とある女性に、言われました。
「貴方が愛を求めるのは、幼い頃に愛されなかったからだ」って。
私も、そうなんだと、思います。
だから女性に縋って、女性の優しさに甘えて生きてきたんです。つまり、利用してきたんです、女性という存在を。
そうして生きてきたら、女性の扱いばかり上手くなりました。こう言えば喜ぶ、ああしてあげれば言う事をきいてくれる、と。多少強引な方が好かれる、とかね。
(けれど、本当に大切にしたい人間には何の役にも立たないのだ)
[ゲイルと接して、そして拒絶されて、確かに自分の心は傷ついた。傷つけたのは自分のはずなのに。今までどんなに「いけず」だの「すけこまし」と罵られてきても平気だったのに]
……恥ずかしながら、貴女に叱られて、初心に還れた気がします。
[ありがとう、と呟く自分は、きっと情けない顔をしているだろうな、と思いつつ]
(3) 2013/06/29(Sat) 01時半頃