おぅ、ありがとよ。
[手際がいいねぇこのねぇちゃん。俺もからはなんにも言ってねぇのに>>102。ま、有り難く頂くぜっと。
ねぇちゃんが盃を掲げるりゃそれに応じて、くいっと一気に一杯。]
くぅーっ…。
[いやぁ何時間ぶりの酒、やっぱうめぇなぁ。盗まれたもんが酒じゃなくて良かったぜ、これがなきゃ困っちまう。
っと、そうだな。俺ぁ酒を盃に注ぎながら答える。]
…残念ながら、今んところは特にねぇんだよなぁ。
こんな文を寄越すくれぇだから、この町にゃあいると思いてぇが。
[あくまで憶測だから、とっくに町から出ちまってる可能性はもちろんあるが…返して欲しけりゃなんて書いてあるってこたぁ、いつでも返せるようなところにいるってぇのが俺の考えだ。安直だけどな。]
だからまぁ、とりあえず俺ぁこの手紙に従って、盗られたもんが何なのかってとこを調べようと思ってんだ。
[何処で思い出したことに鼠小僧が気付くのかどうかはわからねぇが、思い出しゃ返しに来るってことだろう。直接にしろ、間接的にしろ、こっち側に知らせる必要がある。そしたら近くにこなきゃなんねぇはずだ。
まあ、これもこの文が全部本当であることが条件だが。]
(108) 2015/01/21(Wed) 20時頃