126 生贄と救済の果てに〜雨尽きぬ廃村・ノア〜
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[どれだけ逡巡していたのか。 近付く気配>>19にすら気付けないほど。
掛けられた声に、 まだ上下する胸からゆっくりと右手を離す。
そして振り向くことなく、背を見せたまま]
広場で決着付けようか。
[掛けた声はそれだけで、コリーンの目の前で 氷を纏う蜥蜴の魔物へと姿を変える。
そしてそのままただでさえ脆い廃屋の壁を 突き破り、広場へと消え去った]
(23) 2013/06/21(Fri) 23時半頃
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− 広場 −
[紅い雨はまだ止まなかった。 残っていた雑魚を喰らっても、完全な回復にはほど遠い。
何故ヤニクを喰わなかったかと責め立てる様に右腕が疼く]
(24) 2013/06/21(Fri) 23時半頃
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……泣いているのか…。
[俺の行動に怒っているのだろうか。 誰が怒っているのだろうか。 俺はどうしてこんな事をしているのだろうか。
失いかけた魔力や体力の回復に記憶が代償として消えていく。
愛した女性の存在どころか。
愛した事さえ。
泣いた事さえ。
一瞬とは言え感じた幸福も、全て消えていく]
(25) 2013/06/21(Fri) 23時半頃
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[そして広場に、心無くしたただの魔物が残った]
(26) 2013/06/21(Fri) 23時半頃
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[決着の場所だけを告げて>>23。 ホレーショーは目の前で姿を変え、また、雨の中に消えて行った。]
[残されたヤニクの頬に、手で触れる。 涸れたはずの涙は、やっぱりどんどん溢れて。]
[零れて行く彼の命を、かき集めたいと思った。]
[『派手に使い切ってくれ』>>0:134 会ったばかりの時に聞いた言葉が、頭の中で反響する。 それは、私に言った言葉では、ないけれど。 このまま、どちらも選べないまま時を過ごす事だけは、絶対にだめだ。]
(27) 2013/06/22(Sat) 00時半頃
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私、貴方の事、守りたかったの。 守れなくて、ごめん……。
私だけの力じゃ、アイツを倒せないから。 力を、貸してくれる? 2人で、アイツをぶん殴りに行きましょう。
[翳した右手は、震えて。何度も失敗をしながら。 ヤニクを《生贄》に、《生贄魔法》を発動した。]
(28) 2013/06/22(Sat) 00時半頃
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[浮き上がる彼の身体。]
[涙が溢れる。]
[彼の中から無数に溢れ蠢く、管の様な茨の有刺鉄線。 それは私の両の腕に絡んで、それを背後に負う様に纏って、廃屋を後にした。]
(29) 2013/06/22(Sat) 00時半頃
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ッッりゃァァァッッ!!!
[もう、言葉をかける事もなく。 『約束の場所』で、見えたその姿に、背負った茨の有刺鉄線を投げつける。 対象に絡みつく事ができたなら、まるで生きているかの様蠢き、握りつぶすように圧縮する動きをするだろう。]
(30) 2013/06/22(Sat) 00時半頃
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[ぎょろりぎょろりと、餌を求めて忙しなく動かす目に 力満ちた命の色が映った。
他の雑魚など比べ物にならないほどの魔力と 眩しい命の色に引き付けられる様に猛然と氷蜥蜴は 突進しようとした。
だが不意に、 紅い雨が止んだ様な気配に首を傾げた次の瞬間。
降り注いだのは茨の雨>>30]
(31) 2013/06/22(Sat) 01時頃
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[今しがた喰い損ねた魔法使いの供物だと気付くと、 目の前の魔法使いが生贄にしたのだと知れる。
魔法使いが発動した時の比では無い、 圧倒的な、叩き付け、潰す程の茨の雨に 魔力も体力も完全ではない体は消耗する]
(32) 2013/06/22(Sat) 01時頃
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やはり…タスカラナカッタか。
[漏れた声が誰のものかも判らない]
……罰か。
[嘆くだけでは収まらない。
止めるには、止まるにはこれしかないと言う様に
降り注ぐ雨に術者や贄の声以外の声が聞こえた気がした]
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[叩きつけ、潰す様に、絡みつく茨の雨。 緩んだとしても。
間を置かず、更に幾度も横薙ぎに走る閃光は、円月輪。]
(33) 2013/06/22(Sat) 01時頃
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[降り注ぐ茨の雨は確実に尾だけでなく、 体幹も絡め取る。 めり込む傷はたちまち凍りつくが、凍る表面も突き破り 肉深くまで突き刺さる。
一部はそれこそ地面に繋ぎ止める様に突き刺さった]
ガアアアァァァァッッッ!!
[あがる悲鳴はもう人の声では無かった。 茨を引き千切ろうと足掻きのた打ち回る。
動く目は魔法使いを凝視したままで、茨を引き摺りながら 女へと近付こうとした]
(34) 2013/06/22(Sat) 01時頃
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ウオアアアアアアアアアッッ!!
[伸ばした舌は円月輪に切り落とされる>>33 茨を縫って切り裂かれた体、棘に貫かれた傷からも 血が溢れ、雨の代わりに紅く体は染まっていく]
ウ…ガァ…ァァ……。
[それでも蜥蜴は地面に鉤爪を突き立てて、 擦り切れた命を引き摺って前へ、前へと進んでいく。
そして距離感も判らないまま、 地面に突き立てていた鉤爪を振り上げて コリーンへと斬りかかろうとした]
(35) 2013/06/22(Sat) 01時半頃
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[茨を引きちぎろうとのた打ちまわる姿を、見つめる。 もう言葉を交わす事はないと、心に誓ったのに。それでも。 魔物の姿、人のものではない悲鳴、茨を引き摺りながら近付いてきた姿に>>34。 一瞬だけ、円月輪を持つ手を止めてしまった。]
ねぇ。貴方の願いって、何?
……なんて。 今はとりあえず、私を殺して、食べる事よね。 約束したものね。
[そう言って、緩く笑う。 答えが返ってくるとは、思ってないけれど。]
(36) 2013/06/22(Sat) 01時半頃
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[振り上げられた鉤爪は、肩を捕えて上半身を裂く。>>35 以前受けた傷と重なって、血が噴き出し、身体が跳ね飛ばされた。 氷蜥蜴が距離感を測り損ねたせいか、致命傷には至らなかったけれど。]
[身体を起こす反動のままに、尾をめがけて、胴をめがけて、円月輪を振るう。 その動きは、頭部は避ける様。]
(37) 2013/06/22(Sat) 01時半頃
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[その身を引き千切る様にして蜥蜴は進む。 振り上げた鉤爪は手応えを感じても、魔法使いはまだ生きていた。
生贄魔法の発動時間が終われば、解放されれば まだ勝機があるかもしれなかった。
だが魔法使いの問い>>36に一瞬動きが止まる]
(38) 2013/06/22(Sat) 01時半頃
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願い、ネガイ、ねがい。
[俺が『聖杯』に奉げた願いは]
俺の命を引き換えにしても。
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ヲ前に、生きてイテ欲しカッタ……。
[不意に重なった女。 黒い髪、黒い肌。 何一つ、目の前の女とは似ていないのに。 重なった女に俺は微笑んで。
円月輪の前に、自ら頭を差し出した]
(39) 2013/06/22(Sat) 02時頃
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フラ…シス……。
[最後に呼んだのは忘れていた筈の女の名前**]
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だめぇぇえええッッ!!!
[その言葉に対して、何かを思う間も、無かった。 自身が投げた円月輪めがけて、その軌道を逸らす様に投げたのは、もう一つの供物。『五鈴鏡』。]
[力の解放は間に合わないから、軌道を逸らすだけの、それ。]
(40) 2013/06/22(Sat) 02時頃
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[目の前で逸れる円月輪>>40
それを掴もうと伸ばした手にはもう鉤爪も、 凍気纏う鱗もなかった。
茨から解放された体は引き裂かれ、貫通し、ボロボロだった。 だがやらなければならない。
『生贄』になる前に『死』を。
掴んだ刃で自らを終わらせる力はもう無かった。 だから…それを喉元にあてて、支える事の出来なくなった 体を重力に引かれるままに倒れ込んだ**]
(41) 2013/06/22(Sat) 02時頃
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[『聖杯』はきっと悪魔の盃。 尽きぬ望みの前に現れて、代償と引き換えに魔に染め上げて。 その盃を絶望と悲劇と欲望で満たす為なら どんな悪意ある奇跡も起こすのだろう。
最後の最後に。 俺の罪全て、愛した女の記憶と共に返すのだから**]
(42) 2013/06/22(Sat) 02時頃
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店番 ソフィアは、メモを貼った。
2013/06/22(Sat) 02時半頃
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[逸れた軌道。 『五鈴鏡』を投げたその勢いのまま、氷蜥蜴の方へ走って。 重力と共に落ちてきた頭を、抱き締める様に抱える。
勿論、支えられるわけなんて、なくて。 氷蜥蜴の体重と共に、重力で地面に叩きつけられれば。 口から、少し血が零れた。]
[彼の首に、どの程度刃が刺さったか分からない。 それでももしも、私の身体で作れた隙間か、何かで。 『完全な死』でも『生』でもなく、『瀕死』の状態になって、人間に戻れたならば。 私は、傍に落ちていた『五鈴鏡』に手を伸ばす。]
[それは『音』と『光』でできた、球体の、見えない反射の盾。 使用する際に、供物を激しく消費するそれは。 自身の身体が使い物にならない時、それでも、魔力だけでも残っていれば誰かを守れる様にと。 その時にだけ。 自分にではなく、誰かに使うために持っている物。]
(43) 2013/06/22(Sat) 03時頃
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私にも、私の、譲れない願いがあるの。 私は、人間の貴方に会いたい。 生きていて欲しい。
貴方の罪も、罪に苛む心も、後悔も。 私で良ければ、一緒に背負ってあげる。 一緒に、謝ってあげるから。
私、本当に一人になっちゃったのに。 貴方、これ以上、私を不幸にする気なの?
ていうか、貴方の右腕に、沢山の人が居るんだから。 一人だけ楽になろうたって、そーはいかないのよ。
[いつか交わした言葉>>1:125。 こんな時でも、最後に付け足したのは、やっぱり憎まれ口だったけれど。]
(44) 2013/06/22(Sat) 03時頃
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[『五鈴鏡』の力を、解放して。 左腕で抱き締めたまま、背にあてた右手は、力を込める。 選ぶのは――……《救済》。]
[でも、その一連の出来事は、全て泡沫の夢かもしれない。 だって、私の目の前は真っ暗で、何も見えないから。]
[私とホレーショーを包む、光と音の壁。 血に飢えた下級の魔物が集まってきたとしても、魔力尽きるまで、傷つけさせはしない――……。**]
(45) 2013/06/22(Sat) 03時頃
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