288 【半突発】僕たち、ほしぞら探検隊
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[ 海岸から公民館へ移動しようって話になった頃には 下を向きすぎて幾分頭がクラクラしていたろう。
結局、星を背負った貝は見つからなかった。 新しく海の記憶を知るものは、何も。
拾い続けた貝殻を砂浜へと戻してやって わたしはみんなの背を追いかける。 後ろの方でののちゃんとおにいちゃんが 何か話しているのが聞こえたけれど あまり耳には入ってこない。]
(19) 2018/11/24(Sat) 03時半頃
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[ わたしの心は、冬の海のように凪いでいる。
波風ひとつ起こすまいと じっと奥歯を噛み締めて ただ足を機械的に動かして 何でもないような顔してるだけ。
彼の最期を見送ったのだ。 もう彼はどこにもいないと頭では分かっていても 心だけが子どものまま わあわあぎゃあぎゃあ泣き喚いている。
そんな心持ちでいたから おにいちゃんが心配そうに声をかけてきても 「何が?」って取り繕ってみせるだろう。
─────よもや、おにいちゃんから 恋の相談などされようものなら…………]
(20) 2018/11/24(Sat) 03時半頃
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[ 笑みを形作っていた目をす、と眇めて 「…………しらない」なんて そっぽを向いてしまうかもしれない。
今日はわたしにとっては愛する人を失った日。 おにいちゃんにとっては友達を失った日。
そんな日に一体何をはしゃぎ倒しているのかと 嫌悪を滲ませなじるだろう。 妬み半分、悲しみ半分。 わたしには成就しえないものを持っている人は 今のわたしには眩しくて憎くてたまらないの。]*
(21) 2018/11/24(Sat) 03時半頃
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ー 公民館・裏 ー
[ おにいちゃんは本当に話しかけてきたかどうか。
何れにしても公民館の裏に辿り着く頃には わたしはむっつり黙りこくって 黙々とシャベルを動かすだけになっていただろう。
ここに埋めたものを覚えてる。 子どもの自分が大人の自分に託した嫁入り道具。
透明な青いプラスチックのガシャポンケースに お母さんの脱脂綿を詰めて大事に大事に保管した 綺麗なサクラガイが、二枚。]
(22) 2018/11/24(Sat) 04時頃
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[ もっとくだらないものも入れた。 おにいちゃんに縁日で買ってもらった指輪とか ののちゃんと編んだミサンガの切れたのとか。
記憶の糸を辿るより早く あいりちゃんのスコップが金属の箱へ到達したか。]
…………あ、
[ 心の準備は?>>17って聞かれて、 「待って」って言いそうになるのを ぐっと飲み込んで、耐えた。 多分20年以上待ったって準備なんか出来ない。
ぱかん、と古いトタンの箱が撓む音がして わたしは、恐る恐る中を覗き込むだろう。]**
(23) 2018/11/24(Sat) 04時頃
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/* なんだろ……おにいちゃんがこの状況で恋バナしてきたら、皐子がかいとにぃのこと好きじゃなくてもぷっつーーん!てなる気がしてならない…… この時期は多感故に、おにいちゃんの年相応の恋愛ですら、親のイチャつきに似た嫌悪を抱いてしまうだろうし、そもそも人が亡くなった場だろ、ていうのが先行してしまうと思うんだ。
中身的には「いいぞもっとやれ」て感じなんだけども……
(-2) 2018/11/24(Sat) 04時頃
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/* 可愛いなぁ可愛いなぁおにいちゃん。 まだ世話しなきゃならない妹だと思ってそうで。
(-3) 2018/11/24(Sat) 16時半頃
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[ 箱の片隅に、それはあった。
皆の宝物の片隅に、古びたガシャポンケース。
誰かに触られる前に手を伸ばした。
難なく開いたケースの中から
ふわり、脱脂綿の香料が数年ぶりに解き放たされて
中から桜色の二枚貝と─────
紙が一枚、入っている。
雑誌の付録の、懐かしい便箋には
小学三年生の夢が書き綴られていた。]
(42) 2018/11/24(Sat) 22時頃
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『未来のわたしへ! こんにちは!お元気ですか? 学校生活は楽しいですか?
わたしはこの間ののちゃんからもらった ミサンガが切れてしまったのですが これって願いが叶うってことでしょう? 何をお願いしたか覚えていますか?
わたしはかいとにぃのことが好きです。 かっこよくって、すてきな夢を持ってます。 ケーキ屋さんになりたいって夢もあるけれど 一番はかいとにぃのお嫁さんになることです。
夢はかなえられそうですか? でも安心してください! 信じていればいつかきっと夢はかないます! かいとにぃがそう言ってましたので。』
(43) 2018/11/24(Sat) 22時頃
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『 でも、かいとにぃだけじゃなくて あいりちゃんも、ののちゃんも せいちゃんも、おにいちゃんも
みんなと仲良くずっと一緒にいられる 何年たっても変わらない ほしぞら探検隊でいてください!
P.S わたしの宝物を入れておきます! これが似合う大人の女の人になってね!
九重小学校 三年生 友江 こうこ』
(44) 2018/11/24(Sat) 22時頃
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[ 紙の中に大事に折り込まれるように サクラガイが二枚、ころりと零れ落ちた。
あの日貰った時の色艶を保った、美しいままで。
笑ってしまうほど単純で、愚かで、純粋無垢な、過去の宝物は 今のわたしには、ちっとも相応しくない気がした。]*
(45) 2018/11/24(Sat) 22時頃
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