295 突然キャラソンを歌い出す村3
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[耳に届く声>>534が更にあって、 そちらに顔を向ける余裕もなにもなかったんだけど、]
…ユキちゃんまじかァ、 ここまできたのか、…
[困った、という声色だ。]
(538) 2019/05/02(Thu) 04時半頃
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[寂し気な声に聞こえた。 そう思いたかったからかもしれない。]
… 報われたのか、オレの死で
(*169) 2019/05/02(Thu) 04時半頃
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[――― ああ、その理由なら…]
だったら、仕方ないってなるじゃん…
(*170) 2019/05/02(Thu) 05時頃
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[たまたま攻芸という人間には
友達付き合いとか。 学校生活とか。 満たされる食事とか。 大好きな部活とか。 仲間と掴む勝利とか。
そういう、青っぽくて『今、たのしい』みたいな 現在だけを描く花火みたいな一瞬が みんなみんな、人間のほうに詰まっていた。]
(*171) 2019/05/02(Thu) 05時頃
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[吸血鬼として、吸血鬼殺しに生まれ変わったこの身で出来る、残った全てだ。九生屋を殺すことこそ、今の攻芸の居場所だった。]
…………、 ああ。
[報われたのだ。 攻芸にとっての夢をすべてひっくり返してしまった吸血鬼として生きたこの短い時間が。 なんの無意味でもない時間にならずにすんだ。]
寂しいよ、九生屋。
[こんなのは、殺しておいておかしいかもしれないが。 攻芸にとってはなにもおかしくない。 九生屋は、殺し合いをしても、ずっと友達だったのだから。]
(*172) 2019/05/02(Thu) 05時頃
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/* なんの意味もない時間にならずにすんだ。]
こうですううううううううううううううう! (あせってかいてますううううううううううう)
(-368) 2019/05/02(Thu) 05時頃
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――――― は 、
(*173) 2019/05/02(Thu) 05時頃
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[笑うように息を吐いた後、 今度は小さな笑い声をたてる。そして、]
オレも。
ああ、だから、 … … 死にたくなかったのかなァ……
(*174) 2019/05/02(Thu) 05時頃
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そりゃそうよ。 血をあげた友達が殺されるって言ってんのに、わかったってそのまま送り出せるわけないでしょ。
何もできなくっても、さ。
[困り果てたみたいな声>>538には、こっちもしてやったりな気分になった。 表情は、たぶんすごい情けない笑顔になってたと思うけど。]
……ねえ、死んじゃうの?
[聞いたのは、追手さん>>535の方にだった。 優しい言葉も嘘も希望的観測も、ないほうがよかったから。]
(539) 2019/05/02(Thu) 05時頃
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/* 怜奈の送ったリリックパワー、皆に届いたよ…
(-369) 2019/05/02(Thu) 05時頃
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[>>537 顰められていた顔が、男と反対に笑う。それに一層のこと、苦虫を噛み潰したような顔をして男は歯を見せた。]
… やっぱりが クソが
[当たらなかった。と言われれば、ほかに聞く相手もいなかろうと外面を完全に振り捨てた口調になっている。]
ムカつきしかないですね コレただの勝ち逃げじゃないですか
アナタ、ボク以外の手にかかって死なないでくださいよ
[ざまあ。と言われて、顔を思いっきり顰めつつ、 男は無茶苦茶な横暴なことを言った。]
(540) 2019/05/02(Thu) 05時頃
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/* あああああああああああああゆきちゃああああああああああん!!!!!!!!!ゆきちゃああああああああああん!!!!
(-370) 2019/05/02(Thu) 05時頃
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/* ヤカモトさんやっぱりすげー好きなんだよなぁ
(-371) 2019/05/02(Thu) 05時頃
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――九生屋。
[か細い声が消えるまで。 その笑い声が、吐息が、みんな聞こえなくなるまで]
……もっと色々、なんか、話せないか。 いつでもはなせるんだから、 もっとやっておけばよかったけど……
ミタシュが面白い人でよかった。 さっきまで、楽しかったから。
俺がすぐに九生屋をみつけられたら、 もうちょっと一緒に……
………
[みんな殺してしまったあとにいうのも、 どれもこれも、仕方がないはなし。全て今更。 滑稽、あるいはゾッとされるような事。]
(*175) 2019/05/02(Thu) 05時頃
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/* どうでもいいけど部屋に蚊がいてすごいすごいイライラする あいつらあの羽音どうにかならんの
(-372) 2019/05/02(Thu) 05時頃
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………………。
[それでも。九生屋が死ぬことには、 攻芸という者のなかには、一抹の後悔もない。 そういう風に育ったのだから。]
………――
[けれど友達は、 おそらくやり足りなかったのだろう。]
(*176) 2019/05/02(Thu) 05時頃
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ひとがいいにゃ〜あ も〜……。
[そして今度は笑うみたいな声を返す。 宇津木>>539に対しては、いつもの口調で。 八家本>>540に対しても、少し引き摺られた。]
にゃっはっは、 そ〜で〜す、勝ち逃げ、
そこだけはしてやったりだなァ、…。
(541) 2019/05/02(Thu) 05時頃
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でも、
[さっき聞かれた、今の気分>>535は、]
最悪だ、… しにたくない 勿論キミにも 殺され たくない … [声が泣きそうに震えた。 でも泣けないのだ、オレは。吸血鬼だから。]
(542) 2019/05/02(Thu) 05時頃
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いろいろって、 …そ〜だけどさァ。 オレ死にかけてんですけど。
…うん。 ……―― うん。
… 一緒に?
[続きを促す声は、心なしか優しめで。]
(*177) 2019/05/02(Thu) 05時半頃
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六合もアナタを友達だとか言ってましたケド 相変わらず、ヒトを誑し込むのが 上手いんですね、アナタは
[>>534 名前を呼びながら、空から人間が駆けつけてくる。人が増えるの自体が面倒なのか、男は息を吐いた。]
八家本八丸十のことも、おんなじように口説いたんですか …おかげで、ここまで来るのに何世代かかったんだか。 [──死ぬな。は冗談半分、本気半分だ。
因縁の決着というには人の手を借りたあっけなさ。 これでは、逆に引きずりそうだ。]
(543) 2019/05/02(Thu) 05時半頃
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[続きを促されて]
……
あそべたよな。 色々。
[殺し合いはもうおわったので。 殺し合いでも歌でもなく。 攻芸はあまり賢いほうではない。 単に寂しいので、つい話してしまってるだけ。]
(*178) 2019/05/02(Thu) 05時半頃
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見たまま、死にかけです。
[>>539 死んじゃうの? と聞かれて、事実を答える。事情をどこまで知っているのかはわからなかったので、ちらりとそちらを見るのみに留める。]
このままなら。 [そういうことになる。と宇津木には答えた。]
(544) 2019/05/02(Thu) 05時半頃
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[もう大分喋るのもつらくなってきた。 このままこの男の首筋に牙を突きたてたなら、延命が出来るのだろうか――、と考えたが、実はもう身体が動かない。
口だけはギリギリまで動かすためにも、目蓋は先に閉じておいた。開けておくのも億劫だったからだ。]
はは… 優秀、でしょ。
八丸十かァ… なあ、八丸十ってさァ… …… いや いーや。
オレは普通に 友達になっただけなのにな、… だめだったのかな…
(545) 2019/05/02(Thu) 05時半頃
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っはは、ほんと。
ほんと。
ほんとにそうだ。
(*179) 2019/05/02(Thu) 05時半頃
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ゴールデンウィークにさ、 ここ、きたかったよな。
(*180) 2019/05/02(Thu) 05時半頃
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[このままなら、と、その言葉が聞こえる。
それでも、死にたくなくて。 生きていたくて。
ユキちゃんの表情も見たかったし、 八家本の悔しがる顔は悪くなかったし、 六合とももっと、普通に、友達を… 他にも、他にも…
でも、 でも… 生きていられるなら、
"ここでもない場所"でもよくて。]
(546) 2019/05/02(Thu) 05時半頃
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フツーよ。 友達なんだし。
[人がいいなんて言われて、肩を竦める。 ま、友達認定のなかった状態で血をあげたのは、フツーじゃないかも? けど、時効よ、時効。]
ヤカモト、ヤマト。
[知らない名前。ふたりには、きっと関係があるんでしょう。 アタシにとって大事なのは、そんな誰かのことじゃなくて、震えそうな訴え>>542と、このままなら死んじゃうっていう言葉>>544のほう。]
(547) 2019/05/02(Thu) 05時半頃
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/* ユキちゃんちゃんとあえてよかった〜 間に合ってよかったねえ
(-373) 2019/05/02(Thu) 05時半頃
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[攻芸は、全身の力を込めてはなった杭が、実際吸血鬼の心臓に届いたのかどうかも、九生屋本人に教えてもらうまで、わからずにいた。
観覧車を見上げている。
だからそこまで、次の一手を考えていた。 けれど、ついにその必要もなくなった。
ふっと体から力を抜いた。
見慣れぬ大きな鳥が見えていて、観覧車のことはここからでは遠い。]
(548) 2019/05/02(Thu) 05時半頃
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[唯一だった目的が、ついに終わってしまって 攻芸はすっかり、次のことを考えられる頭になく
ただただ、吸血鬼同士で話せる音で なぜか九生屋にかまってもらっている。
これでは、あやされているようなものだった。**]
(549) 2019/05/02(Thu) 05時半頃
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