……相変わらず、太っ腹だねェ。
[嫌味なくらいに。
と、まあ。これ以上余計な事を言うべきではなかろう。
ニヤリ、と笑みを浮かべて、一歩退く。
他の参加者らを見下ろして、ゆっくりと口を開く。]
――ホラ、テメーらも何かあンだろ。
[それだけ言えば、口を挟むことはもうあるまい。
どうやらまた生き永らえたらしい男の抱いた不遜な夢。
カラカラと笑って、ぐしゃりと白衣を握り締めたコドモ>>104の頭を、前を向いたまま、やはり乱暴に撫ぜた。
やっぱり、さ。何があったかは知らないが、"センセイ"という柄では、ないなァ。
面倒くさいクソガキは、先を生きる自分に預けるとして。
ここは任せておけよ。と男は思う。さて、"ゲーム"はまだ始まったばかりなので。
こんなクソったれみたいなセカイは、きっといつか、この手でぶっ壊して進ぜましょう。]
(105) nabe 2015/03/23(Mon) 00時頃