>>246
[自分の話を聞いて落涙する父の姿に戸惑い周囲を見る。
従者たちはいるものの、自分たちの会話の邪魔をしないようにと言い置かれているのか、こちらに近づく様子は見せない。
果たして、出していいものかどうかは分からないが、自分のポケットからハンカチを取り出すとワットの前に差し出してみる]
ど、どうぞ…お使いください…
[ワットがそれを受け取ったら手を引き様子を見守る。
ハンス少年の正体を聞き、再度確信して深く頷く。王が落ち着いた頃を見て会話を続ける]
頭痛に少々悩まされているようでしたが、とても楽しそうでしたよ。
我が家にお迎えした時は、とても物珍しそうに部屋の中を眺めていらっしゃいました。
ちょうど夕食時でしたので、母が食事をお出ししたのですが、とても美味しいと喜ばれて。シチューをお代わりなさいました。
[食欲旺盛な育ち盛りの少年を前に、母親が喜んでいた事を思い出して付け足す]
(251) 2011/11/15(Tue) 22時頃