43 朱隠し
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………他力本願も甚だしいな。
[自ら命を絶つなど、おそろしくてとても出来ない。 しかし、己の価値を見出せない……存在する意味を無くしてしまった……捨ててしまった。 そんな己の愚かさに嘆息し、踵を返したところで、探していた男の姿>>61をそこに見つけ、驚き、目を見開いた]
……ぁ、っ。
[慌ててひとつ頭を下げる。 先程の話は──聞かれてしまったろうか]
(62) 2011/02/13(Sun) 01時半頃
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あ、その……。 先日は、どうも、世話になった。 おかげで、凍死せずにすんだようだ。
[動揺を押し隠すように、つとめて明るく礼を言う。 藤之助がアヤカシであることをまだ知らぬ為、あの日、自分を仮宿に運んでくれたのは、彼であると信じているようだ]
昨夜は取り込んでいるようだったので、言えず終いだったが。 ──有難う。
[漸く、礼を言えた。 その安堵からか、それとも漂う藤の香のためか、それとも……。
表情が和らいだ**]
(63) 2011/02/13(Sun) 01時半頃
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懐刀 朧は、メモを貼った。
2011/02/13(Sun) 01時半頃
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……聞かれてしまったか。
[ばつが悪そうに眉根を寄せ、苦笑し]
しかし、貴方だったのはまだ幸いだ。
そうか……やはり貴方が運んでくれたか。 ともに運んでくれたというのは、貴方の友か? その者達にもあとで礼を言わねばな。
あぁ、そういえばまだ名乗ってもいなかった。 私は朧。 見矢・朧というものだ。 この村での祭りの噂を聞き、訪れた。
(77) 2011/02/13(Sun) 12時頃
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[この男は好感が持てる。 いや、好感とも少し違う気がする。
そう感じたのは、あの夜、親切を受けた為だろうか……いや、もっと他の、何か……
それが何なのかはまだ分からず。 けれど]
……実は私は、つい先日まで、油問屋で奉公していたのだが……。 そこで、ひどく醜い行いをしてしまった。
……誰も知る者の居ないどこかの地で、自ら命を絶ってしまおうかとも考えたが……できなかった。 この世に在ることに、人であることに嫌気をさしておきながら、この体たらくだ。
……だからこの地の話を聞いた時、一も二もなく、足を向けた。
もしも、本当にアヤカシと出逢えたならと。 私を、何処かへ連れ去ってくれはしないかと……。
(78) 2011/02/13(Sun) 12時半頃
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[そこまで話したところで、俯き、片手で顔を覆い]
けれど本音を言ってしまえば……。 私は今、迷っている。
私の進もうとしている道は、後戻りのきかぬ道。 踏み出す勇気が、私には足りぬ。
……いっそ。
[何かを堪えているかのように、声が、肩が、小刻みに震え始める]
いっそ、無理にでも引きずり込んでくれぬものかと……。 つい、そんな愚かなことを考えてしまう………。
[もし近付いてよく見たならば、顔を覆う手指の合間に、僅かに滴が浮かんでいることに気付けるかもしれない]
(79) 2011/02/13(Sun) 12時半頃
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……おかしな話だ。 漸く、しがらみから逃れられたというのに。
私はまた、囚われることを願っている。
[暫し沈黙し、幾分平常心を取り戻したところで、気取られぬよう袖口で涙を拭い、顔を上げ]
……ははっ。 何を話しているのだろうな、私は。
何故だろう、その藤の香の所為かもしれんな。
[笑って誤魔化す。 そういうことに、しておきたかった。
心の奥底に生まれた不可思議な感情の正体に、まだ、気付けぬが故に……**]
(82) 2011/02/13(Sun) 13時頃
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設定の続きを、今のうちにつらつらと。 まぁ経緯とかは、進行中に変更になるかもだから、適当に端折って。
18の頃、庄屋の娘と恋仲になるが、1年ともたずに破局。 その後、旦那の取り計らいで2度ほど見合い話を受けたが、どちらも破談。 原因は、今ひとつ熱意に欠ける朧の態度にもあったかもしれないが、どうやらそれだけではなく、陰で悪い噂を流されていたようだ。
それを知ったのは旦那から「若い男なのだから、遊郭での女遊びの一つや二つ、仕方のないことかもしれないが……」などと言われたからで。 だが自身には、まったくもって覚えが無く。
反論するも、相手は聞く耳を持たず。 咎めはせぬから──などと言われれば、此処を出されれば行く宛のない身故、すみませんと言うより他無く。
(-40) 2011/02/13(Sun) 17時頃
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その噂を流したのが、弟のように慕っていた萩之介だと知ったのは、20を超えて間もなくの頃。
突如想いを打ち明けられ、戸惑った。 萩之介のことは好いてはいたが、意味合いが違う。
「一度で良い」と嘆願され、それで気が済むのなら……と体を重ねた。 これが、間違い。
一度は二度、三度となり。 そしてその関係は、遂に旦那に知れることとなる。
(-41) 2011/02/13(Sun) 17時半頃
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===== 眠くなったので、続きはまた後で
(-42) 2011/02/13(Sun) 17時半頃
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ぅなー。
じたばたじたばた。
(-44) 2011/02/13(Sun) 20時頃
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あれこれ思考巡らせてたら、かなりやばくなってきた。 これやばい、どうしよ。
(-45) 2011/02/13(Sun) 20時頃
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何がやばいって、藤好きすぎるかもしらん。
いやもぅ、マジどうしよう。
(-46) 2011/02/13(Sun) 20時頃
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懐刀 朧は、メモを貼った。
2011/02/13(Sun) 21時頃
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あ、藤之助きた!
どうしよう。 始まったばっかなのに、もう末期症状なんだけど。
(-51) 2011/02/13(Sun) 22時頃
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[どれくらい話をしていただろうか。 気が付けば、空は茜に染まっていた]
……この後、何か用はあるだろうか。 もしなければ、そろそろ祭りの方へ戻ってみようと思っているのだが……ともに、どうだろうか。
(101) 2011/02/13(Sun) 22時頃
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[先程置いた団子をちらりと見て]
あぁ。 何の仕度もなしに訪れたもので……今朝、里の和菓子屋で買ってきたのだが。
藤之助、か。 あぁ、それで藤の香を。
[苗字を聞けば、油問屋にいた頃の取引先に、もしかしたら心当たりがあったかもしれないが]
(103) 2011/02/13(Sun) 22時半頃
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懐刀 朧は、メモを貼った。
2011/02/13(Sun) 22時半頃
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嫌がる人間を?
[ん、と首を傾げ]
望む者を……ではないのか? だとしたら、この地のアヤカシは、思っていたよりも随分と残酷なことをするのだな。
ならば私は、浚われることは……。
[言いかけて、ふと藤之助を見て]
いやその方が良いかもしれん。
(105) 2011/02/13(Sun) 23時頃
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懐刀 朧は、メモを貼った。
2011/02/13(Sun) 23時半頃
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そうか。 ならば無理にとは言えんな。
[ならば篝火の方までと、改めて誘い直し]
あぁ確かに、アヤカシがひとりだけとは限らんな。 そうか、色々な性分のアヤカシ……。
同じなのだな、人間と。
[やはり、この者といると、心が落ち着く。 傷付いていた心が癒されてゆくような気がする]
(111) 2011/02/13(Sun) 23時半頃
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さて。 明日の占いは、藤之助にしてみました。
がくぜんとしちゃうよー!
(-56) 2011/02/13(Sun) 23時半頃
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[すれ違う一平太>>110に、軽く会釈を返す。 睨みつけるような表情は、此方からは見えなかったが]
[去ってゆく背中を見送ると、再度藤之助の方を向き]
冷えてきた。 私達もそろそろ行かぬか?
(116) 2011/02/14(Mon) 00時半頃
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成る程、たしかに。
[もっともな意見に笑みが零れる。 そして、篝火の方へ歩を進めながら]
……このところの私は、いかにしてこの世から消え去るかばかりを考えていたが。 藤之助と会って、考えが変わった気がする。
やはり私は、まだ、この世に在りたい。
[程なく篝火の前に着けば、他の者の姿も見られるだろうか]
(121) 2011/02/14(Mon) 00時半頃
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独り言があと1111だった。
崩してしまうけどな!ヽ(゚∀゚*)ノ
(-60) 2011/02/14(Mon) 01時頃
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好奇心……。 そうだな、久しく忘れていた言葉だ。
[篝火に照らし出された藤之助の横顔を見つめ]
私は、藤之助のことをもっと知りたい。 できることなら、この祭りが終わったあとも会いたいと思う。
[早急すぎるだろうか、とも思ったが。 今までの己を変えるには良い機会だと]
惹かれてしまったようだ、私は。 藤之助に。
(123) 2011/02/14(Mon) 01時頃
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うん、わかった。 やぱり自分は、真っ直ぐな方がやりやすい。 あっとーてきに。
(-63) 2011/02/14(Mon) 01時頃
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絶望フラグ量産中
(-64) 2011/02/14(Mon) 01時頃
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おい此処に鬼が居るぞwwwwwwwwwwwwwww
(-68) 2011/02/14(Mon) 01時半頃
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懐刀 朧は、メモを貼った。
2011/02/14(Mon) 01時半頃
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春松何言うとぉのwwwwwwwwwwwwwwww
(-71) 2011/02/14(Mon) 01時半頃
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そうか、帰らねばならぬのか……。
[心底残念そうに俯く。 そこが、アヤカシの里だなどとは知らぬが故に]
ならば、せめて……。 ……。 …………!
[せめて、この祭りの間だけでも……と言おうとしたところで、続けられた言葉に目を見開き]
それは、真か……?!
(135) 2011/02/14(Mon) 01時半頃
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[「見矢さんが…………」の後に続くかもしれない言葉が、まさか自分を奈落へと突き落とすものだなどとは気付かずに。 想いが伝わったのだと、勝手に喜び]
私のことは、朧で良い。 いや、そう呼んで欲しい。
藤之助、明日もまたこうして会うことができるだろうか。 私は明日も、供物台に顔を出す。 だから、藤之助も……。
[久しく浮かべていなかった、心の底からの笑顔を浮かべ。 藤之助がここに留まっている間は、傍らにいることだろう]
(138) 2011/02/14(Mon) 02時頃
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懐刀 朧は、メモを貼った。
2011/02/14(Mon) 02時頃
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[どれくらいそこに留まっていたかは分からないが。 藤之助が篝火の前を離れるのと同じくして、自身も祭り会場をあとにする。
その足取りは、心なしか、軽い]
祭りは、あと何日だったかな。
[祭りが終われば帰らねばならぬと、藤之助は言った。 だが、朧は決めていた。 行く宛のない身……ならば、彼とともに行こうと。 明日会ったならば、そう頼んでみようと]
それまで、アヤカシに捕まらぬよう気をつけねばな。
[ふふっと笑み、仮宿へ]
(152) 2011/02/14(Mon) 03時頃
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─仮宿─
[寝所で帯を解いていると、懐から手鏡が滑り落ちた]
おっ……と。
[拾い上げたそれは、やはり霞んでいて、顔すらろくに映らない。 とりあえず、畳んだ着物の上にそれを置き、床について瞼を閉ざすが]
……藤之助、か……。
[寝入る前のその囁きを、鏡が聞き届けてしまったことなど──今はまだ、知る由もなく──**]
(155) 2011/02/14(Mon) 03時頃
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懐刀 朧は、メモを貼った。
2011/02/14(Mon) 03時頃
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