─ 朝 ─
[個室ではなく広間の椅子で寝ようと思うのは、寝台は女の肌を味わう場所と認識しているから。
こんな状況でも今までの生活が滲む事に笑いながら、広間の椅子でリンダは一夜を過ごした。
シロガネ襲撃の騒ぎは知らず、差し込む朝日に目を細めながら何か食べるものでも作ろうかとぼんやり思う。
つい寝起きの癖で目許をこする最中、クシャミが姿を現す>>88。
彼以外に誰かいただろうか。]
……へぇ。
[クシャミから向けられた複雑そうな視線>>89を受ければ、朝の挨拶よりも先に、鋭く細めた視線を彼に返した]
なるほど。……僕が人狼、ですか。
[眠る前、フランシスカやチアキと言葉を交わさなければ、その言葉をひどく歓喜して受け入れられただろう。
そんな事をぼんやりと思いながら、トニーの霊視結果や襲撃先が知りたいとリンダは思った。
その霊視結果を落とす者が襲撃されたという事を知らないまま、リンダはクシャミを見ていた**]
(114) 2014/06/04(Wed) 17時半頃