うーっす、じゃー、行くか。
[軽い口調で後で来たレッドにそう答え>>103、そっと外への扉を開く。幸い、即蜂の巣、にはならなさそうだ。
足音潜めて外に出るが、拍子抜けな程、見渡す限りに警官や取り巻く車両は存在せず、拍子ぬけた様に外気に身を晒し息を吐いた。何であれ、あの室内よりは息がし易い。
カラカラと晴れ渡り乾いた空気に、それこそ犬ではないがスン、と鼻を鳴らすと、鉄錆び臭い臭いが鼻をついた。団子の様に連なるカマロ、インパラ、キャデラック。そのキャデラックから転々と館に繋がる、グリーンの零した血の臭いだ。]
よくねぇな。
[ぼそり呟く。ご丁寧に此処に何かありますよって矢印引いてるもんじゃねぇか。玄関近くの血の痕を誤魔化すように足底で擦る。
周回、意識を辺りに張りながら、外壁に沿って歩みを進め。切り出したのはまるで今晩のサパーのリクエストを問うような軽さ。]
で、誰が怪しいと思う?**
(111) 2016/04/11(Mon) 02時頃