[一瞬縮んだ首回りの羽毛>>92に、これは話題を間違えたか?と僅か肝を冷やすも、すぐに元通り以上に膨らんだのを見て、素直なことは美徳であるなあと思う狐であった。]
ホホホ、この目が真実を見抜くと?
それは買い被りすぎと言うものでございます。
けれど折角の賛辞、ありがたく頂戴しておきましょう。
[扇子で口元を隠しつつ謙遜してみせるが、尻尾は気分良さそうにゆらゆら揺れている。]
おや、今お気づきになられましたか?
太陽の子はいついかなる時であろうと男前でございますとも。
祈りを届けるには正しき所作、正しき装いが必要でございます故。
鏡は常に持ち歩いておりまする。
[などともっともらしく答えるも、狐は割と自分の顔が気に入っており、化粧映えもすると自負しているというだけである。
大鷲が鏡を覗けば、キラキラしさがより強調されるよう手鏡の角度を微調整などしている。]
(107) 2019/10/09(Wed) 21時半頃