44 【game〜ドコカノ町】
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そしたら、全部、綺麗に消えるわね。
[一つ目ぱちりぱちり]
(@22) 2011/02/25(Fri) 19時半頃
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―屋上―
[上に昇るならと期待を掛けたものの、19階を過ぎて屋上へ。
ドナルドの横で、膝をつくような姿勢で少し浮いている。
声を掛けられた]
「志乃ちゃん」って、ええと……リュヌド様……?
[彼は黒髪に白い肌をしているだろうか?]
そう、リュヌドだよ。
あぁ、直接名前を呼んで貰えるのは、ものすっごく嬉しいっ
[感極まり。志乃を抱き締めようと両腕を広げた]
[そして、エレベーター前の異変に彼が気づいた時は、
レティとアシモフの死闘ははじまっていた。]
――……ッ
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― 屋上 ― そうね、このげぇむはもう、おしまいにしてもいいのだけど……。 あの子は可愛い子だったから……。
[一つ目はぱちりぱちりと屋上に移動する。 その最後のプレゼント……。
の様子を見ようと……。]
ああ、シンリン……くん? 貴方が殺した、松村くん
ちょっと別のところから借りてきたモブキャラだったんだけど?
ふふふふ 松村くんもロクヨン、好きなのね?
[その声は、高く聴いたことのあるようなものにも聴こえるか。]
(@23) 2011/02/25(Fri) 19時半頃
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どうなってるんだ!一体!誰か説明しろ!
[なぜ、そこでレティとアシモフが戦っているのか、飲み込めなくて…。]
セシルを、ここにいるセシルを探すのが先決だろうが!!
[頭に血が上っている。]
[志乃がいなくなったあと。
他の部屋をしばらく見に行き。
そしてエレベーター前に戻ってきたら、
アシモフがレティーシャと戦っているのが見えた]
え? ハリとレティーシャ?
[どちらかがプレゼントを持っているのだろうかと、
首をかしげる。
近くにナユタがいるのを見かければそちらにちかより]
ナユタ、なんか、見つけた?
うぷ……!?
[いきなり抱き着かれた。
べしべしとその肩を叩いて押し離し、呼吸スペースを確保]
ちょ、待、離して下さい!?
[リュヌドはヤニクと同じ姿をしている。それを見上げた]
リュヌド様がこちらにおいでと言う事は、
……ヤニク様は? どうされたのですか?
[彼の身を案じ続けたヨーランダの姿が過ぎる。]
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[それを聴いたドナルドはどんな様子だっただろう?]
にしても、貴方、プレゼント、最初に持ってたモノダケ? 集める気ナイノ?
ツマラナイ…
(@24) 2011/02/25(Fri) 19時半頃
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一つ目が屋上に現れたら、そちらを見てぎくりと身を固める。
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じゃあ、貴方のプレゼントは、 もう、それまでね。
引き取っちゃおうカシラ?
[モナリンの一つ目が怪しく、光る。]
(@25) 2011/02/25(Fri) 20時頃
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ポプラ!
[歩み寄ってくるポプラに悔しそうな顔を向ける。]
いや、何も……
[拳を握り締める。]
[悔しげなナユタに、そっか、と小さく頷き]
わたしも、なにも見つけられなかった……
[拳を握り締める様子に、そっと視線をそらし]
セシルは……起きてるのかな、寝てるのかな。
いま、どうしてるんだろうね。
[病院に入ってから、
一度もその姿を見ていない]
ナユタはセシルと仲良かったみたいだし、心配だよね……
[志乃を腕の中にすっぽり収めて。ぎゅうと抱き締める。肩を叩かれ]
えへへ、ごめんー
[抜けた声で謝り、腕を緩めた]
えー、ヤニク?
放ってきた。
放っ……では、別の場所に?
[ヨーランダはそれを知っているのか。
物問いたげな視線をリュヌドに向けるが、
一つ目に答えてドナルドが喋ると、意識はそちらに向く]
…………っ
待って下さい、ただ従うだけでは駄目。
[それでは誰も救えない気がした。
シンリン、多分それがドナルドの『リアル』]
シンリン様っ。
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[ >>47 淡い光の触れれば ] [ ――不意に目の前に展開される光景、誰かの記憶 ]
[ 朦朧とする意識の中に溢れる身体の痛み、ままならない呼吸、胸の苦しさ。視界は滲む。灯りの消えた白い部屋、どこまでもどこまでも暗闇が続いてる。怖い。眠りたい、意識がなければ苦しさを感じない。でも眠るのも怖い。]
[ 怯える夜 ][ どうして自分だけ ][ ずるい ] [ 対象の無い妬み ][ 不特定に向かう憎悪 ][ 孤独 ] [ 寂しい ][ サミシイ ][ さみしい ]
[ でも、 ]
[ そばにいて欲しい人なんて いない ] [ 誰にも、なんにも期待なんてしない ] [ 願っても何も叶わないって知ってる ]
[ ―――でも、欲しいのは ]
(@26) 2011/02/25(Fri) 20時頃
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[ すぅ―――と、冷ややかな気配がある。 ああ、やっぱり頭がおかしくなったのかな。 ここには誰もいないのに、望んだものが見える ]
[ ひやりと額に触れる ] [ 痛みが少し遠くなる ]
[ 眠りに落ちかけた意識の中で、見えたもの ] [ 窓から生えた、赤い爪の白い腕 ]
[ ――それは額を撫でてくれる優しい手、 ゆっくりとゆっくりと、身体の中に浸透していく、 一つになる、変わっていく、そして――― ]
(@27) 2011/02/25(Fri) 20時頃
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[ そして窓ガラスに映る自分の顔は――*]
(@28) 2011/02/25(Fri) 20時頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2011/02/25(Fri) 20時頃
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>>46>>48>>49
[一つ目は不思議そうに首を傾ける。]
ふぅん、そんなカンガエカタ、アルノねぇ。 選択肢がデチャッタわね。ドウシヨウ、カシラ?
[そう、まるで、ゲーム最中の分岐点を選ぶように…。]
自分で分岐点も選べるキャラモードにしてたと思うのダケド…不具合、カシラ?
[そして、かちり、と一つ目瞬いて…。]
ここまで来たから、最終章まではいきたいわね。 セシルにプレゼント、あげて?
[ぱしゃりぱしゃり]
(@29) 2011/02/25(Fri) 20時頃
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― 結城遥の記憶 ―
大学1年生の春。
強引に勧誘されたサークルで、オリエンテーションと称して強引に床彼山に連れて行かれて、気付いたら置き去りにされていた。
携帯電話の電波も通じぬ山奥で、泣いていても始まらないと、ともかく下へ下へと降りていった。
きらきらと輝く水面が木立から見えて、惹かれる様に向かった。
「あ」
気付いた時にはもう遅く。つるりと足を滑らせ、水に落ちてしまった。
背負ったリュックサックの重みで沈みそうになり、慌てて捨てた。
腰の辺りで手をばたばたと動かし何とか身体を浮かせ、腕で水をかいて岸辺に辿り着く。
「はぁぁぁぁぁぁ。溺れ死ぬ…かと思った…」
水から上がり、振り返る。
「……ここは…」
息を飲んだ。
鮮やかな蒼色の水を湛えた池。あまりの蒼さに、有毒物質でも入っているのかと疑ってしまう。
水面に浮かぶ濃いピンクの桜の花びらが、余計に蒼さを引き立たせていた。
水はあくまでも透明で、池の底まで見通せる。
池の底に沈んでいる倒木の間で、魚が緩やかに泳いでいた。
暫く佇んでいたが、寒気に身を震わせる。
「……帰ろう」
池から離れたところで振り返ると、不思議なことに池の水から青が消えていた。
ぽつり。額に水滴が落ちてきて、慌ててその場を去った。
その後は、何とか山道に辿り着き、無事に下山出来たのだが、夢のようなあの池を忘れることが出来ず、市役所に問い合わせた。
地図上には存在しているが、名も付けられて居ない小さな池。
蒼池。勝手に名前を付けた。
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>>@27
あの子は可愛い子、だから……。
[掲げる、白い手、赤い、爪]
(@30) 2011/02/25(Fri) 20時頃
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履修登録も済んで、寮生活にも慣れた頃、改めて蒼池を訪れた。
桜の花は既に散ってしまったが、水の蒼さは変わらなかった。
池の周囲を確かめる。茂みや落ちそうな崖があったりしてぐるりと一周出来なかったが、石で出来た祠を見つけた。
肩の高さまであるその祠は朽ち掛けていて、彫りこまれた文字も全てを読むことは適わなかった。
解読しようと写真に収めた。
祠の下には、木で出来た丸いものが数個落ちている。
拾い上げると、どうやら睡蓮の花で。供え物なのか、何なのか。分からないので地面に戻しておいた。
文化学科の授業を受ける傍ら、図書館で祠の文字の解読に励む。床彼山の伝説、伝承、池の事。
どんどんと蒼池にのめりこんだ。
花屋の前では睡蓮の花に思わず立ち止まり。
造花を見かけて思わず購入してしまった。
夏に蒼池に訪れた際に、祠に奉る。本物の花では朽ちてしまうから。木の花を作る器量さもないから。
せめてこの白い白い睡蓮の造花を。
何が奉られているのか分からぬまま。
『雨乞いの為に、村の娘を龍神に捧げる』
龍神!
蒼池には龍が住んでいるのだ、と。ようやく辿り着いた時には1年が過ぎていた。
今度は龍神について調べ始めた。教授や老人や昔話に詳しそうな人に、話を聞きに回る。現地調査と称して、何度も池に足を運んだ。そして水の蒼さに目を奪われて。見えぬ龍神を想像し、思いを馳せた。
雨を乞う池。いつの間にか呼び名が変わり。
常に雨の降る池で在って欲しいと、最終的には『雨降り池』と呼ぶようになる。
ある日、学食で龍の話を耳にした。正確には、半龍のキャラクター。それまでゲームセンターには興味がなかったが、そのキャラクターに『なれる』と聞けば居ても立っても居られず。
――― ヤニク
俺は、君に、龍神に……なれるのだろうか。
そして今日も、ヤニクに会いに、ヤニクになりにゲームセンターに向かう。**
― 7階 ―
[夢は醒めるもの。痛みは治まるもの。
ぴくり。手が動いて。ヤニクは目を開けた。
視界に入るのはヤニクの身体。うつ伏せになって動かない。周囲に溢れる血に、あぁと息を吐いた]
ポプラと戦った時以上の、酷い負けっぷり…。
[フードを被り直し、目を背けた]
あ…れ。
ログアウト…は?
― 屋上 ―
そぅ、別の場所。俺にとっては用済みだから。
ん、どうしたの?
[モナリザが居る。白い腕。赤い爪。にこりにこり。笑顔が漏れる]
…まぁ、志乃ちゃんこそ、待って。
[ドナルドに干渉出来ないと知っていても。近寄られないように、彼女を腕の中から離さない]
[ポプラの言葉に、その姿を見る。
ポプラとは違う、女の子の姿。
だけど、それはなんとなく、ポプラっぽかった。]
うん
どうなってるんだろうか。
見てない。
それを考えると、
なにか、辛い
[仲良しだったには、仲良しというには、とも考えたけど]
― 7階 ―
[自分の顔を覗きこむ影に気付いた。カミジャーが大きな目でじぃと見ている]
ぅ、わっ!
えぇと……。あはは…
[現状把握に困り、力無く笑った]
[ログアウトしていないのならば、とステージマップを呼び出す。19階と屋上に分かれているようだ。
多くの人数が居る19階に]
ねぇ、カミジャー。良く分からないけども、とりあえず19階に向かおう…か?
[ロビーの時とは違い、今度はヤニクの方からカミジャーの手を取って。エレベーターで19階に向かった]
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>>561 ふふふふ
プレゼントって、セシルが貴方に何かをあげたと思ってるの?
[その言葉にはそう返す。]
誰かの大事なものをあの子は食べないと…。 ふふふふ 大事なプレゼント あの子に送ってあげて?
[一つ目ぱちりぱちり、 そして、その白い頭にある円状の輪から、無数の触手をしゅるりと出して、ドナルドを捕らえる。]
行きましょうか?
[触手は増え、ドナルドを包み、まるで繭のようにするだろうか。そして、一つ目は繭とともに消える。]
→19階へ
(@31) 2011/02/25(Fri) 20時半頃
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[そして、また新たに触手がどこからか伸びる。 屋上にいたものは、すべて19階へ縛られながら導かれるだろう。]
(@32) 2011/02/25(Fri) 21時頃
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