[ヘクター先輩の言葉に、一度だけ瞬いた。すっごい間抜けな顔してると思う。
…あれ? え?なんで私が火傷とか、そんな話になったんだ。
別に火遊びする心算は無…うん、違う。そういう話じゃない判ってる。
驚愕とも狼狽とも言えない、すっごく中途半端な顔で
ぱかぱか何度か口を開けたり閉めたりして、…結局言うに困って閉じた。
眉を寄せる。ああ、えっと混乱した。いや現在進行形。
あとで、…たぶん、色々考えなきゃいけないけど。 今はそこじゃなくて。]
――…それって、笑い事ですかね?
別に自分が卑怯モン呼ばわりされよーが、いーんですけど。
…や、もちろんマゾじゃないので、そういう趣味がある訳じゃなく。
[欲しくない、という部分はさて置き、非常に個人的な部分で言うのであれば、
それこそ、例えば物理攻撃が飛んでこようが構わないと思っている。
…ひじょーに残念ながら名前は勿論覚えて貰っていない
(上に、自業自得とは言え卑怯モノという大変不名誉なレッテルがついている)
が、まだ自分は個人認識されている。たぶん。 おそらく。]
(255) 2010/06/20(Sun) 02時頃