[よく見ると彼>>15の他に何名かの人>>8>>11>>13も増えていた。
感情任せに鏡を殴るなど、見っともないことをしてしまったと、数分前の己の行動を恥じる。]
いや、そんなことはないよ。僕も変なことしてごめん。
なんとなくね、鏡が苦手なだけだし。
[今背を向けてる鏡は、何を映しているだろう。そう考えると怖く思えた。
―――だって、鏡は嘘つきだから。感じていたのはそんな苛立ち。]
でも……なんか、変な女の人だよね。
何かを知ってるのに絶対言ってくれなさそう。
どうしろって言うんだろ、ここで。
[案内した女性がいないことをちらりと確認し、言葉を続ける。
優しくこの部屋へ案内した女性は、ただ事務的に最低限のことしか説明しなかった。
存在しない無くしものを探すなど、どうすればいいのか。
異国風のこの部屋で、見つかるとは思えない。]
(16) 2014/04/13(Sun) 16時頃