勝てぬ。
 それでも、一目だけでもと欲したんだ」

[黒髪を下ろした「夜光」は灯火に照らされうっそりと哂った。
寵を求めて無理を押し、段を落ちて大きな疵を残した顔。
そうして花ですらなくなったという話。
話す娼妓は背筋の冷えるような気配を纏っていた]

「それでも花におなりよ、一平太。
 蕾のまま腐れるよりはきっといい」

[ずっと忘れていた、幼き頃の昔語り。
結び終えた髪を確かめて、首を動かし振り払った]

花に、なりたい。

[それは主を得て成れるものか。それとも]

(647) 2010/08/02(Mon) 21時頃

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