43 朱隠し
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[腕のなかにあった重みと熱が消える感覚に目を覚ます。
ゆっくりと、瞼を押し上げ
目にうつるのは、片付けをする一平太の姿]
――… ふ
[昨夜に夢中で掻き抱いたその残り香に、表情を緩ませる。
ちり、と痛む爪痕さえも、愛しい行為の証]
[もそりと起き上がり、着物を着なおして、片付けを手伝おう。
襖の向こうのなにかに気付けば、自分のしたことを思い出し、困り笑いを浮かべる]
色っぽい顔は俺の前だけで充分だ。
[二人に何があったかは言わないまでも、気づかなければ後で教えよう。
狭間を指でなぞればそのままつぷりと押し込み、数時間前まで存分に解されていたそこは受け入れるだろうか]
このまま、乗れるか。
んー。死なんでも、寒いんは嫌や。
藤色?あー、あの人ん事かな?
[藤色の着物に、藤の香りのアヤカシを思い出し]
…ウトの背も追い抜いてもうたしなー。
ちょっと寂しい感じもする。
充分でかなったから、これ以上大きくならんで丁度ええわ。
[慶三郎の複雑な胸中も、子どもの頃、泣く度に喜ばれていた事にも気づかず、呑気に笑った]
ぅく……ッ。
[昨夜さんざ慣らされた身体は、指先の僅かな侵入だけで敏感に反応し、ぐるぐると巡る血汐が一点に集中してゆくのが分かる。
指を舐めて唾液を絡め、それを幾度か藤之助に塗り付けながら、眉間に僅かに皺を寄せ]
……聞かずとも、分かるだろう。
[腰を浮かせ、藤之助の指先を己の内から抜きさり───]
───ッ、く……!
[再度、腰を沈める]
[片付けを終えて
風呂を沸かすから入るように告げる]
共に入ってしまいたいが、また我慢出来なくなっては困るな。
[半ばの冗談を口にして、笑う。
無理をさせたくないのも、もっと触れていたいのも、どちらも本心で。]
好い子だ、上手いぞ。
[ゆっくりと朧の中へ飲み込まれてゆくのを眺めながら背を撫で、暴れそうな自身を突き立てたくなる欲と戦い]
そのまま好きに動けば良い。俺は見ている。
……っ。
[まずはゆっくり、息を吐き出しながら最奥まで。
そして、すべてを収めきったところで、小休止するかのように口付けをねだる]
……そんな、意地の悪いことを言うな。
[どう動けば良いのか分ず、とりあえず、緩く腰を上下させてみると]
……ぁ、は……ッ!
[気持ち良い。
ぞくりとした快感が、背筋を奔る]
ぁ、藤……ッ、はっ……。
[その動きは、欲望のおもむくままに、次第に早く、激しくなってゆく]
はは。
儂まで追い抜かれちゃあ、かなわんからの。
止まっとれ。
[べしべしと定吉の頭を叩く。
縮みこそはせぬものの、この老い耄れもけっして身の丈高いわけではない。]
おう。
そうだ。
待っとれ。
[ふと、思い出した様に立ち上がり。
何処かへと向かう。]
[戻って来た老妖の手には、一升瓶が五本。]
いかんの。
これだけしか残っとらなんだ。
ほれ。
お前さん、呑めるんじゃったの。
そのままで居るよりは、暖まるぞ。
[にい、と笑んで。
うちの一本を、差し出した。]
[見上げて口付けをするとそのまま項に舌を這わせ、新たな痕を増やしてゆく]
好い所に中るようにすれば良いだけだぞ。俺も、好きに動く。
[腰を支える手に力を込め、激しくなる動きを加速させ狭い体内の奥深くまで届くよう下から突き上げたり唇を胸へ這わせたり忙しなく動く。
既に華月斎の家であることは、すっかり抜け落ちている]
おっちゃんの背には届かんかったか…
ん、まぁええわ。
[自分の方が高くなってしまったら、撫でてもらえんなあ、等と子どもっぽい事を考えてしまったのは隠しておいた。待っていろと言われて素直に待っていれば]
……!
五本も!?こんだけ、って、普段どんだけ貯めてんの?
やったー、ありがとー!!
[差し出された一升瓶を受け取って、嬉しそうに酒をぎゅーと抱きしめた]
ぁっ……藤……!
……ッは、ァ……。
[藤之助に突き上げられれば、不規則な動きに、繋がり合った箇所から淫靡な音が漏れはじめる]
……っあ、藤……。
もっと、深……く……ッ。
……ぁアッ……!
[肩に掛けた手指の先に、ひときわ力がこもる。
声を殺すことなど、既に叶わない。
目に映るのは、藤之助の姿だけ。
頭の中も、また同じ]
[朧の普段より熱く艶めいた声が耳に気持ち良い、もっと聞きたいと突き上げる速さを増して行くと限界はもう近いだろう]
朧ッ……
[肩の痛さも気にならない、見つめながら舌を伸ばして唇を塞ぐ]
ぅ、ン……ッ。
[塞がれた唇から舌を割り込ませ、藤之助の口内を味わい尽くすかのように、舐め回す。
下肢に集まる熱は、そろそろ限界を訴えだして。
先端には堪えきれなくなった雫が浮かび、滴り落ちる]
藤……も、ぅ……ッ。
[解放を乞うように藤之助を見つめ、その片手を己の限界まで張り詰めたモノに触れさせ───]
───ッあ!
[鳳仙花のように、忽ち弾ける。
飛び散った白い種子は、ぱたぱたと、藤之助の腹部に落ちて汚すだろうか]
[唾液が混ざり口端から溢れるまで互いの舌を絡め合う。
こちらも限界はもうそこまできている、息を詰め腰の動きにあわせて朧を解放させようと扱き上げ]
……ッ、く。
[腹に熱い体液を感じるとほぼ同時に朧の中で達する。
深呼吸して息を整えながらついでに手に掛かった白濁をぺろりと舐める]
どんだけ、て。
一人で三、四本空ける奴ぁ、ざらだがの。
[首を傾ぐも、嬉しそうな様子につられて笑んだ。]
先に潰れるなよ?
[瓶を開ける。
無論、盃なぞはない。**]
[解放と同時に、皮膚にさぁっと汗が浮かぶ。
すると今度は、体内に熱を注ぎ込まれ、またふるりと震えて]
……っはぁ………。
[抜きさらぬままで藤之助の肩に頭を預ければ、己の吐き出した白濁を舐めるさまが間近に見えて]
〜〜!
[気恥ずかしさに顔を伏せた。
こういう些細な仕草の方が照れ臭いのは何故だろう]
[髪を撫で落ち着くまではこの体制のままで]
……昨日もしたのを見ていただろう。
[照れられた。何故だろう。
腹にかかった分も指で掬い見せるように舐める]
い、いや……。
そうかもしれんが……!
[視線だけをちらりと向けて抗議する]
そ、それより……!
そろそろ家に戻らねば!
[できることなら、陽のあるうちに戻り、布団を干したい。
それから、せめてガラクタを一所に集め、ざっとで良いから掃き出したい]
[そう言って、ゆるりと身体を離してから、小声で付け加える]
あの部屋の惨状では……その、落ち着かん………。
[照れたような拗ねたような表情もまた愛しい]
…………。そうだな。
[温泉に行く前の部屋の惨状を思い出した。
布団が使えないのは死活問題だ、それ以外の場所についてはそのままで良いと講義するだろう]
[眉間に僅かに皺を寄せたまま、着衣を整え、布団を畳む。
少々汚してしまったことを、家人に詫びなくてはなどと考えていると、褐色の羽根がひらりと舞った]
……またか。
[これは一体どこから出てくるのだろうなどと思いながら、仕度を終えたところで、襖の隙間からそっと隣を覗き見る。
華月斎達の姿はあるだろうか……?]
一人で、三、四………
え、俺…一人で、一回で一本まるまる飲んだ事、ないで…?
[飴師もそんなに裕福な職業ではない。そこまで贅沢をした事はなかった。
帰ってきた、予想を超えた返答に、若干顔を引き攣らせるが]
わかた。遠慮せえへん。
……潰れにくいけど、酔いやすいんよなあ。
[瓶に口をつけて、ぐいっと煽り、飲み始めた。
慶三郎に敵う気は全くしない**]
[講義は受理されないようだ。せっかくの巣が、綺麗に掃除されてしまう。
捨て犬のような表情で、請う。効果はあるだろうか?
舞い落ちる羽根を拾い、自宅と露天で見たものと同じもののような気がするが何だろう?]
華月斎、長居して悪かったな。
一平太と性的な意味で揉めたら相談に乗ろう。
[そんな風に声をかけて、反応にまた笑いながら帰宅するだろう]
……善処しよう。
[とりあえず、掃除はなるべく藤之助の意見を尊重することにしよう]
すっかり長居してしまって、その……すまない。
[藤之助の傍らに立ち、華月斎達に礼を言うも、とてもではないがまともに視線を合わせられない。
あれやこれやと詫びるように、何度も不格好に頭を下げて、早く帰るぞというように藤之助の袖を引くが]
性て……ッ!
藤……!
[いきなり何を言い出すのだと、顔を真っ赤にして]
ほ、ほら帰るぞ!
華月斎、一平太……邪魔をした!
[藤之助の腕を掴み、かなり慌ただしく、華月斎宅を辞した]
[効果は抜群のようだ……?
同胞に対しての悪戯心はあるが悪気は無い。最もその方が性質が悪いのだが]
無論それ以外の相談でも問題ないからな。
戸惑う事も多いだろうが、人間との違いにも慣れるまではそう時間はかからない筈。
[真面目な事も付け加えつつ、朧の反応に大笑いしながら引きずられてゆく]
─藤之助宅─
[藤之助の家に戻ると、まずはすぐに寝室に向かい、すべての布団を担ぎ出して、物干し台に掛ける。
掛けきれないものは、縁側に並べておこう。
次に、藤之助に此は要るのかあれは要るのかと訊きながら、寝室と居間を落ち着かせる。
……とはいっても、どこまで片付くかはまったくもって分からないが]
藤之助、布団叩きはどこだ?
[ざっと掃除……というか、ガラクタの大移動が終わる頃には、干した布団も、だいぶふっくらしてきていることだろう]
………うううう。
そんでなそんでな、村のいじめっ子らが、俺に言うねんな。
『アヤカシに会ったの怖い』『本当は嘘ついてるんだろ』『山の神様から嫌われたから神隠しにあわなかったんだろ』とかな。大人も、俺の事変な目で見てるのおったしな、
[酒を呑み始めてしばらく経った頃。泣き上戸が出来ていた。
定吉が泣くのにあわせ、慶三郎の家の周りにだけ、霧雨が降る]
だからな、悲しくて、やっぱり泣いとったら、上のあやめ姉ちゃんは『男やったらやりかえせ』言うし、下の静姉ちゃんはいじめっ子らを代わりにやっつけに行ったりな。あれは強かったなあ。嬉しかったけど、よう嫁行けたと思わへん?
爺ちゃん婆ちゃんは、『山の神様に気に入られるくらい飴細工うまかったって言えばいい』と助言くれて、そんで俺、言う事聞いて、飴売る時の宣伝に使ったりしとって、そしたら売り上げ良くなったりしてな。どんな事も考え方変えたらいい事になるねえ。
[泣いていたと思ったら、今度はけらけら笑っている。
*べらべらべらべら*]
─藤之助宅(庭)─
……ん?
[布団をはたいていると、空の一点が暗くなり、その下だけ、霧のようなものがかかっているように見えた]
何だあれは。
[アヤカシの里ならではの気候だろうか。
あとで藤之助に訊ねてみよう]
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