[咄嗟に差し出された手>>67。後ろ向きに吹き飛ぶその刹那、迷う事無く抱えていた避雷針を突き出した。スロウモウションのようにゆっくりと時間が流れ、遠ざかりゆく姿からは、その先端を掴む事はできたかどうか。]
(ケヴィン…マイ…フレンド…)
[相手が避雷針の先端を掴む事ができなければそのまま。仮に掴む事ができたとして、成人男子の体重を避雷針で支える事はできないという事実の中、やはり真ん中から折れただろう避雷針と共に、敷地内の中庭へとゆっくり、ゆっくりとした体感速度と共に落下していく。
ETの物真似と言えなかったという思い。その心残りと共に、]
(――――いつか あった…)
[挟まった記憶は一瞬。
そんな時間が巻き戻るかのような錯覚と共に、為す統べなく落ちて行った。→マーゴ[[who]]の居る、または居た事のある場所へと。]
(69) 2014/04/18(Fri) 03時頃