缶詰も、ホイップもない…!
[楽しみにしていたこともあり、落胆は大きかった。炊事場にいる人には聞こえてしまうような大きな声で驚いた。というかこの男所帯の中、あるとうきうきしていた方がおかしかったのだ。
冬休みに入ったので学園の購買も閉まっている。……開いていたところで缶詰とホイップが置いているかは定かではないが。
ふと、学園の門を抜けたすぐそこに、コンビニがあったことを思い出す。この学生寮から門までは少し距離があるが急げば全員のパンケーキが焼きあがるまでに間に合うはずだ。]
俺、ちょっとコンビニ行って缶詰とホイップ買ってくる!缶詰俺食いたいだけやし先出来たら冷めるまでにさき食うといてな!
あ、でも俺の分何枚か残しといてほしい!
[炊事場にいた面々にそういうと、急いでそれの扉を潜る。
娯楽室にいた面々にも同じように告げ、ちゃんちゃんこを脱いで上着を着るため301号室へ。誰かが一緒に付いてきてくれると言ってくれれば一緒に。声が掛からなければ一人でコンビニに*向かっただろう*]
(135) 2014/01/25(Sat) 12時頃