なるほど。でも、ころころも、この雪じゃ動かしにくそう。
[いえから学校までの移動方法を聞いて、同級生の荷物を見る。だいぶ踏み固められているけれど、それでも一歩足を踏み出すと少し沈む。
御田先生なら運べるのだろうか。首をかしげながら、]
へへっ。じゃあ、俺、板かりてくる!
[褒められて(>>35)、ロッジの方に駆け出そうとして、立ち止まる。]
ねる。
[思い出すのは、あの学際準備の日(>>35)。
教室の内装を変えようと、壁に建てた板に色を塗っていた最中。
教室に音瑠が入った瞬間。誰かの手が、踏んではいけないからとロッカーの上に置いておいたペンキの缶に当たり。
当たり所が悪かったのだろう。何故か、一直線入口までに飛んでいき、音瑠の頭に着地。
そんな出来事とか、体育祭本番でのこととか、9月の合唱発表会の時のこととか、普段の学生生活の中でのこととか、数えきれない諸々を思い出しつつ。]
ここから、一歩も、動かないでな。動くときは、誰かと一緒に。な。
[彼の両肩に手を置いて、しっかりと目を見て言った**]
(53) 2014/02/11(Tue) 19時半頃