人狼議事


43 朱隠し

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【人】 浪人 慶三郎

[ちら、と背後に眼を遣ると。
 
 煙管を銜える。
 
 
 ――灯は、点いている。]

(62) 2011/02/17(Thu) 22時半頃

浪人 慶三郎は、メモを貼った。

2011/02/17(Thu) 23時頃


【人】 浪人 慶三郎

 
 …………返せ。
 
[ゆらり。
 姿を現した老妖は、怨めしげに。
 捕られた煙管と定吉とを睨む。]

(64) 2011/02/17(Thu) 23時頃

【人】 浪人 慶三郎

 そりゃこっちの台詞だわ。
 
[差し出された煙管を奪い取り、]
 
 いきなり掴む奴があるか。
 焼けとらんじゃろな?
 
[その手へと、眼を遣る。]

(66) 2011/02/17(Thu) 23時半頃

【人】 浪人 慶三郎

 はは。
 
[いちど、竹の羅宇をくるりと廻してから。
 煙管を銜える。]
 
 おう。
 元気にしとるわ。
 ありがとさん。
 
 
 
 ……相変わらずだの、お前さんは。
 
[なんとはなしに、その頭を撫で付けてやろうと手を伸ばす。
 定吉が里に居た頃、この老い耄れがよくしていたこと。]

(68) 2011/02/17(Thu) 23時半頃

【人】 浪人 慶三郎

[確かに指は届いている、ものの。
 指先に、触れる感覚は、ない。]
 
 
[ふ、と眼を細め。]
 
 
 矢っ張り、お前さんは。
 ヒトの子で、ええ。
 
[狐の子は残念がるだろうけれど。]
 
 ヒトの子で、居れ。
 
 
[手を離し、踵を返す。
 
 から、と下駄が鳴る。
 ――その音もどこか、寂しげだったやもしれぬけれど。]

(70) 2011/02/18(Fri) 00時頃

[りん。りん。りん。りん。]


【人】 浪人 慶三郎

[思わず、苦笑を洩らし。]
 
 お前さんには、人の世に帰る場所が在るじゃろ。
 ……こんな化物の処に、戻って来て呉れるな。
 
[振り向かぬまま、告げる。
 
 振り向いてしまえば、きっと、]

(74) 2011/02/18(Fri) 00時半頃

【人】 浪人 慶三郎

[地を蹴る音が聞こえ。
 触れられる筈もない手が伸び。]
 
[其方を、振り返ってしまう。]
 
 
 ――――。
 

(77) 2011/02/18(Fri) 01時頃

【人】 浪人 慶三郎

 ……まったく、お前さんは。
 相変わらずだの。
 
 
 され返されるのが落ちじゃろ。
 
 でこぴん。
 
[べし、と。
 定吉の額を叩く素振り。
 無論、実際に叩けはせぬのだが。]

(78) 2011/02/18(Fri) 01時頃

 おう、ウト。
 聴いとるか。


慶三郎は、ウトへと呼び掛ける。

2011/02/18(Fri) 01時頃


 お前さんに会いたがっとる奴が居るぞ。
 
 苛められた仕返しがしたいんだと。
 
 
 ……ほんに、相変わらずだの。


【人】 浪人 慶三郎

 ……そうか。
 よかったの。
 
[もう顔も憶えていないあのひとも、そうだったのだろうか、などと。
 頭のどこか片隅で、ふと、思った。]
 
 
 ほう。
 酒か。そりゃあ、ええ。
 
[興味深そうに眼を細め、]

(81) 2011/02/18(Fri) 01時半頃

【人】 浪人 慶三郎

 
 ……孫は幾らでも居るからの。
 
[向けられた笑顔に、口の端上げて。
 伸ばされた手へと、昔となんら変わらぬ己の手を伸ばす。]

(82) 2011/02/18(Fri) 01時半頃


[りん――……]


[アヤカシにしか聞えぬ鈴の音が響く。
 それは何時もよりも、弱々しく同胞の耳に届くだろうか]
 


【人】 浪人 慶三郎

 ああ。
 お前さんが先に潰れなきゃあ、付き合っちゃる。
 
[くつりと笑う。]
 
 孝行なんぞ、せんでええ。
 
 ……呼び方?
 好きに呼んだらええ。
 じいでもじじでも、おっちゃんでも、
 なんだって構わん。

(84) 2011/02/18(Fri) 01時半頃


 な……んだ……?


[常からは想像もつかぬ弱々しい聲が、
 呼びかける聲に返る]
 


慶三郎は、首を傾いだ。

2011/02/18(Fri) 01時半頃


 ……はあ。
 
 
 ウト。
 お前さん、ちゃんと飯食ったんか?
 
[やれやれ、と息を吐く。]


 ちゃんと喰ってる……。
 ただ、少し力を使い過ぎた。

 二人も送ったのは、久し振りだからな。

[弱々しいながらも、
 その声には憮然とした色が滲む]


 張り切りすぎだの。
 
[ふ、と笑みを零し。]


 ……そうか。
 
 なら、お前さんは暫く休め。
 今宵は――


 いや、行く。

 ――……其処に居るのだろう?
 あの泣き虫サダが。


[りーん、と。
 近づいてくる鈴の音]


 ああ、居る。
 
 ――無理はするなよ。


【人】 浪人 慶三郎

 どうせ本物の名前じゃあないしの。
 好きに呼ぶがええ。
 
 
[ふ、と。
 鈴の音が、近づく。]
 
 ――ああ。
 そろそろ、来るじゃろ。

(86) 2011/02/18(Fri) 02時頃

【人】 浪人 慶三郎

[鈴の音が聴こえたなら。]
 
 じゃ、儂ぁもう帰るからの。
 
[ひょいと身をかわし定吉から離れると。
 意地の悪い笑みを浮かべる。]
 
 
 あとは狐の子次第じゃな。
 
[くつくつと笑いながら、その姿は風に消えてゆく。
 
 とはいえ。
 ウトの様子を考えると、
 すぐ傍に身を潜めるに止まるのだけれど。**]

(89) 2011/02/18(Fri) 02時頃

浪人 慶三郎は、メモを貼った。

2011/02/18(Fri) 02時頃


 俺の代わりに、この莫迦を連れて行ってやってはくれぬか?
 俺は未だ、果たさなければならない約束がある。

 一緒には、行けぬ…から。


 ああ。
 
[返す聲は、穏やかに笑む。]
 
 
 ……許より、その心算だったわ。



 ……すまん。
 感謝する。
 


【人】 浪人 慶三郎

 おう。
 
 もう、ええんか。
 
[ゆらり、と。
 ウトのすぐ横に現れた老妖は。
 その頭をぐしゃりと、無理矢理に撫でる。]
 
 
 下駄の礼だ。
 気にするな。

(107) 2011/02/18(Fri) 03時頃

【人】 浪人 慶三郎

[ウトへと頷き。]
 
 ……ああ。
 
 忘れとった。
 
[狐の飴を、くるりと廻す。]
 
 ほれ。
 これより旨いの、拵えて貰わんとな。
 
 
 ……誰がこれ以上干乾びるか。
 
[それから、ウトの額を軽く小突く。]

(112) 2011/02/18(Fri) 03時半頃

【人】 浪人 慶三郎

 おう。
 
 しっかりついて来い。
 
 
 迷子になっても、探さんからの。
 
[に、と定吉に笑みを向け。
 ついて来れる速度で、歩き出そうか。]

(114) 2011/02/18(Fri) 03時半頃

【人】 浪人 慶三郎

[振り向きもせずに、ただ口の端を上げ真鍮を銜える。
 夜の帳のさなかでも、煙管の灯はあかあかと燈るのだろう。]
 
 
 
 ――寒いの。
 
[ぽつりと洩れた呟きは。
 白い息とともに。闇に、融ける。**]

(117) 2011/02/18(Fri) 04時頃

浪人 慶三郎は、メモを貼った。

2011/02/18(Fri) 04時頃


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