126 生贄と救済の果てに〜雨尽きぬ廃村・ノア〜
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よ。悪いな。
[村の外から姿を見せた魔物達に、まるで知り合いの様に 気安く声を掛ける。 だが声を掛けた右手には焔の剣が握られていて、 飛び込んで来た猫の化け物をカウンターで切り払った]
せいぜい混乱させてくれや。
[表情を変えずに数多い魔物達を屠り、隙を見て贄にする。 そうやって少しずつ不自然ではない様に廃屋から離れて行った]
(2) 2013/06/15(Sat) 00時頃
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生きるのに必要なら好きにしろ。
[後戻りは出来ないか、 とするつもりも無い言葉が漏れそうになって苦笑する。 代わりに出たのはやはり我関せずと言ったもの]
今、村魔物だらけだから。
[だから何なのかまでは口にはしなかった。 後は自分で考えろと何処までも不親切な声]
(*1) 2013/06/15(Sat) 00時半頃
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よく声が通るな。
[コリーンの怒鳴る様な呼び声>>8は残念ながら届いていた]
あいつはもう少し…静か…。
[だったと記憶を辿り掛けて途方に暮れる。 あの女性はどんな声をしていただろう。 どんな声で、表情で、俺の右手を握ってくれただろう]
(9) 2013/06/15(Sat) 01時頃
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別に。俺の為だ。お前の為じゃねえ。
[感謝の言葉に一瞬動きが止まる。 魔物から感謝の言葉を聞くとは思わなかった。 随分と人間らしいと、 ヴェスパタインの魔力が消えた方向に視線を向けて苦笑する。 が、苦笑するだけだ]
(*3) 2013/06/15(Sat) 01時頃
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今度は狼か……。
[感傷に浸り掛けた俺を呼び戻したのは遠吠え>>11 煩いのが多いなと溜息を吐きながらも、 ここで合流しないのは不自然か。 それともヴェスパタインやイアンを探しにいくフリを した方がいいかと思いながらも足は声の方に]
(12) 2013/06/15(Sat) 01時頃
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避けねえと丸焼きになるぞ!!
[自分で呼んでおきながら酷い奴だと口元に笑みを浮かべたまま 焔樹の根を放つ。 三匹の焔の蛇がそれぞれ狙いを定めた魔物へ向かい 燃え上がらせる。 その中に白い狼もいたが、それはそれ。 一応忠告はして放ったつもりだ]
(14) 2013/06/15(Sat) 01時頃
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ホレーショーは、白い狼が焦げたら焦げたで「あ、悪い」ですませるつもり**
2013/06/15(Sat) 01時半頃
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[焔に慌てたヴェラ>>18が人型に戻り、 消火に当たっているのを横目で見ながら]
あ、悪い。 避けれると思ってた。
[短い謝罪を加えてもう一度焔樹の根を放つ。 焼け落ちていく魔物達を冷静に見ながら、 ヴェラの言い分>>21には目を瞬かせるだけだった]
大勢いるし大丈夫じゃね?
[廃屋に残った者達の安否を尋ねられても 心配する様子は見せずに淡々と返すだけだった]
(56) 2013/06/15(Sat) 23時頃
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[ある程度片付き始めると、俺も回復の為に魔物達を 右手に取り込み始める。 少しずつ積み重ねた黒の色は今更変わり様もない程だった]
そうだな。 俺もこんなに色んな魔物を一度に見たのは初めてだな。
[呼び寄せたのも初めてだが、とは口にするつもりも無いが。 シニタクナイ、イキタイと言う本能を利用して 呼び寄せたのだからこれだけ集まれば上等だ]
餌、でもあったのかもな。 美味そうな餌。 俺達の事かもな。
[死に掛けの魔物を袋に詰める様子を横目に見ながら 答えとしては簡潔だがある意味事実を混ぜて答える]
(59) 2013/06/15(Sat) 23時頃
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…ヴェスパタイン…?
[無言の灯>>28は僅かに揺れて消え果てる。 ああ、終わったのかと一瞬目を閉じた]
(60) 2013/06/15(Sat) 23時頃
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ちゃんと喰えたようだな。
[途切れた灯が瞼の裏に揺れた。 何かの生きる全てになったのなら、良かった。
それが魔物に堕ちた者の命を永らえさせる事になっても。
何も残せず消えてしまうよりマシだと。 雨の中、潰えた魔物を取り込みながら呟いた]
(*5) 2013/06/15(Sat) 23時頃
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ツェツィーリヤか…あいつは耳が聡い。 加えて遠距離の供物持ちだ。
距離が離れれば結構危ないかもな。
他の魔物で消耗させて、回復する前に襲うのが一番的確だろうな。
[目を閉じ戦うツェツィーリヤの事を思い出す。 共に闘うならまぁ信頼していい腕だ。 その分敵にすると近寄れなくなる分面倒臭い]
疑われない自信があるなら好きにしろ。
俺はヴェラが一緒にヴェスパタインの元に行くかとか 言ってるから下手するとかち合うぞ。
(*7) 2013/06/15(Sat) 23時半頃
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燃えたけど消えたからいいんじゃねえか?
[ヴェラの愚痴>>62には結果論でさらりと流す。 魔物の襲来に付いては『このタイミング』なのかと言う 問い掛けが無かった為、敢えて口にはしなかった。 魔物の討伐に気が向いているうちに なし崩しにしてしまう気満々で、 少し呆れたような溜息を漏らすだけだったが]
……ああ。
[瞼の裏に陽炎の様に灯が浮かんで消えた。 まるで彼の運命を示す様に]
……何かの暗号つうか通信だろうな。 忙しくて休んでる暇無いんだけど。 ほんと働かせるな、あの隊長は。
[ヴェスパタインの身を案じるヴェラの言葉に 返すのは常と変わらぬ淡々としたもの]
(66) 2013/06/15(Sat) 23時半頃
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ああ、そうか。お前は少なからず縁があるんだったな。
[少なくとも俺よりは知っている男。 特にヴェラは何故か知らないが群れる事を好み、 一度でも共に行動した相手には 少なからず想い入れるように見えた]
変わった魔法使いだ。
[いつかの酒場でも同じ様な言葉を漏らした気がする。 それをもう一度呟いて、ヴェラの後を付いて行く]
(67) 2013/06/15(Sat) 23時半頃
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……どいつもこいつも…変わった連中だ。
[ヴェラの名に、僅かに答えが遅れた様な気がした。 それが何か躊躇いの様にも感じられるのは、 極力人を避け続けた経験から。
無神経に避けて来たわけではない。
相手が二度と組みたくないと思う様な行動を 同行者を観察しながら意図的にしてきた事の方が多い。
だからこそ、言葉選びや声色で何となく判る気がしていた]
逃げたいなら早く逃げろ。
[助ける事は出来ないから、と言い掛けて]
助けるつもりは無いからな。
[言い直した]
(*10) 2013/06/15(Sat) 23時半頃
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……変わらぬ変人のままか。
[妙に自信あり気に見えるヴェラ>>69を うんざりと言った表情を隠しもせずに返す。 だが、更に続いて出て来た酒の話にはほんの僅かに眉を顰めた]
酒か。 生きてたらな。
女はお前に任せた。
[俺には1人きりでいい。 もう……顔も…声も…名前すら…思い出せないのに。 右手の中にすらいない、その女性の事だけが俺の全て]
くたばるのも面倒臭いからごめんこうむる。
[狼に変化して匂いを辿り出したヴェラの後を 邪魔をしないように静かに付いて行く。 ヴェラが何処を辿るか判らないまま、ただ行く末を見守った]
(77) 2013/06/16(Sun) 00時半頃
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おっさん捕まえて童貞呼ばわりするな。
[ヴェラの女が気持ち良いと言う意味の違いは知らないまま、 呆れたように返して毒蛾を噛み砕く狼を後ろから見つめていた。
隙があったのは気付いていたが、 ヴェラの機敏さを考えれば、一撃で仕留めきれないければ 他の魔法使いを呼ばれるだろう。 呼ばれずに仕留め切れたとしても、廃屋から離れた事で 疑われる可能性も十分あり得る。 不用意な動きをして警戒を強められては困る。 今はただ密かに息を潜めて機会を狙う]
(88) 2013/06/16(Sun) 01時頃
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− 崩れかけの小屋 −
[匂いを辿る狼の後を付いていくと、 そこには事切れた魔法使いの姿>>81
明らかに雑魚の魔物が付けたがむしゃらな傷では無い 致命傷を頭を掻きながら見下ろした]
綺麗な傷だね、おい。
[それ以上は何も言わず、 ただ事切れたその瞳をそっと閉じさせた]
(89) 2013/06/16(Sun) 01時半頃
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ヴェラとコリーンが、ヴェスパタインを発見したぞ。
[ツェツィーリヤを迎え撃つと、届いた声には こちらの現状を簡単に伝えて]
…うまくツェツィーリヤに濡れ衣着せないと。 そっちが勘繰られるぞ。
[手助けを聞くとも聞かぬとも答えずに、忠告だけ手短に]
(*13) 2013/06/16(Sun) 01時半頃
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[背後に聞こえたコリーンの声>>85 俺が警戒する理由は何1つ無い。 大体演技は苦手だから。 それで疑われる事になっても仕方ないのかもしれないが。
兎も角、俺は警戒することなく背中を見せたまま コリーンに手を振った]
(92) 2013/06/16(Sun) 01時半頃
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雑魚にやられたんじゃなさそうだな。 綺麗な傷だが……。
血の臭いに誘われてまた魔物が来るかもしれない。 埋めるか焼くかした方がいいな。
[血の臭いに敏感な烏や鼠の気配が 俺でも判るほど近付いていた]
ああ、ランプも大事だな。 それ終わってからにするか。
[まるで時間稼ぎの様に、もっともらしい理由と共に 弔いを口にした]
(93) 2013/06/16(Sun) 01時半頃
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はいはい。
[一言馬鹿と投げられた言葉>>95を軽くあしらい立ち上がると、 コリーンにその場を譲る。 彼女にも彼女なりの想いがあるのだろうと思えば 邪魔はしない]
少しは時間稼ぎって感じか。
[ヴェラが反対すれば>>97、尤もな理由にそれ以上推しはしない。 頑なな態度を取れば怪しまれる元だ。 ただ一瞬、あれ程忠誠を誓っていたアヴァロンに、 何か持ち帰らなくてもいいのだろうかと世迷言を思い付く]
本当に…忠義者だな。
[アヴァロンの為に全てを奉げるのが当然だと 信じて従い続けた彼には、この方が相応しいのだろう]
(103) 2013/06/16(Sun) 02時頃
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あー。これマズイな。
[コリーンの背後からやって来たヤニクの存在に内心舌打ちする。 まだそれぞれが警戒を解けるわけではないが。 少なくとも今いない者達の方に警戒は強くなるだろう。
ソフィアも警戒対象だろうが、経験の少なさは 誰もが見てわかるからこそ、それ程強くは無いだろう]
ヤニクまで出て来たぞ。 お前が一番怪しまれるかもな。
[名を出さないように気を付けながらも、現実はしっかりと**]
(*15) 2013/06/16(Sun) 02時頃
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[ヤニクの姿も認めて>>100、心に留めていた舌打ちが 思わず表に出そうになって飲み込んだ]
強かったんだろ。 今迄魔物にもならずに生きて来れたんだから。
[心身ともに。 それは確かだろう。 だからこそ]
対象は彼より強いって事だな。 厄介だ。
[雨で濡れた髪を拭いながらランプ探しを手伝った**]
(106) 2013/06/16(Sun) 02時頃
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知り合いだからって油断する様にも見えなかったけどな。
[知り合いが混じっていようが容疑者として集め、 監視役を勤めようとしていた男だ]
まぁ女とかなら少しは油断するかもしれないが。
[そう言ってコリーン>>113を見つめて]
あんたは普段でも隙を見せたら殴られそうだから、 油断してる暇はねえな。
[悪態を吐かれたり叩かれたりばかりいる気がする。 ほぼ原因が俺なんだろうが、そこは棚に上げた]
(130) 2013/06/16(Sun) 16時頃
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[そして会話の途中でぽつりと漏れた魔法使い>>111の 風貌に思い当たる様にヤニクに視線を投げた]
…そいつ。片方の耳にピアスとかしてなかったか?
[合っているのかどうか判らないが、 『刺青』と言うキーワードに、腕から覗く刺青を思い出した。 美味い酒が手に入ったと豪快な笑みを見せながら 無理矢理盃を渡して来る面倒臭い奴だった。
……いや、あの時は…イイ奴だった。
只人の女性の事を知った時も。
そんな珍しいのいないからしっかり捕まえとけ、と 否定もせずに喜んでくれた様な奴だった気がする]
(131) 2013/06/16(Sun) 16時頃
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[途切れ途切れの思い出に浸っているうちに ヴェラがランプを見つけた様だった。 上手く届いているのかどうか判らないが、 イアンの名が出るのを聞くと>>109、僅かに片眉を上げる。
五感の鋭い奴はこれだから面倒だ。
ヴェラが何処まで嗅ぎ取ったか、 他の面々はそれにどう感じたか。
それを見極めようと鋭い視線を飛ばす]
…それだけ群れが大切なんだろうよ。
[1人駆け出したヴェラの後ろ姿に呟く様子>>114に そう投げて、あんたも大概だと付け加えた]
(132) 2013/06/16(Sun) 16時頃
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……ほんと、お前懐かれてんな。 多分ヴェラがそっち走ってったぞ。
[ランプの伝言の後、呆れたように声を掛ける。 先程の口調だと、ツェツィーリヤはまだ生きているようだった。
まさかソフィアまで向かっているとは知らないが、 厄介だぞと内心愚痴りながらも]
(*17) 2013/06/16(Sun) 16時頃
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俺は俺のやりたいようにやるだけだ。
[彼の願いには応とも否とも答えなかった]
(*18) 2013/06/16(Sun) 16時頃
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…色男が台無しだから顔は止めろ。
[コリーンの怒りマークと握り拳>>133に それだろ、それ、と懲りずに付け加えて。
随分暫くぶりに、こんなにふざけた会話をしただろうかと 懐かしい感覚に口元を緩め掛ける。
1人で居過ぎて、話し方も忘れそうだったが。
だがこれを懐かしい、心地良いと思う前に、 突放さなければいけない。 こいつらは、俺にとっては殺害の対象なのだから]
(135) 2013/06/16(Sun) 16時半頃
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かわいいかわいい、あんたはかわいい。
[拗ねる様な口調>>138と握り拳>>139に 火に油を注ぐ様に棒読みでフォローにならないフォローを入れてみた。 その後で拳が飛んで来ても甘んじて受け入れるだろう]
俺よりは大概だ。
[違うと否定したコリーンを否定する様に。 ヴェラの背を見送る視線に母親の様な温かな色を見たのは 俺の気のせいか、それとも途切れ途切れの記憶の中の 欠片がダブらせているのか]
(147) 2013/06/16(Sun) 17時半頃
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