― 翌日の病室 ―
[これまでのアヴァロンでのグレッグとの遣り取りは記憶に濃い。
”男アバターに撫でられる趣味は>>1:46”なんて言ったのも覚えているからこそ
女好きだと記憶しているし男に触られたくないものと思っている。]
うん、振り払われるもんだと思った。
チョップもなしとか意外過ぎた。
[嫌でもない、と、サミュエルの言葉に頷くけれど
何やら腑に落ちない点は残りチアキは不思議そうな面持ち。
詐欺師なら、などと不本意な仮定も
舞台に立つものとしてなら演技力の評価にも繋がるかもしれないけれど
サミュエルの前で隠すことはあっても演じる心算はなく。]
――…サミュエルの我儘?
[前置きに小さく首を傾いで視線重ねたまま声を聴く。
絞り出すようなその声音はどこか無理をさせているようにも思え
思い悩むような表情が一瞬過った。]
(474) helmut 2014/06/09(Mon) 16時半頃