模擬戦など、魅せるものではありません。
戦いは、演武では無いですし。
…そう簡単に、貴方に怪我をさせられるようなら。
それは、そこまでの能力でしかなかったと言う事なのでしょう。
[>>168謙遜よりも自虐の響きが強い言葉に、足を止めて微かに目を細めた。
カチリ、と腰の剣が鳴り、ナユタが力を使う様子を見る>>169]
例えば、強い力でも。
制御できないようであれば、それは単なる害悪です。
出すべき所で出し、出さぬべき所では抑えられなければ。
同程度の能力を持つ相手とやりあえる模擬戦は、その練習をする格好の場だと思うのです。
一般兵を相手にせずとも。師団長同士でやりあえば良い。
相手が欲しければ、いつでもお相手致しますよ。
水の無い場所では、僕の力も半減しますけれどね。
[そう言い捨てて、食事の話の出たその場から、くるりと背を向けた。]
(176) 2011/03/20(Sun) 16時半頃