よ……
[スージーは、息を深く、ひとつ吐く。>>201
マリーゴールド家の長女たる者、この程度の事で動じてはならない。落ち着かなければと、彼女は自分に言い聞かせる。腰に両手をあて、仁王立ちになると、大きく頷いてみせた。]
よろしくてよっ!
[それに、何より、小さい頃からずっと一緒に過ごしているロビンがいると、すごく安心する。――実は嬉しい、という事は、口には出しにくいことだったけれど。]
ロビン、もしあなたが来ないようなら、
わたくし、あなたと一週間は口をきかないつもりでしたのよ!
ふふん。賢明でしたわね。
えっ?
髪?そう?
[肩にかかった毛先を触って、きょろきょろする。
櫛を取り出し、手早く髪をセットし直すロビンに、すっかり身を任せ、されるがままになっている姿は、トリミングを受ける大人しい高級犬のよう。]
(211) 2014/03/04(Tue) 01時半頃