[>>256 まさかと驚かれ、別に皮肉のつもりではないだろうと理解しつつも苦笑いを浮かべた。]
実質……ほとんど縁を切られたようなものですから、当然かもしれませぬ。
…先祖に、神隠しに遭った人が居たそうですけど……父からしてみれば、それと同じようなものなのでしょうね。
──俺と言う存在は、「こう」なった時から消えてしまったのだろうな、と。
[自分の左足をチラリと見ながら言う。
世間体があるのか最低限の生活援助はして貰えているが、生家から追い出された形になるし、少なくとも本人は父から厄介払いされたと感じていた。]
……あ、こんな話をして申し訳ありません。
別に、父を恨んでいる訳ではないのです。それに、兄と母は時折便りをくれますし……。
[上手く言葉が繋げられず目を伏せ、こちらも黙ってしまう。
それから多少は言葉を交わしただろうが、やがて家に戻る事を告げて*その場から去ろう。*]
(263) 2011/02/12(Sat) 03時半頃