44 【game〜ドコカノ町】
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―19階―
[ポプラが無人のエレベータに怯えているのを
一つ深呼吸して、振り向いて肩を叩き、宥める]
大丈夫です、あれは。恐らく危害を加えるものではありません。
[明滅する光は優しげだが、どこか頼りないのが気に掛かる]
[撫でられた感触がして、頬に手を当てる。エレベーターに向かうヨーランダの背後に、声をかけた]
ねぇ、ヨーランダ。
もしかして、ずっとココに、居たの? 見てたのかなー?
[問う姿はヤニクのまま。黒の髪。白い肌。頬に当てた指先は血の色。
莞爾。にこり。にこぉり]
カミジャー、カミジャー!
[彼の姿を見つけると、頭をぐりぐりと撫でる]
あれ、何で居るの?
というか、これ、何ー?
[状況が分からず、首を傾げる]
[この病院に来てから、『ゲーム』の通知メッセージは、
誰が倒れたのかは、知らされないまま。
病室を出て廊下から見回せば、生存者の姿が見えた]
……ライトニング様っ
[首から夥しい流血。そして、アシモフとレティーシャ。
そして、一つ目がずるりと消えるのを見た。]
…………ッ!
[びくりと後退りするのは、怯えたようにも見えるか。
己の口を押さえる]
……ドナルド様は、
[息を搾り出す。]
カミジャー様、ヤニク様……は?
[パーティチャットに参加していた面々が、19階に現れない。
踵を返して、開いたままのエレベータを横目に、
他機を使って探しに走る。]
― 回想:7階 ―
[エレベーターに向かおうとすると、声をかけられ振り向いた。]
―――…なんでアンタが?
[顔を思わずしかめた]
黒髪のヤニクを見て嫌悪感と吐き気を覚えたが、拳を握り締めて我慢した。
つれないな、ヨーランダ。
というか、ばいばいしたはずなのに。
…あはは。
あぁ、ああー 引きづられた…。
[不機嫌そうに、唇を噛む。
よく見れば、尾の先にノイズが混じりヂヂ…とぼやけている]
[ドナルドの姿はどこで見付けたか。
血まみれの背中に声を投げる]
ドナルド様っ!
血狂いで現を抜かしている場合ではございません!
この建物もどこか軋み始めています、このままでは――
[横から正面に回り込んでも、当然反応はないが。
彼の数多の負傷、表情に言葉を失う]
……――ドナルド様
[ただ、茫然とした、遣り場のない声が、
呼吸になって消える、音を聞いた]
― 7階・ヨーランダの去った後 ―
[エレベーターに乗り込む彼女を見送って]
さーて。
[リュヌドはヤニクの死体に近寄り、首筋を掴んで引き起こす。ずるりと抜け出るのは『ヤニク』の魂。赤いフードにくすんだ金の髪、褐色の肌]
ほら、起きれー
[ぺしぺしと頬を叩いても、反応はない]
あーーー。邪魔。
[ぺぃ、と放り投げる]
[『ヤニクは?』と本当は縋る思いで聞きたかったけれど、この男には口が裂けても聞きたくなくて。]
あの時は、御丁寧に、どうも。
その笑い顔、気持ち悪い。
[吐き捨てる様に、言った。
左の手を、小太刀にかけようか、迷う。]
[あの時とは、ジャスカ堂での事に他ならない]
あはは。
君の事、直接ぎゅーって出来て、嬉しかったよ?
ん、おかしいな。
同じ顔なのに。
[顎に手を当て、首を傾げて見せる]
そんなに、気持ち悪い?
吐き気を抑えるので、大変。
[舌をべぇ、と出して見せた。]
えー、傷ついちゃうなぁ。
『この姿』なら、それなりに喜んで貰えると思ったのだけど。
そんなに…ヤニクの方がいい?
[一歩踏み込み、村雨を……抜こうとして、空を掴む]
私の為に、わざわざ?
他に、どんな姿が?
ヤニクのリアルの姿?
[左手を、背後へ―――警戒する。]
[流れ落ちる血の川に踏み込んでも、水ははねない。
尾の先、指の先。動かしている感覚が、薄れていく。
掌を見つめて]
あぁ、色が違うのか――。
[差異に気付いた]
そうそう。ヨーランダのため。
ずっと、逢いたいって…ヤニクが探して居たもの。
だから、君も、そうなんじゃないかな? と。
[にこり]
|
[一つ目は、ゆっくり首を回す。 そこには、優しい夜を与えた子がいる。
消えて近づいて、その手を首に絡ませる。 赤い爪、白い手が、本当に小さな脈動を拾うけど、 それは段々と……。]
テンシになった感想はどう? くくくく
(@14) 2011/02/25(Fri) 18時半頃
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[そして、>>26の呟きをふと、拾う。]
ふふふふ くくくく そんなにテンシに、みんななりたいのかしら?
[その手が爪が首からすうっと離れて、一つ目は消える。 隠されているその部屋。]
プレゼントが届かないのなら……。 このセカイも、もう……くくくく
[その子に意識はあるのだろうか。]
(@15) 2011/02/25(Fri) 18時半頃
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色?
[相手の一言に、思わず呟いた。]
色なんて、関係ないけど?
―――…じゃあ、わざわざその姿だった事には感謝しておく。
[自分も、ヨーランダの姿で居たのだし。]
えーーーーー。
なんだ。違うんだ。
…まぁ、良いや。
君が居るし、カミジャーも居る。ってことは、他の人も居るんだよね?
[辺りを見回す]
――――…
[彼女は、金髪になったリュヌドを一瞬だけ憂いを帯びたような目で見つめた後、彼の向こうに横たわるヤニクの身体を見詰めた。
(起きて――――!)
強い目で其れを見詰め、心の中で強く念じると、くるりと背を向けて19階へと向かった。]
[ヤニクを放り投げると、リュヌドはドナルドの後を追った]
………
[ヤニクは動かない。動けない。
混濁した意識の中。水で薄まる赤が、まるで桜の濃いピンク色に見えた]
[ドナルドは、と言うより彼の『リアル』は、
この状況に関わらず誰彼構わず戦い続ける人物ではないと、
志乃は考えている。
そして、彼がこうなってしまった理由も、予測がつく。
最初に配られた『プレゼント』の中に、何か――]
……19階へ。
お願いしますドナルド様、このままでは。
貴方の『プレゼント』は、恐らく今もお持ちなのでしょう?
[『あれ』も『プレゼント』を探している。
だけど、今を打開するにはやはり、他の方法は思い付かなくて。
願いは届かぬだろうが、ドナルドが彼自身を取り戻すようにと]
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>>32 [狂ったように振舞う子を感じて、一つ目の置くがかちゃん、と言った。]
一番、勘がいいのはあの子なのカシラ? じーえむ
ふふふふ くくくく すすすす
そう、げぇむ、デスモノ ね?
(@17) 2011/02/25(Fri) 19時頃
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―19F―
[志乃が宥めるように肩をたたく。
大丈夫だという言葉に、じっとエレベーターを見て、
小さく頷いた]
うん……そう、だね。
ちゃんと見たら、そんな感じがする。
[ほっとしたように吐息を零し。
病室を出て行った志乃がライトニングの名前を呼ぶのを聞いた]
みんな、きてるの?
[そして廊下に出た]
[一つ目がずるりと消える瞬間は、運良く見えなくて。
ドナルドに話しかけに行く志乃を見送った]
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[それから、見えない存在のまま、ライトニングが倒れ、みんなが集まる場所を一つ目は見る。]
アノ、エレベーター いやね
[点滅のエレベーター、 それは、何か御気に召さないらしい。]
(@18) 2011/02/25(Fri) 19時頃
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>>39 [そして、天使になりたいといった少女が牙をつきたてられるのを見て…ぱちりと瞬いて、
その少女を見下ろす…。 彼女には見えるだろう。
想像の主の姿。]
――……天使にナリタイんじゃ、ナカッタのカシラ?
(@20) 2011/02/25(Fri) 19時半頃
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モナリザは、レティーシャからは、でも、既に見えなくなってたかもしれない。
2011/02/25(Fri) 19時半頃
― ドナルドのそば ―
[赤い着物の少女を見つける]
志乃ちゃん、志乃ちゃんっ!
[声を弾ませ、名を呼んだ。彼女が振り返れば、ぶんぶんと手を振るのが見える]
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でも、コマッタわねぇ。 天使は一人でイイノ……
でも、このセカイは
プレゼントが届かなかったら、壊れるわね。
しししし くくくく
ああ、リセットかしら?
[そう、ゲームソフトのその軽いボタンを押すイメージ。]
(@21) 2011/02/25(Fri) 19時半頃
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そしたら、全部、綺麗に消えるわね。
[一つ目ぱちりぱちり]
(@22) 2011/02/25(Fri) 19時半頃
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