[その問いかけと返答とはまた別に。]
ねぇ、先輩。
どうか、どうか、生き返ってくださいね。
[そう、念を押してくり返すあたしに、先輩はどんな顔をするだろうか。怪訝な顔だろうか。合点の行った顔だろうか。それとも、まったくの無表情だろうか。
どんな顔をされても、関係ない。]
先輩、多分、るりの目の前で死んだんでしょう。
[それは、厳密には少し違うのだけれど。
否定を得ても、得なくても、あたしは続けるだろう。]
あの子、その状態で好きな人が死んで、それで忘れられるほど、器用じゃないから。
[間違いなく、自分が好きな人を殺してしまったのだと思い込んでいる。
どんなにアレは事故だ、自殺だと言われていたとしても。
それを聞けるだけの余裕は、あの子には無い。むしろ。
何も聞えないのかもしれない。
先輩が興味を示せば、カミサマに見せてもらうと良いとコメントを付けたことだろう。]
(45) 2014/03/27(Thu) 00時半頃