[ありがとうという言葉に>>15]
アンタが俺を心配しているのと同じだ
[照れてそっぽを向いて答える。
帰り道、市場で食材とケーキを買う彼に、ケーキはなんに使うんだと尋ねて、首をかしげる。それから、ラルフがお代を払う間に周りを見回して、ヴェラが居ないかと探した。明後日、乗るまでに彼に会いたかった。会って、自分が、何か気に障るようなことをしたのかと聞きたいと思っていた]
…さびしいのかもな。
[ラルフの呟きにそう返す。よくよく考えれば、同居人から急にチヴェッタに乗ると言われるというのはどうなのだろうと。自分だったらさびしい。そう考えて、罪悪感に襲われた。だけど、今更ラルフを離す気にはなれないから、それ以上は続けなかった。ただ嫌な奴だなと自分で思う]
…なあ、今日も一緒に寝ていいか
[代わりにそう遠慮がちに訊ねた。了承してもらえたのなら、嬉しそうな顔で笑って、抱きつきに行く。周りを無視する酷い奴と自覚しながら、そこから先はどうしようかと、自分勝手に考える]
(16) 2014/05/19(Mon) 21時半頃