[なんとも寛大なお言葉>>@39>>@40に、男は数秒馬鹿みたいに口をあんぐりと開き。]
……随分とサービスが良いな。
[と半ば呆れたように、手をひらり。考えておくよ、と素直に返す。
このファンシーな空間のせいならまあ良いが、どうにも調子が狂う。
その後、オーダー通りの商品が提供されるまでの短い間、
元より捻くれた頭を更に捻ってみたものの、生憎、死神とやらをぎゃふんと言わせられるような質問は思い付かなかったので。
……というよりも、男自身、まだどこか、この不思議な少女の言葉を信じたくないというか。
――ゲームの根本に関わるとか、そういう類の質問に関しては、甘味を手に入れて充分脳にも糖が回ったであろうコドモにお任せしよう。
こちとら、カフェインとニコチンで脳がカスカスなのである。
それでも悩みに悩んで、あまり深い質問をする勇気のなかった男が、思い出したように口にしたのは、]
……哲学者共、って。
[何か分かるか、と尋ねるのは、投げ出していたミッションのキーワードの後半部分。*]
(156) 2015/03/14(Sat) 02時頃