人狼議事

25 花祭 ― 夢と現の狭間で ―


【人】 門下生 一平太

―庭・椿の間前―

[誘われるまま室を抜けて庭に降りる。
虚ろな黒に笑みを浮かべる友へと首を振る。
心の内には今しがた、露と消えた白椿。
潰れた姿を目にしたと思った次にはそこに無く]

舞うことも禁じられず?

[黒檀が瞬き首を傾げる。
一年と少し前、そうしたことは知らなかった]

新しい主を得たのだと。
外つ国まで望まれるほどだと聞いたのに。

[顔を覆う友の姿に感じたのは孤独か闇か。
気が触れたというよりは今にも消えてしまいそうで。
黒髪の、乱れについと指が伸びた]

(264) 2010/08/05(Thu) 20時半頃

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