[人形さんに話しかけながら歩いてた所為か、注意力は散漫していて。
だから、誰かが近づいていた事に気付いたのは小さなお人形さんの方が先だった。
規則正しく歩いてた姿がぴくりと一瞬止まって、視線が動く。
人形さんの視線の先を追いかけると、ローブを着た隠者のようなお化け?の姿が見えた。
首を傾げると、丁度紙飛行機が自分の足元に落ちてくるところで]
…?
[ぱちくりとしながら、スカートの中身が見えないように器用に下半身だけを折り曲げてその場に屈み込み、恐る恐る紙飛行機を手に取って。
中を開くと、なにやら文字が書いてあって、それをじっと見つめる事暫く。
やがて、こくこくと頷き。
お返事をするにも筆談なのかしらとペンを探そうとポケットの中を探り]
……!
[ペンを持ってきてない事に気付いて若干絶望した。
どうしたものかと、おろおろと人形さんと隠者さん?を見て]
(107) 2011/10/26(Wed) 00時頃