人狼議事

25 花祭 ― 夢と現の狭間で ―


【人】 手妻師 華月斎

[刷衛の言葉は謂い淀んだ内容そのもので、困った風な顔をして、髪を掻いた。
その仕草を、きっと微か窺うように見る紫苑色が捉えた。
刷衛に答えるのに重ねて、その紫苑色にも答えを返す。]

 わてに関しては、そんなんなっても今更やから。
 大概んことは、そなん辛いとは思わへんし。

 ま、まだ話まとまった訳でもなし。
 なるようにしか、ならんやろ。

[高嶺の全てを知っている訳でもないのだから、無駄に不安を煽るのはよくない、そう思ったのが謂い淀んだ理由。ただ、人それぞれとはいいつつも、芸だけを愛でる主人は少なく、色だけを欲する主人もまた少ないというのが、少なくとも華月が見てきた事実。]

(510) 2010/08/04(Wed) 11時半頃

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