―― 食堂 ――
[出来上がった親子丼を受け取った貴女はようやく、ホワイトボードに書かれた文字>>1:244に気がつきましたね。
諸先輩方の文字は誰のものか判断がつくまでになっていましたが、ゴロウ先輩のそれは一番に彼の文字であることを認識したくらいわかりやすかったことを思い出したようですね。
そんな彼が本当に作ってくれるようでしたから>>2、貴女はやはり驚いたようです。]
いいえ、お似合いだと思いますよ。
[その声音はほんの少し、ゆっくりとしたスピードでした。
――何かを、思い出すように笑みを浮かべて。]
……お手伝いできる技量がないですから、お皿を運ぶくらいはお任せください。
楽しみにしています。お腹を空かせて待っていますね。
[ですがその笑みもまたいつもの笑顔に戻り、常と同じ黒眼を注ぐのみとなりました**]
(5) 2014/03/05(Wed) 00時半頃