イェ〜イ!廃校〜っ。
[最高のテンションで第一声。バスからぴょんと飛び降りて、一直線に駆けていく。
バスの中で爆睡していたせいで、少々出遅れてしまったらしい。
誰に何度起こされたのか全く覚えていないが、とりあえずヨアヒム先生にはごめんねって謝っておいた。
ひどい吹雪の中、宿の外観をゆっくり眺める気分にはなれなくて、さっさと中に入ってしまう。
一応、ごめんくださーい、と声を掛けてみたけれど、管理人がいないのは事前に聞いていたので、返事は期待していない。]
お邪魔しまぁす。
どれどれ、どんな感じ?オバケとか出そぉな感じ〜〜?
[廃校だからね。そりゃ、期待しちゃいますよ。
というわけで、きょろきょろ周りを見回してみる。
本気でオバケに遭遇したいとは思わないけれど、こんなレアな宿泊施設に泊まるなら、存分に雰囲気を味わいたかった。]
(120) 2020/12/28(Mon) 02時頃