…帰らなきゃ。[ただ自分を突き動かすのはその衝動。彼の不安気な眼差しが胸を射抜いては、焦燥感がせり上がり。そう、帰らなくては。自分達の家へ。これから綴る、物語の行き先へ。――そうでなければ、月が、泣いてしまうから。然し重さを伝える四肢は、妙な金属音と共に。ぐるりと暗がりを見渡し見えたのは、自分と同じ様な人と。……この町に在ると言う、小さな娼館の名前、だろうか。] …――ちょっと、……笑えねえよ。[身を売られたか、売られる道中か。真相は定かでは無いけれど。翅を未だ持つ蝶を閉じ込めるような鉄籠は、蝶の胴を押し当てても揺らぐ事は無く。幼い記憶の奥底で、じんわり思い出すは近辺に住む悪趣味な金持ちのこと。嗚呼、これじゃあ物語は綴れないと。震える唇は彼の名前を紡ぐ。]
(+12) 2014/09/22(Mon) 02時頃
sol・la
ななころび
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