126 生贄と救済の果てに〜雨尽きぬ廃村・ノア〜
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[黒い右手の中に、何より大切なその女性はいない。 右手に彼女がいれば、とっくに右手に意識を融かして 人である事を止めていた。
いないからこそ。
人の姿を保ち続けられた]
(130) 2013/06/14(Fri) 23時頃
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[気が付いた時には、狩る対象の魔物を自分の中に取り込んでいた。
生贄にするのとはまた違う、自分の身体と融合させるような感覚。
俺は、針のような毛と固い甲羅のような装甲を纏った魔物になっていた。*]
(*25) 2013/06/14(Fri) 23時頃
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でも、今回の任務は俺達を殺す事なんだろ。
[それなら一緒ではないか、と告げる声は、廃屋で聞いたのと変わらぬ響きだっただろう。]
ふーん。そう。 何かあったら言ってよ。 取り敢えず俺、ヴェスさんのところに行ってくるんで。
[彼の事をまだよく知らない故、突き放した口調は彼の地なのだろうと。 返す言葉は仲間に対するものと変わらない。]
(*26) 2013/06/14(Fri) 23時半頃
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風来坊 ヴェラは、メモを貼った。
2013/06/14(Fri) 23時半頃
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[それでも渇望は止まない。
あの御者の叫びは確かなモノで。
今も共感出来るからこそ]
(131) 2013/06/14(Fri) 23時半頃
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シニタクナイよな。 なあ、お前らも。 死にたくなかったら、ここにいる奴らを殺さないとなぁ。
[雨音に掻き消される様な呟きと共に。 右手に歯を立てた。 プチっと落ちた血の雫。
人間の臭いなど欠片も無い、純粋な魔力の臭いが。
雨に遮られる事も無く、周囲の魔物達を村に呼びよせる。
鼠に猫に、鳥、蜘蛛に毒蛾や蟻や蜂。
雑魚と呼べる魔物達も数で寄せれば混乱位は招くだろう]
(132) 2013/06/14(Fri) 23時半頃
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― 崩れかけた小屋 ―
[先刻まで自分がいた廃屋からは距離を置いた、崩れかけた小屋の中にヴェスパタインの姿はあった。
断りを入れず、不用心に扉を開けた瞬間に鎌で切り付けられたが、咄嗟に身体を捩った事で大きな傷になる事は無かった。
愛用の鎌を油断なく構えるヴェスパタインに両手を上げてみせ、自分に害意はない事を示す。]
―あんたと話がしたいんだ。
「…一体何だ?」
[取られた距離は、胸を鈍く痛ませる。 ぶつけたのは、率直な疑問。]
―なぁ。 あんたも、俺達の中に魔物がいるって信じてるのか。 信じて俺達を集めたのか。
(133) 2013/06/14(Fri) 23時半頃
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[ヴェスパタインはこちらから目を離さず、まっすぐに見つめてきた。 それは油断できない敵に対してか、それとも多少なりと信を置く仲間に対するものなのかは分からないけれど。]
「アヴァロンの情報網を甘く見るな。―だが、お前がそうでなければ良いとは思っている。」 ……。 これが、俺達に課せられた『任務』なんだな。 区別もつかないのに、無差別に殺し合えっていうわけ。 [次の言葉にヴェスパタインから返る言葉はない。 自分はそれを是と受け取った。
―そして]
(134) 2013/06/14(Fri) 23時半頃
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店番 ソフィアは、メモを貼った。
2013/06/14(Fri) 23時半頃
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[順に廃屋から出て行く者たちを止めもせず、声も掛けず。 彼女は静かに見送った。
状況を分かった上で出て行ったのだ。 彼らも伊達に魔法使いをしているわけではない。]
私は回復の魔法を持っておりません。 ですから、回復が出来るソフィアさんは 無理をせずに。
[彼女は柔らかい笑みと共にソフィアへと声を掛けた。 回復の魔法を持つというソフィアは、 他の者が怪我をした際に治すことが出来る。 無理に戦闘をするよりは、と彼女は判断したのだろう。
外から、多くの魔物が集まってくる音>>132が 彼女の耳に届いていた。]
(135) 2013/06/14(Fri) 23時半頃
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[床を突き破って伸びた蔦が、銀糸の髪の男に襲いかかる。 それは控えさせていた魔物のもの。 数本は鎌で切られたが、残る蔦が毒を吐き、一瞬動きを止めたヴェスパタインの身体にきつく絡まって拘束した。
動きを封じられた手練れの男の懐に飛び込み、腹に右腕を貫通させる。 肉が裂かれ、骨が軋む音。 ヴェスパタインの白い顔が苦痛に歪んだ。 ―彼の身体に生えたイアンの右腕は、針のような毛で覆われていた。]
あんたは『任務だから』、魔物を排除しようと俺達を集めたんだろ。 俺やヴェラさんの事も信用ならないって思ったから此処に身を寄せた。 その判断は半分正解で、半分ハズレだ。
[その声はいつものような口調でありながら、氷のように冷たい。 そして緩く首を傾げながら問いかける。]
―なぁ、覚えてる? あんたと二人で向かった任務だ。 二年前のあの魔物…俺の弟だったんだよ。
(136) 2013/06/14(Fri) 23時半頃
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[ヴェスパタインの僅かに瞠られた目を見て薄く笑う。]
俺、ちゃんと生贄にしただろう? だってそれが俺達の『任務』だったから。
でもさ、あの時俺は あいつを救済してやりたかったんだ。
だってあいつは俺のたった一人の家族だったから。
[擦り切れた男の心は、空虚。 浮かべた笑顔も空しく。]
―俺はあの時、アヴァロンの掟を憎んだよ。
[そして憎しみに囚われ、任務中に死にかけて…魔物へと変貌を遂げた。]
(137) 2013/06/14(Fri) 23時半頃
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俺はあんたみたいに強くなりたかった。 そうしたら弟も、生贄にした事を赦してくれるって。 結局、俺は魔物になったけど…あんた達の事は仲間だと思ってた。 任務もちゃんとこなしてきただろ?
―でも、共存できないなら仕方ない。
[腹に埋まっている弟の魂の宿る右腕を、抉るように動かす。 内臓が傷つけられたか、ヴェスパタインの口から血が零れた。 腕を引き抜けば、彼の身体は魔物の蔦に絡め取られたまま、荒い息をつく。 くぐもった声は漏れたけれど、悲鳴は上げなかった。
その姿を見る目に温度は宿っていない。]
(138) 2013/06/14(Fri) 23時半頃
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まったく…うるせえな。
[何処からか胸を締め付ける様な憎悪>>137が届く。
堕ちた理由なんて聞く必要は無い。 聞いたところで何も出来ない事位よく判っている。
魔物が集う中、雨に掻き消されるほどの小さな声で呟いた]
何かあったら…さっさと逃げろ。
[俺もお前も仲間でないから。 互いに見捨てて生き延びろと。 憎悪に満ちた彼には届かないだろうからこそ呟いたのだ]
(*27) 2013/06/15(Sat) 00時頃
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―火に当たりながら>>71―
[ぐるぐると回る思考を落ちつけようと、深呼吸を繰り返す。 考えは纏まらず、思い返されるのはここに至るまでの会話。]
(139) 2013/06/15(Sat) 00時頃
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[その刹那、ヴェスパタインが咆哮めいた声をあげて自分を戒める蔦を引き千切る。 足元に転がった鎌を手にし、深手を負った男は血を滴らせながらイアンを睨んだ。]
「…せめて、お前は俺が…してやる。」
―へぇ、腹を開いたのにそんなに動けるんだ。
[男は腹を、そこに収まった内臓の多くを損傷している。 それでも動けるのは、『アヴァロン』に忠実な男の最期の矜持か。 イアンが呼び出したのは愛用のフォシャール。 魔物と化した腕は、鎌には間合いで劣る。
いずれ発覚されることは分かっていても、なるべく秘密裏に事を収めてしまいたかったから全身を変化させはしなかった。
まるで図ったようなタイミングで自分の愛用する武器を構えた両者は相手に襲い掛かった。]
(140) 2013/06/15(Sat) 00時頃
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―回想・巨木の元でヴェラと―
[魔法での治癒を終え、ヴェラの顔を再び覗き込む。 痛みが和らいだのか彼の口の端がいくらか上がって見え>>61、ほっとする。]
[白い毛皮を回収した後、意識をなくしそうな怪我人相手に思わず叫んでしまう>>34。 と、再び意識を取り戻した彼は、しっかりと目を開け、真っ直ぐソフィアを見つめてきた>>62。]
わっ…叫んじゃってごめんなさい…! あ、はい!私も魔法使いです!…一応。 初めまして、ソフィアです。 こんな感じで見ての通り、弱い、です…
[受けた自己紹介に思わず呼応して。 自身を『強い』と表現するヴェラが、なんだか眩しい。]
(141) 2013/06/15(Sat) 00時頃
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[一体何が?と尋ねれば、淡々と語られる御者の物語>>62。
自身も決して強いわけではないけれども、 魔力を持たない一介の人間が――身を守る術を持たない者がここに足を踏み入れるのは、さぞ勇気のいることだったろうと語られる男に思いを馳せる。]
[逃げろ、というヴェスパタインからの思念を受けてはいたが、 …それはつまり、この先に助けを求める人がいるかもしれないということで。 今は魔物化してしまった男を心に浮かべて、]
(あなたのその勇気を、今。少しだけ、分けてください…)
[少女は村へと向かう決意を新たにしたのだった。]
(142) 2013/06/15(Sat) 00時頃
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―回想・巨木を離れる際―
[十分に回復した、との言葉に笑みがこぼれる。 が、続く言葉>>73を聞くと、その笑顔はいくらか困ったようになり、] 大丈夫…えぇ、大丈夫ではあるんです、一応。 ブーツの方は、見える範囲なら一回でどこまでも飛べるし… 補助魔法だし、そこまで消耗しない、はず、です。
[最後の方は、もごもごと口の中で誤魔化した。 さほど消費しないと言っても、ここに来るまでにそこそこ使ってしまったから。 …今後のことを思えば、供物の回復を図っておくべきだが、しかし。]
(143) 2013/06/15(Sat) 00時頃
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[そこまで考えて。 『後で適当な獲物を…』との言葉に、曖昧な微笑みを浮かべたまま頷く。
こんな風に甘えて…と申し訳なく思う。 断るべきなのかもしれなかったが、現実を考えればそうも言ってはいられない。 ソフィアにとってその申し出は、喉から手が出るほどありがたかったのだから。]
(144) 2013/06/15(Sat) 00時頃
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[ヴェラは移動の準備を終えただろうか。 振り返って右手を差し出すと、村に着く前に>>75と訊ねられる。]
『お前の右手は、これまでどれくらい『喰って』きた?』
[顔が強張るのを感じる。思わず、ついと視線を逸らして]
(見透かされた…?) まぁ…少しくらいは。 まだ魔法使いに、なったばかりで… 攻撃魔法も持ってないから、苦手なんです、魔物の討伐…えへへ。
[気まずそうに横目でヴェラを捉えながら、そう苦笑してみせる。]
(145) 2013/06/15(Sat) 00時頃
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[それは小さいけれど、 でも魔法使いとしては致命的な内容の、
『嘘』 ]
(146) 2013/06/15(Sat) 00時頃
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[いや、決して嘘ではない。魔物討伐が苦手なのは本当だ。
…しかし。魔物とはいえ、傷つけることに抵抗を覚える。 襲われれば身を護るために反撃し殺害もするが、 生贄にする瞬間はいつも、目を背けてしまう。]
(殺すために、魔法使いになったわけじゃない…。 救うために。私は救うために、魔法を揮うの。)
[返された答えは簡潔で。>>75 追及がないことにほっと胸を撫で下ろして、彼の手を取りノアへと向かった。]
(147) 2013/06/15(Sat) 00時頃
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―回想・廃屋へ向かいながら―
[混乱しながらも馬車とヴェラとの遭遇を告げれば>>69、 優しく微笑みながら会話の助け船を出してくれるイアン>>77]
ふらふらと、歩いてたんです… 私、魔物かと思って、思わず身構えちゃいました。ふふふ。
[お兄さんみたいだ。 話を促してくれるイアンに少しの安心感を覚え…ヴェラを魔物と勘違いしたことまで、思わず口を滑らせてしまった。]
(148) 2013/06/15(Sat) 00時頃
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[ありがとう、と声をかけられ>>94、コクリと頷く。嬉しい。] (ヴェラさんとイアンさん、仲良いんだなぁ…)
[お似合い、と心の中で微笑んで。 人型魔物を見て動揺しているはずなのに、またそんなこと考えて…]
(149) 2013/06/15(Sat) 00時頃
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―回想了・火に当たりながら―
[そこまで思い出して、コリーンの声にはっと我に返る。>>85]
はい…!私がソフィアですっ
[コリーンと、一緒に廃屋へと入ってきた男性二人が名乗れば、ソフィアも全員の名前と顔を一致させることができただろう。]
(150) 2013/06/15(Sat) 00時頃
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[―ヴェスパタインの鎌はイアンの左肩を裂き、イアンの振るった長刀はヴェスパタインの胸を切り裂いた。]
ヴェスさん。
―ごめんな。
[胸から血飛沫を上げてあちこちが破れた床に崩れ落ちるヴェスパタインの身体を、痛む肩を押さえながら見下ろす。
これだけで済んだのは、ヴェスパタインが負傷していたからか。 それとも。 瀕死のヴェスパタインから、答えは聞けそうにない。]
(151) 2013/06/15(Sat) 00時頃
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店番 ソフィアは、メモを貼った。
2013/06/15(Sat) 00時頃
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―回想/廃屋にいた頃に―
死んだら死んだで咎めはされんな。 御免被りたいのに変わりはないが。
[ホレーショー付け足し>>115に加えて、痛い問いかけ>>116。 とはならず、「うむ」と認めて、経緯を語った。 恥じる気持ちなど、何もない。ヴェラにとって、あの言葉の意味は]
うむ。あいつ(ソフィア)の力は群の役に立つ。 貴重なもんだぞ。 そんな群の仲間に恵まれることも、運が良かったのも。 総じて、私が強い証だ。
[こんなやり取りの後、やがては外へ……]
(152) 2013/06/15(Sat) 00時頃
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―現在/村の入り口辺り―
[あの後、「今でも」のコリーンの寛容なる受諾>>114には、困ったように眉を潜めて断った。 魂に対して呼びかけるのは、人と話すのとは、また違う。 だって、恥ずかしいではないか。 『宿り主』に聞かれるのさえもちょっと微妙なのに、あんな大勢の前でなど。 結局次回に持ち越しとしたわけだが……果たしてその機会が訪れるのか、訪れた時どんな状況になっているのか。 それは、ヴェラの予測の範囲外だ。
こうして今、この場所にいる。 ヴェラは見なかったものの、ソフィアがシャリの一部を拾いあげた>>65、激闘の後の地に。 鼻先で残骸をあさり、自分の荷物>>0:118を見つけ出すと、近くの木陰で魔法を解いた]
(153) 2013/06/15(Sat) 00時頃
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たいしたものは入っていないが、せっかくダイミが運んでくれたものだ。 大切に……む?
[感じたのは、遠くから漂ってくる奇妙な臭気>>132。 使用する魔法のためか、狼に近いヴェラには分かる。 魔力。それも、ヴェラがかつて感じたことがない類の]
参った。雨のせいで出所が分からん。 分からん、が……。
[村の入り口へと視線を、いや、鼻を向ける。 感じる。これまで経験してきた中でも稀なほどの、押し寄せる獲物の臭い]
(154) 2013/06/15(Sat) 00時頃
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無理、だな。
[素早く首から白狼の毛皮をほどく。手にした荷物も共にくるみ、魔法発動中のみではあるが、肉体の内側へと収めこむ。 無理だな、と改めて思う。これだけ豊富な魔物は、無理だ。 鼠。音子。烏。蜘蛛。毒蛾。蟻。蜂etc etc……。
入口へと向かってくる量だけでも、食い止めるのは至難、か。 おまけに、森のあちらこちらから、村内に押し寄せてくる。
狼は、遠吠える。危険を察知し、呼びかける。 それは、ツェツィーリヤがいれば不要なもの>>135ではあったかもしれないが。 警戒しろ。警戒しろ。
『この場所以外から入り込んでくる魔物を食い止める』のは、無理だ。 廃屋に残ったもの達が、どう対応するのかは分からないが。 白狼は単騎、魔物の群れへと飛び込んでいった]
(155) 2013/06/15(Sat) 00時頃
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―あんたの魂、俺にちょうだい。
[しゃがみ込み、瀕死のヴェスパタインに向かって自分の右手をかざす。 意識が朦朧としている銀糸の男に拒絶する力は残されていない。]
(156) 2013/06/15(Sat) 00時頃
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