[見下ろしてくる相手>>46に居心地の悪さを覚えながら、続けようとした小言は、けれど後に続いた言葉に飲み込まれる。
お前しかいない、と言われてしまえば、満更でもなかったのだから。
それが彼の打算通りだとは思わないけれど、もしも気付いていたとしても、きっと変わらなかっただろう。]
……構いません、よ。
頼まれた事は、しっかりと果たさせていただきますから。
[眉間の皺は、きっともうとっくに取れてしまっていただろうけれど。
その視線を見つめ返すのも居た堪れずに、足元に目を落とそうとしたところで、腕を引かれて>>47バランスを崩す。
だからどうしてそう、力任せなのかと。何故だか睨み付けてきた相手に、再び視線を合わせて目を細めた。]
それは、なんとなく予想はできますけれど。
もう数週間もすれば、きっと花も咲くでしょう。
[伏せられた顔を追うのは容易で、先とは逆に逸らされた顔を見ながら、悪びれもせずに言う。]
(56) g_r_shinosaki 2014/07/07(Mon) 21時半頃