[取り出したタイムカプセル。初めて見るそれをしげしげと眺めた。
開けるよ、というキャサリンに向かってこっくり頷く。
キャサリンの後ろから、開いた蓋の中を覗き込んだ]
……おー。
[クラスメイトたちが、未来へ持っていこうとした色々なもの。
それは手紙だったり、写真だったり、小物だったり、本当にさまざまで]
キャサリンの原稿は、どれ?
[部外者の私が手を出すのははばかられる。キャサリンの後ろから覗き込んだまま。
どうやってこれを消すつもりなんだろう。手っ取り早い方法は、燃やすことだけど。
燃やす。そう、燃やすのもいいかもね。どうせなら、この学校丸ごと、とかさ。
ああ、でも延焼する可能性もある……というか、その可能性の方が高いだろうし、やっぱりそれは危なすぎるか。
笑い声が聞こえたかもしれない。>>63
でも、私は全然気にしなかった。
何かが割れる音、クラクションの音、叫び声。
さまざまな音に慣れきった私の耳は、今更笑い声後時に反応しなかった**]
(71) 2014/01/20(Mon) 14時半頃